「人生で見た最悪の騎乗」英国の調教師夫人が世界最強馬の主戦騎手を猛批判!波紋広がる
ウィリアム・ハガス師(左)と夫人のモーリーン・ハガス氏英国のトップトレーナー、ウィリアム・ハガス調教師の夫人、モーリーン・ハガス氏のジョッキー批判が世界的な話題になっている。モーリーン・ハガス氏が批判したのは、先週土曜(18日)にオーストラリアのランドウィック競馬場(シドニー)で行われたG1、キングチャールズ3世Sでハガス厩舎のレイクフォレスト(牡4)とコンビを組んだザカリー・パートン騎手の騎乗。昨年のシドニー遠征で高額賞金競走ゴールデンイーグルを勝っている同馬は2番人気(単勝4・4倍)に支持されていたが、後方待機から最下位12着でゴールしていた。
22日の水曜にケンプトンパーク競馬場(英国)で「レーシングTV」のインタビューを受けたモーリーン・ハガス氏は「レイクフォレストはレースにまったく参加してませんでした。私のこれまでの人生で見た最悪の騎乗です。がくぜんとしました」とパートン騎手の騎乗を猛批判。「ザック(ザカリー)・パートンのことはよく知らないけど、本当にひどい。ものすごくガッカリさせられました。ゾッとしました。彼はただ臆病に乗っているだけでした。オーナーは遠征に多大な費用を払っています。私たちは英国やアイルランド、フランスでどれだけジョッキーに恵まれているのかを実感しました。土曜日にシドニーで私たちの馬に騎乗した騎手たちは本当にひどかった」と怒りに声を震わせた。
このインタビューはSNSで拡散され、世界中に波紋が広がっている。23日、オーストラリアの競馬番組「ギディーアップショー」に電話出演したパートン騎手は「彼女は酔っぱらっているのかもしれないね。もちろん、彼女には彼女の意見があり、発言するのは当然の権利です。アドバイスには感謝しますが、まだリプレイを見る時間がないんです。(香港の世界最強スプリンター、カーインライジングで勝利した)ジ・エベレストのリプレイを見るのに忙しすぎるんだ」とジョークを飛ばした後、レイクフォレストに騎乗したレースを回顧。「私は(勝った)チェオルウルフの後ろでいい位置を走っていたと思ったけど、すぐに7馬身ほど離されてしまった。スピードを上げるところで、私の馬は反応がなかったんです」と振り返り、「レースに対する彼女の見解には困惑していますが、意見すること自体は問題ありません」と冷静に対応した。
オーストラリア出身のパートン騎手は昨シーズンを含め、香港で8度のリーディングジョッキーに輝き、22日には香港競馬史上初の1900勝を達成。現在はカーインライジングの主戦騎手を務め、18日のシドニーでは芝の世界最高賞金競走「ジ・エベレスト」を制している。同日のランドウィック競馬場でW・ハガス厩舎はもう1頭、G3セントレジャーにサムホーキンスが出走し、1番人気で7着。こちらにはロマンチックウォリアーの主戦として知られる名手ジェームズ・マクドナルド騎手が騎乗していた。
ウィリアム・ハガス調教師夫人のモーリーン・ハガス氏は伝説の名手、故レスター・ピゴットの娘。今年8月にもアスコット競馬場で行われた騎手招待競走「シャーガーC」について、「騎手のレベルが例年より明らかに低い」と発言し、話題になっている。