ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」あらすじと伝えたいことを解説
ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」あらすじと伝えたいことを解説

ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」あらすじと伝えたいことを解説

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中学1年国語で学ぶヘルマンヘッセ著「少年の日の思い出」について、そのあらすじとテストで必要になるポイントを解説。

ヘルマンヘッセが物語を通して伝えたいことは何か?エーミールの視点は?僕が蝶を潰した理由は?登場人物の行動や気持ちを理解しよう!

「少年の日の思い出」のテスト対策ポイント

  1. この物語は「私」から見た前半と、客の思い出である「僕」から見た後半の2つの部分に分かれていることを理解しよう。
  2. 登場人物のセリフや行動から、気持ちがどう変わっていっているのか、なぜその人物がそのように言ったり行動したのかを読み取れるようにしよう。
  3. 登場する言葉の意味を理解しておこう。
  4. 新しく登場する漢字の読み書きを出来るようにしておこう。
  5. 作者であるドイツの小説家ヘルマン・ヘッセについてについて基本的なことを確認しておこう!
目次

目次

  • 「少年の日の思い出」登場人物(相関図)
  • 「少年の日の思い出」あらすじ
  • 教科書の全文を確認しよう
  • テスト対策ポイント①「現在」と「過去」について
  • テスト対策ポイント②登場人物の行動や気持ち
  • テスト対策ポイント③語句の意味
  • 「少年の日の思い出」作者のヘルマン・ヘッセとは
  • まとめ

「少年の日の思い出」登場人物(相関図)

「少年の日の思い出」人物相関図

「少年の日の思い出」あらすじ

「私」のところに客がやってきた。 「私」は一年前からまた始めた「ちょう集め」のことを彼に話し、ちょうの収集を見せた。しかし彼は少し見ただけでやめてしまい、彼もまた子供のころに「ちょう集め」をしていたものの、自分でその思い出をけがしてしまったと、その思い出を語り出した。ー「彼」の思い出ー 「僕(客である彼の子供の頃)」は「ちょう集め」のとりことなり、立派な道具は買ってもらえないながらも、自分で工夫して収集の道具などを用意し、楽しんでいた。しかしやはり ぜいたくな道具を持っている友人に比べて見劣みおとりする自分の収集を他人に見せる気にはなれず、珍しいちょうを手に入れても、妹たちだけに見せるだけにしていた。そんな時、とても珍しいコムラサキを捕まえ、得意のあまり隣の子供だけに見せることにした。 隣の少年は、模範的もはんてきな少年で、「僕」は好きではなかった。 その少年エーミールは、「僕」のコムラサキを珍しいと認めながらも難癖なんくせをつけた。 「僕」は二度とエーミールに獲物えものを見せることはなかった。2年後、エーミールがまだ誰も手に入れたことのないクジャクヤママユをサナギからかえしたという話を聞きつけ、「僕」はすっかり興奮してしまいエーミールのもとへ向かう。エーミールは不在で、「僕」はせめてクジャクヤママユだけでも見たいと部屋へ入る。 いざクジャクヤママユを手に取ると、そのあまりの素晴らしさに「僕」はこの宝を手に入れたいという欲望に負け、生まれて初めての盗みを犯す。部屋を出て階段を降りる途中、人の気配に驚いた「僕」はとっさに ちょうをポケットに突っ込んでしまう。 そして恐ろしくなり、もとの場所に戻そうとするが、クジャクヤママユは無惨むざんにつぶれてしまっていた。悲しい気持ちで家に戻った「僕」は、母に告白をする。 母はエーミールに謝りに行くように諭さとす。エーミールのもとへ行き、すべて話すと、エーミールは怒るわけでもなく、ただただ「僕」を軽蔑けいべつした「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」 エーミールは言う。お詫びに自分のコレクションを全て譲ると言っても、「僕」の持っているちょうは全て知っており、今回のように ちょうを酷く扱うような「僕」の収集は要いらないと言う。この時「僕」は、一度起きたことはもう償つぐないのできないものだということを悟さとった。 夜、「僕」は自分の収集箱からちょうを取り出すと、ひとつひとつ指で粉々に押しつぶした。

