「ホテル?」歌舞伎町でうずくまる老女の正体は“1回3千円の売春女性”…一人娘が独立しても老女が「立ちんぼをやめなかった」衝撃理由
- #1
- #2
文庫『路上売春』より #14
2025/11/21 ニュース 社会 読書 コピー新宿・歌舞伎町の朝、アスファルトにうずくまる老女に声をかけると、返ってきたのは「ホテルですか?」の一言──。料金3000円、“高齢たちんぼ”として路上に立つ久美さん(仮名)は、どう見ても60歳を超えている。かつては家庭のある母親だった彼女が、なぜこの街で“路上の人生”を続けることになったのか。その壮絶な半生を追った。
ノンフィクションライター・高木瑞穂氏の文庫『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。なおプライバシー保護の観点から本稿の登場人物はすべて仮名である。(全2回の1回目/続きを読む)
彼女はなぜ30年も立ちんぼを続けたのか――(写真:筆者提供) この記事の画像(96枚)◆◆◆
ADVERTISEMENT
30歳で立ちんぼに
大阪生まれ大阪育ち。地元の高校を卒業し、20歳で結婚して一女に恵まれた久美さんはそれまで、風俗とは無縁の人生を送ってきた。
ところが夫のギャンブル狂いと浮気を理由に24歳で離婚すると、女手一つで娘を育てるため若専の箱型ファッションヘルスで働くことを余儀なくされた。久美さんの記憶が曖昧で正確な時期はわからずじまいだが、そこそこの実入りを得て人並みの生活を送っていた数年後、ここでまた転機が訪れる。
「で、30歳くらいで泉の広場で立ちんぼをするようになりました。店も客も若い子のほうがいいから、ほら、いつまでも雇ってくれないでしょう」
泉の広場は大阪・梅田の地下街の一角にある、ヨーロピアン調の噴水を目印とした待ち合わせ場所である。2021年に一斉摘発があり、ここで売春をしていた当時17~64歳の女性61人が売春防止法違反で大阪府警に現行犯逮捕されて閉鎖される前までは、有名な街娼スポットでもあった。
なにもいきなり路上に立たなくても。他に雇ってくれる風俗店はなかったのだろうか。
次のページ 立ちんぼをやめない理由は… 1 2 3 次へ 関連記事 Recommended for you- 「これは本当に持って帰るよ」ヒロミが撮影現場で“ベタ惚れ”した、DIYに革命を起こす“謎のテープ”の正体とは?PR(ニチバン株式会社)
- 時価総額4倍、純利益1兆円のみずほFG。4年間で何が変わったのか。木原グループCEOが進めた“対話”と“成功体験”が生む好循環への変革PR(株式会社みずほフィナンシャルグループ)
- 没後45年の今、なぜオンワード樫山「アンクレイヴ」は作家・向田邦子をミューズに起用したのか?PR(オンワード樫山)
- 《東日本大震災から15年》福島県の“浜通り”を訪れたら…おしゃれなカフェや雑貨屋が軒を連ね賑わいをとりもどしつつあった!《現地徹底取材》PR(JR東日本)
おすすめのキーワードタグ一覧
おすすめ一覧