ヨーロッパの歴史の流れを超簡単にまとめてみた
こんにちは、重悟(じゅうご)です。
世界史を勉強していると「流れがよくわからない」なんてことありませんか?
そこで今回はヨーロッパの歴史の流れを、超簡単に解説していきます。
こまかいことは置いといて、歴史のおおきな流れを理解したいという人向けに、わかりやすくまとめました。
できるだけ省略しましたが、それでも4000年以上の歴史なので、2回分にわけました。 (2回目はこちらから→ヨーロッパの歴史の流れを超簡単にまとめてみた その2)
1回目は「古代から、17世紀の海外進出」までです。
ちなみにヨーロッパ以外の、中国、インド、中東、アメリカ、日本などの歴史についても、そのうち書いていくつもりです。
2019.3追記 アジアの歴史、できました。全3回↓
- アジアの歴史の流れを超簡単にまとめてみた
- アジアの歴史の流れを超簡単にまとめてみた②
- アジアの歴史の流れを超簡単にまとめてみた③
では古代ギリシアから、ヨーロッパの歴史のおおきな流れを見ていきましょう。 スポンサーリンク
古代(~5世紀):ギリシア・ローマ時代
古代ローマの円形闘技場(コロッセウム)
古代ギリシア時代いまから4000年前にギリシア地方で文明がおこる。 なぜギリシアかというと、メソポタミア文明やエジプト文明にいちばん近かったから。 やがてギリシア各地に都市国家(ポリス)が誕生して、アテネとかスパルタが強くなる。 ↓
古代ギリシア人はめっちゃ学問好きで、数学や科学や歴史っていう学問をうみだす。 仕事や家事は奴隷にまかせっぱなし。 アテネでは「民主主義」っていう政治体制もつくりだした。 ↓
でもそのうち仲間内であらそって衰退。 そうこうしているうちにマケドニアって国がギリシアをぜんぶ支配する。 ↓
ヘレニズム時代マケドニアの王さまアレクサンドロスは大の戦争好き。 東へ遠征して、中東をぜんぶ支配する。 おかげでいまのシリアやエジプトなどもギリシア文化に染まる。
アレクサンドロスの遠征(山川 詳説世界史図録)
↓
いっぽうそのころイタリアでは、ローマという国が誕生。 ローマ人はギリシア人とちがってめっちゃ現実主義者。 「学問?それ役に立つの?それより道路や水道つくったほうがよくない?」 そんなわけでローマの支配がひろがると、ヨーロッパ中にインフラが整備されることに。 ↓
古代ローマ時代政治体制でもローマ人は現実主義者。 国がちいさいうちは王政。 国が大きくなってくると、みんなで話し合ったほうが合理的だから共和政。 もっと国が大きくなると、解決しなきゃいけない問題が多くなって話し合いではラチがあかない、だから帝政に。 イメージとしては、北朝鮮の独裁→日本の国会→アメリカの大統領制って感じ。 ↓
やがてローマは地中海中を支配する。 あとにもさきにも、ヨーロッパが統一されたのはこの時代だけ。 賢い皇帝がつづいたこともあって、200年間の平和。 ↓
でもそのあとに内乱。 北からはゲルマン人という野蛮な民族が攻めてくる。 そんなとき皇帝になったディオクレティアヌスは、力で国内をおさえこむ。 大統領が独裁者に変わったようなもの。 当然長くつづくはずもなく、ローマ帝国は東西に分裂。 ↓
476年、西ローマ帝国はゲルマン人によって滅びる。 ここから時代は中世に。 ちなみに東ローマ帝国はその後も約1000年間、ほそぼぞと生き延びます。
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中世(5~15世紀):キリスト教、十字軍
ピサのドゥオモ広場
中世ヨーロッパ世界の成立西ヨーロッパに侵入したゲルマン人は、部族ごとに国をたてる。 これがいまのドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの原型。 ↓
またゲルマン人の一派であるノルマン人(ヴァイキング)は海賊がなりわい。 北の海を荒らしまわって、いまのイギリス、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、そしてロシアの原型をつくる。 ↓
ゲルマン人じゃないけど、スラヴ人という人たちもヨーロッパに侵入して、いまの東欧諸国のもととなる。 こうしてヨーロッパはたくさんの国に分かれる。
11世末のヨーロッパ(山川 詳説世界史図録)
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ヨーロッパ世界の変容中世ヨーロッパの人たちに共通していたのはキリスト教という価値観。 ぶっちゃけふつうの人にとって国より教会のほうが大事。 だって読み書きを教わるのも教会だし、買い物も教会でひらかれる青空市場だし。 だから教会のトップ、教皇の権力は絶大。 ↓