「少年の日の思い出」教科書の全文を確認しよう

ヘルマンヘッセ著「少年の日の思い出」の教科書全文が確認できる動画を紹介するよ。

「少年の日の思い出」の「現在」と「過去」について理解しよう

この小説は、「私」が主人公である「現在」と、「僕」が主人公である「過去(客の思い出)」の部分に分かれているよ。

「現在」の部分

現在の部分では、「私」が主人公で、「客」をおもてなししているよ。「私」が、また『ちょう集め』をはじめたという話をきっかけにして、2人で「私」のちょうの収集を見ることになったね。自分も『熱情的な ちょうの収集家』だったという「客」。でも、ちょうの収集を目にすると、すぐに戻してしまった。そして「ちょう集めにはつらい思い出がある」と、過去の思い出を語り始めるね。ここで客が語る「思い出話ばなし」が後半の「過去」の部分になっている よ。

「少年の日の思い出」前半部分の内容

  • 「私」が「客」に ちょうの収集を見せる
  • 「客」が ちょうを見るのを嫌がる
  • ちょう集めのつらい思い出を「客」が語り出す
「過去(思い出)の部分

後半の「過去」の部分では、「客」が自分の思い出を語っているね。なので、ここからは客の子供時代である「僕」が主人公になっているよ。

くまごろう本文の「僕は、八つか九つのとき、ちょう集めを始めた。」という一文から後半の「過去」の部分が始まっていることを意識しておこう。

「少年の日の思い出」後半部分の内容

  • ちょう集めに夢中な「僕」
  • 隣のエーミールから、ちょうの収集にダメ出しをされる
  • エーミールが珍しいクジャクヤママユを羽化させる
  • 「僕」がクジャクヤママユを勝手に持ち出して潰してしまう
  • 「僕」はエーミールに謝るが、エーミールは軽蔑するだけだった
  • 「僕」が集めたちょうを全て自分で潰してしまう

熱情的に ちょう集めをしていた「僕」。とても珍しいクジャクヤママユを手に入れたエーミールの話を聞いて、部屋へ勝手に入って持ち出してしまう。見つかりそうになって慌てた僕は、クジャクヤママユをポケットに突っ込んで潰してしまったんだよね。「僕」は正直にエーミールにうちあけるよ。でも、エーミールは怒るわけでもなく「僕」のことをただ「軽蔑けいべつ」したんだ。かわりに自分の持っているコレクションを譲ゆずろうとしても、エーミールには「僕」の収集なんか要いらないと拒絶きょぜつされてしまった。「僕」は一度起きたことはもう償つぐないできないと悟さとって、自分の ちょうを全て指で粉々につぶしてしまったんだね。

「少年の日の思い出」登場人物の行動と気持ちを理解しよう

くまごろうとくにテストで出る可能性が高い部分をひとつひとつ確認していくよ。なぜ「客」は、「もう結構」と言って「私」のちょうを戻して箱の蓋ふたを閉じたのか客ちょうを見ると、つらい思い出がよみがえってしまうから、もう見たくなかったんだ

「私」の友人である「客」は、自分も少年の頃は「ちょうの熱情的な収集家」だった。でも、その思い出は自分で汚けがしてしまっていて、「私」のちょうを見ることで、その汚された思い出がよみがえってしまうから、「もう、結構けっこう」(つまり、「もう見たくない」ということ)と言ってちょうを元に戻したんだね。

なぜ「僕」は、自分の収集を仲間に見せずに自分の妹たちだけに見せていたのか僕みんなの収集道具は立派でぜいたくなのに、僕のは幼稚だから恥ずかしかったんだ

ちょう集めの仲間である他の者は、ぜいたくなものを持っていた。でも「僕」の両親は立派りっぱな道具をくれなかったんだよね。だから恥ずかしくて自分の幼稚ようちな設備せつびを自慢することができなかったんだね。

なぜ妹以外には収集を見せない「僕」が、捕まえたコムラサキのことは隣の子供に見せたのか僕珍しいコムラサキをせっかく捕まえたんだから、誰かに見せたくなったんだ

「僕」が捕つかまえた青いコムラサキは、「僕」が住んでいたところでは珍しいちょうだった。だから、得意のあまり誰かに見せたくなって、「せめて隣の子供にだけは見せよう」と考えたんだね。この「隣の子供」というのが、エーミールだね。

なぜ「僕」は隣の子供のことを妬ねたみ、嘆賞たんしょうしながら憎んでいたのか僕なんでもカンペキだなんて、イヤなやつ!!

