電動リールの手入れ注意点を聞いた…常温の真水で海水の塩分を洗い流し陰干しを
電動リールの手入れ注意点を聞いた…常温の真水で海水の塩分を洗い流し陰干しを 2020年4月15日 10時0分スポーツ報知長く釣り具を快適に使うために大切なのが、メンテナンスだ。海釣りではどうしても釣り具に海水がかかる。リールをそのまま放置すると、塩の結晶が道糸やリールの細部に付き、サビや塩がみの原因になる。これらを防止するためには、水洗いが最適だ。そこで意外と知らない注意点や要領をキャスティング品川シーサイド店のサービス担当・二瓶大さん(28)に聞いた。
今回は船釣りで多くの人が使う電動リールについて水洗いの方法や注意点などを聞いてみた。
―なぜ、使用後の水洗いが大切なのか?
二瓶さん「リールは金属部品が多く、サビに弱いです。塩の影響でサビと塩の結晶の固着や回転不良が起きます。まず真水で海水の塩分を洗い流すことが大事です」
―水洗いの方法は?
二瓶さん「ドラグに水が入らないようにきつく締め、電源コネクターにキャップをかぶせます。上部から手を洗う程度の量の常温のシャワーをかけます。スプールを回したり、ハンドルノブの付け根やクラッチを動かし隙間に入った海水や汚れをきれいに流します。さらにザルや台の上に平らに置き、シャワーを上からかけ流し、スプールの周りや道糸などに染み込んだ塩分を取ります」
―水洗い時の注意点は?
二瓶さん「リールを上下逆さまや横にして、シャワーをかけないことです。逆さまなどにして水を掛けると、水抜き穴などから水が入り、水没した状態と同様になります。基盤やモーターなどのトラブルの原因なります」
―温水で洗ったほうが汚れや塩分がよく落ちそうだが、なぜ常温なのか?
二瓶さん「温水で洗うとリールの可動部分にあるオイルやグリスが溶けて流れ落ちてしまいます。これもリールを傷める原因につながります」
―洗い終わった後の処置は?
二瓶さん「洗浄後は軽く振って細部に残った水分を落とし、柔らかい布で残った水分をきれいに拭き取ります。乾燥させる時は、リールのドラグを緩め、タオルなどの上に平らに置き、内部に入った水が下面の水抜き穴から出るようにします。1~2日間、陰干しすれば終了です」
―ベストな状態で長く使うには?
二瓶「1~2年に一度はメーカーのオーバーホールをおすすめします。巻いた時にゴリゴリ感や異音が出たら、すぐに点検に出してください。早めの対応で良い状態を維持できます」(田中 清)
◆修理代高額も
メンテナンスに持ち込まれるリールは、稼働不良が多いという。見た目はきれいだが、使用後そのまま放置したり、水に漬けて丸洗いして、内部に水が入ったり、長い間に内部が固着し動きが悪くなるトラブルが目立つとのこと。コネクターやコード内の腐食による接触不良などもある。
釣りが終わると、その場で海水の入ったバケツやタライにリールを漬けて汚れを落とすという人が電動リールの修理に来たことも。修理代は新品同様の高額になることもあるので、くれぐれも注意が必要だ。簡単な対策はペットボトルに水道水を入れ1~2リットル持参し、釣り終了時に船上でリールや竿に付いた海水を流すといい。
【次回】スピニングリールやベイトリールの洗浄や簡単なメンテナンス法を紹介する。
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