いっぽうそのころ中東では、イスラーム教が生まれて、国とむすびついて勢力拡大。 キリスト教の聖地エルサレムもイスラームの支配下に。 「聖地をうばいかえすぞ」と教皇が音頭をとって、1096年から十字軍開始。 でも意外な抵抗にあって、7回もしたのに失敗。 教皇のメンツまるつぶれ。 ↓
それで教皇より国のほうが強くなる。 ヨーロッパ中で商業がさかんになって、ますます国は力を増す。 結果として、国どうしの大規模な戦争もしちゃう。 百年戦争とか。 ここからヨーロッパは第2次世界大戦まで、ずーっと国どうしの戦争をくりかえします。
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近世(15~18世紀)の前半:ルネサンス、宗教改革、大航海時代
フィレンツェの街並み
ルネサンスただ、十字軍でおもわぬひろいものもあった。 それは古代ギリシア・ローマ時代の先人たちの本。 シリアやエジプトを支配したイスラーム教が持っていて、さらに発展させていた。 いわばヨーロッパ人たちは先人たちの知識を外国から逆輸入したかっこう。 ↓
「ヨーロッパ人って昔はすごかったんじゃ?」 となって、ルネサンス(再生)開始。 レオナルド・ダ・ヴィンチとか大活躍。 人間の見方も変わる。 理想的に考えるよりも、人間ありのままの姿を認めようという風潮になる。
レオナルド=ダ=ヴィンチ作「洗礼者ヨハネ」
[関連記事] イエスはどんな人間だったのか⑤ 洗礼者ヨハネのもとへ
↓
宗教改革そうなるとキリスト教は立場が悪い。 現実を肯定されたら宗教の出番がないから。 ただでさえ十字軍以降、教皇の権威は落ちまくっているのに。 どうにか権威をとりもどそうと、教会は各地で宗教裁判や魔女狩りを実施。 理由もないのに「おまえは魔女だ」とされて火あぶりになる庶民続出。 ↓
そんなとき、教皇レオ10世が 「おれの家を大改修するから、みんな贖宥状(免罪符)を買ってお金出してね。買うと天国に行けるよ」と発表。 これにルターがブチ切れ。 「もう教会の権威なんて認めない。聖書だけあればいい」 と言って、宗教改革開始。
教皇のおうち (サン=ピエトロ大聖堂)
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教会に反対する人たちは「プロテスタント(抗議する人)」なんて呼ばれたけど、支持をひろげてヨーロッパ北部に拡大。 いっぽうの教会もヨーロッパ南部を中心にけっこう盛り返す。 ちなみに盛り返し運動でがんばったのが、フランシスコ・ザビエルが所属するイエズス会とか。 こうしてドイツなどはプロテスタントの国に。 イタリアやスペイン、ポルトガルなどは旧来のカトリックの国に分かれる。 ↓
大航海時代
ところで、ゲルマン人たちは昔から肉が大好き。 中世にはアジアから香辛料(コショウとか)が入ってきて、 「肉にコショウかけて食ったらバカうま!」。 でも当時の香辛料はものすごく高価。 アジアから運ぶのに、イスラーム商人がマージンをとって、地中海ではイタリア商人がまたマージンをとるから。 ↓
ここで、ポルトガルとスペインの王さまが立ち上がる。 「アジアに直接行って香辛料をとってきたら、ものすごく儲かりそう」。 こうして大航海時代がはじまる。 なぜポルトガルとスペインだったかというと、ちょうどこのころイスラーム勢力を追い出して血気盛んだったから。また大西洋に近かったから。 なぜ15世紀末だったかというと、羅針盤が改良されて、高速船も発明されて、舞台がととのっていたから。 ↓
ポルトガルはアフリカの南をまわってアジアへ。 船旅で半分以上の船員が死んだけど、香辛料をもってかえったら利益率がなんと500パーセント以上。 一攫千金を夢見て多くの船乗りがアジアへ。 ちなみにこの船にのってザビエルもインド→東南アジア→日本に来て布教。 ↓
いっぽうのスペインは 「地球は丸いから西まわりで行ったほうが早くね?」 ってことで、コロンブスを派遣。 予想どおりインドに着いて、現地の人々を「インド人(インディアン)」と呼んだけど、あとからじつは新大陸だったことに気づく。 「新大陸にも香辛料(チリとか)あるやんけ」ってことで、スペインは支配にのりだす。 それでインカ帝国やアステカ王国がほろびる。 ↓
こうしてポルトガルとスペインは大儲け。 これをみて新興国のオランダ、ついでイギリスとフランスも国をあげて海外進出にのりだす。 ここからヨーロッパは一気にお金持ちになり、資本主義が発展します。 そしてヨーロッパ中心の資本主義がすこしずつ世界を覆い尽くしていきます。
・・・1回目はここまでです。つづきは次回! →ヨーロッパの歴史の流れを超簡単にまとめてみた その2
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