隣の子供(エーミール)は先生の息子で、非ひの打うちどころがなかった(欠点がなく完璧かんぺきということ)。エーミールの収集はこぎれいで、手入れも正確で、珍しい技術も持っていて・・・ まさに「模範もはん少年」。子供なのに「非の打ちどころがない」だなんて、「僕」にとっては気味が悪いものだったんだ。カンタンに言えば、「出来過ぎて気に食わないヤツ」といったところだね。「嘆賞たんしょう」とは、「感心してほめること」という意味。つまり、「僕」のエーミールに対しての気持ちは、

  • 収集がこぎれい、手入れも正確、珍しい技術→感心してほめたい気持ち
  • 欠点がなく完璧すぎる→完璧すぎて妬ねたましい
  • 欠点がなく完璧すぎる→子供のくせに・・なんだか憎にくらしい

こんな複雑な感情が混ざっているんだね。

なぜ「僕」は隣の子供(エーミール)に二度と獲物を見せなかったのか僕だってせっかくのコムラサキに難癖をつけてきたんだ。もう二度と見せてなんかやらないよ!

「僕」がせっかく捕まえた珍しいコムラサキを見せたのに、隣の子供(エーミール)は「珍しい」と認めはしたものの、そのコムラサキの欠陥けっかんを発見したり展翅てんしの仕方が悪いと難癖なんくせをつけたよ。このせいで、コムラサキを捕まえて嬉しかった「僕」の気持ちは台無しになってしまったね。珍しいコムラサキを捕まえて得意とくいになっていたのに、それをけなされたら「もう二度と見せてやるもんか!」と思ってしまうよね。

「展翅てんし」とは?

なぜ「僕」はエーミールのクジャクヤママユを盗んでしまったのか僕クジャクヤママユの有名な斑点を見たら、あまりに美しくて「手に入れたい」と思ってしまったんだ・・・「盗むつもり」はなかったんだよ。

「僕」たち『ちょう集めをしている仲間』の中で、クジャクヤママユを捕とらえた者はまだいなかった。「僕」も、クジャクヤママユのことは本の挿絵さしえで見たことがあるだけだった。そんなクジャクヤママユは、「僕」にとって“熱烈ねつれつに欲しいもの”だったんだね。

その珍しいクジャクヤママユを、エーミールが「さなぎからかえした」という話をきいた僕。見たいと思うのは当たり前だよね。

たろう「僕」は、もともとはただ「見せてもらう」つもりでエーミールの部屋へ行ったんだね。

でも、エーミールは家にいなかった。どうしてもクジャクヤママユのことを見たかった「僕」は、勝手にエーミールの部屋に入ってしまう。そして「展翅板てんしばん」にまだ留とめられていたクジャクヤママユを見つけるよ。でも、クジャクヤママユの1番の特徴である「四つの大きな斑点」が、展翅てんしするための細長い紙で隠れてしまっていて見ることができなかった。そこで「僕」は、クジャクヤママユをおさえていた紙切れを取り除くために、留め針を抜いてしまう。そしてとうとう斑点を目にすると、その美しさに、どうしても「この宝を手に入れたい」という気持ちに逆さからえなくなってしまって、クジャクヤママユを持ち出してしまったんだよ

くまごろう【ポイント】この時の「僕」は、純粋じゅんすいに「手に入れたい」という気持ちだけで持ち出してしまっているよ。それが「盗む」ことだということは意識していないね。だから、不安や罪悪感ざいあくかんはなく、「大きな満足感まんぞくかん」しか感じていないんだ。なぜ「僕」は、クジャクヤママユを上着のポケットに突っ込んでしまったのか僕見つかったら大変だ!!と思ってあわててしまったんだ。

「手に入れたい」という気持ちだけで、思わずクジャクヤママユを持ち出してしまった「僕」。でも、エーミールの家の女中じょちゅうが階段を上がってくる音を聞いて、ハッと我われにかえったね。「自分は盗みをしてしまった」という事をあらためて理解して、大きな不安に襲おそわれるよ。そして、「見つかったら大変だ!」と咄嗟とっさにクジャクヤママユを上着のポケットに隠してしまったというわけだね。

なぜ「僕」はエーミールの部屋へ引き返したのか

我にかえった「僕」は、「自分は盗みをしてしまった」という恐ろしい事実に気がついた。その不安と罪悪感にたえられなくて、「ちょうを元に戻さなくては」と思って部屋へ引き返したんだね。

くまごろうでも、ポケットに突っ込んだせいで、クジャクヤママユは潰れてしまっていたね…。「僕」が母へ告白をした時の「母」の気持ちお母さん私に自分の罪を正直に話すことは、この子にとって十分つらいことよね

「僕」が盗みをしてしまったことをお母さんに告白すると、お母さんは驚いて悲しんだ。でも、「僕」を叱りつけたりすることは無かったね。これは、「僕」が自分の犯してしまった罪についてお母さんに告白すること自体が、どんな罰を受けるよりも もう十分「僕」にとって辛いことだということを分かっていたからだね。

そして「僕」にこれからどうするべきかを助言してくれたね。

たろう「僕」のためを思って、罪を償うために誠意せいいをもって対応すべき、と教えてくれたんだね。なかなか謝りに行くことができない「僕」の気持ちは?僕エーミールは、どうせ僕のことなんて信じないに決まっている…

なぜ「僕」は、なかなかエーミールのところへ謝りに行くことが出来なかったのか。

エーミールのところではなく、相手がほかの友達だったら、すぐに謝りに行けたんだよね。エーミールのところへ行きづらい理由は、エーミールはどうせ、「自分(僕)の事を信じてはくれないだろう」と思っていたからだね。

くまごろう何を「信じる」のかというと、「僕」がはじめからクジャクヤママユを盗むつもりなんてなくて、ただ見てみたかっただけだったということ。

さらに、どうしても欲しくなってしまって持ち出してしまっただけで、潰つぶしてしまったのもワザとではなかったということだね。

なぜエーミールは「僕」を怒鳴りつけなかったのかエーミールだって、こんなヤツに怒ったって、仕方ないさ

「僕」の告白を聞いたエーミールは、「ちえ。」と舌打したうちしただけで、怒ったり怒鳴りつけたりすることはなかったね。とはいえ、エーミールは、クジャクヤママユを潰されてしまったことを怒っていなかったワケではないよ。エーミールは「僕」のことを、「盗み」をするような卑怯なやつで、大切なちょうを潰してしまうような「ちょうの扱いまでひどいやつ」と決めつけて軽蔑けいべつしたんだ。つまり、「こんな卑怯なやつに怒ったって仕方ない、怒る価値もない」と思ったんだね。

たろう怒ってさえももらえないなんて、余計に辛いよね・・。くまごろうこのときのエーミールの「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」というセリフは、『トラウマになった国語の教科書の話』として有名で、今でもネタとして使われることが多いんだって。 自分の手でちょうを全て押しつぶしてしまった「僕」の気持ち僕自分で自分を罰するためだよテスト注意報せっかく今まで集めた自分のちょうを、全て押しつぶしてしまった時の僕は、どんな気持ちだったかを答える問題はテストでよく出るよ!!しっかりおさえよう!

「僕」は、何とかして償つぐないをしようと、自分のおもちゃや収集を全てエーミールへ譲ゆずろうとしたりした。でもエーミールは、それを全て拒絶したね。「僕」は本当は「盗むつもりで部屋に入った」わけでもなかったし、もちろんクジャクヤママユをわざと潰してしまったわけでもなかった。でも、エーミールは聞く耳も持たず「僕」のことを悪漢あっかんで、ちょうを酷ひどい扱いするヤツだと決めつけてしまった。「僕」は、「一度起きてしまったことはもう償えない」、「もうどうしょうもない」と絶望したんだ。そして「僕」の収集はエーミールにとって「価値がないもの」と言われてしまったようなものだったんだ。だから「僕」は、自分の手で自分のちょうを全て押しつぶしてしまうことで、自分で自分を罰したんだ。そして、同時に「もうちょう集めはしない」と心に決めたんだね。

「少年の日の思い出」の物語が伝えたいこと

作品の中では、はっきりと「伝えたいこと」として書かれてはいないけれど、このお話を通して読者が考えさせられるのは、「一度起きたことは、もう償いができない」「壊れたものは元には戻らない」「失った信用は戻らない」ということだね。「僕」は、何もかも完璧なエーミールのことを妬ましく憎んでいたね。もし、「僕」がエーミールに対してもっと素直な気持ちを持てていたら、クジャクヤママユを勝手に見てしまったり、潰してしまったりすることもなかったかもしれないよね。大人になった「私」は、まだ自分が子供で未熟だったころを思い返して、反省しているのかもしれないね。

「少年の日の思い出」テスト対策ポイント③ 登場する語句の意味を確認しよう!

くまごろうテストでは、難しい言葉の意味を聞かれることもあるので、しっかりと確認しておこう!

※「少年の日の思い出」の中で使われている意味を紹介しているので注意してね。

語句語句の意味色あせる【意味】色が薄くなって、くすんで見えること。【本文】窓の外には、色あせた湖が・・よみがえる【意味】再び戻ってくること。【本文】自分の幼年時代のいろいろの習慣や楽しみ事が、またよみがえってきたよ。たちまち【意味】非常に短い時間のこと。【本文】たちまち外の景色は闇に沈んでしまい・・そそる【意味】ある感情や、行動を起こすように誘うこと。【本文】幼年時代の思い出を強くそそられるものはない。熱情【意味】激しい、熱い思いのこと。【本文】熱情的な収集家だったものだ。けがす【意味】美しいもの、清らかなものをきたなくしてしまうこと。【本文】残念ながら自分でその思い出をけがしてしまった。打ち込む【意味】なにか物事に熱中して取り組むこと。【本文】僕は全くこの遊戯ゆうぎのとりこになり、ひどく心を打ち込んでしまい・・身にしみる【意味】しみじみと深く感じること。【本文】あの熱情が身にしみて感じられる。むさぼる【意味】あまりに夢中になってしまって、自分を忘れてしまうこと。(本来は欲深く望むという意味)【本文】あのなんともいえない、むさぼるような、うっとりした感じに襲われる。微妙【意味】細かく複雑なので、カンタンには言い表せない様子のこと。【本文】そうした微妙な喜びと、激しい欲望との入り交じった気持ちは・・展翅てんし【意味】昆虫を標本にするために、羽を広げて板に留めること。非の打ちどころがない【意味】完璧で、欠点が全くないこと。【本文】この少年は、非の打ちどころがないという悪徳をもっていた。悪徳あくとく【意味】人の道にそむく心や行いのこと。【本文】この少年は、非の打ちどころがないという悪徳をもっていた。※本当は「非の打ちどころがない」ということは悪いことではないけれど、「僕」から見て、子供なのに非の打ちどころがないなんて、おかしいとか、ズルいという感覚からこういう使われかたをしている。果はたして【意味】思っていたとおり・案の定。【本文】果たしてそこにあった。あいにく【意味】具合が悪いことに・都合の悪いことに。【本文】あいにく、あの有名な斑点だけは見られなかった。さしずめ【意味】さしあたって・今の局面で、つまり。【本文】さしずめ僕は、大きな満足感のほか何も感じていなかった。良心【意味】悪をしりぞける、正く行動しようとする心。【本文】その瞬間に、僕の良心は目覚めた。下劣げれつ【意味】人間性や考え方が下品なこと。【本文】自分は盗みをした、下劣なやつだということを悟った。・・・ばかり【意味】今にも〇〇しそうな様子【本文】そして、泣かんばかりだった。忍しのぶ【意味】我慢すること・耐えること。【本文】この告白が、どんな罰を忍ぶことより・・おそらく【意味】きっと・多分【本文】おそらく全然信じようともしないだろうということを・・丹念たんねん【意味】心を込めて取り扱うこと。【本文】壊れた羽は丹念に広げられ・・・・・よしもない【意味】方法がない・手段がないこと。【本文】しかし、それは直すよしもなかった。冷淡れいたん【意味】興味を持たず、同情する心ももたない様子【本文】彼は冷淡に構え、以前僕をただ軽蔑的に見つめていたので・・・・・を盾に【意味】○○を理由にして。【本文】冷然と、正義を盾に、あなどるように僕の前に立っていた。あなどる【意味】馬鹿にして軽く見ること。【本文】あなどるように僕の前に立っていた。根掘り葉掘り【意味】細かいところまで何もかも残らず【本文】母が根掘り葉掘りきこうとしないで、僕にキスだけして・・

「少年の日の思い出」 作者のヘルマン・ヘッセとは

くまごろう学校によっては、作者の名前や職業、「少年の日の思い出」以外の代表作を答える問題が出ることもあるので、覚えておくと安心だよ!「少年の日の思い出」作者作者のヘルマン・ヘッセは、ドイツの詩人・小説家。 ノーベル文学賞を受賞しているよ。 他の有名な作品には、「郷愁きょうしゅう」「車輪の下」「青春はうるわし」「デミアン」「がらす玉演戯えんぎ」などがあるよ。

「少年の日の思い出」テスト対策ポイントまとめ

  • まずはあらすじを読んで物語の流れをつかもう
  • 物語は、「私」と「客」が登場する「現在」を書いた前半と、「僕」が主人公になる客の過去の部分の後半に分かれている。
  • 登場人物の行動や気持ちを細かく理解しておこう。
  • 物語に登場する語句の意味を理解しておこう。
  • 作者であるドイツの小説家ヘルマン・ヘッセについて基本的なことを確認しておこう。
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