世界陸上東京大会“最強リレー侍”が熟練の技で3大会ぶりのメダル獲得へ…400メートルリレー
世界陸上東京大会“最強リレー侍”が熟練の技で3大会ぶりのメダル獲得へ…400メートルリレー

世界陸上東京大会“最強リレー侍”が熟練の技で3大会ぶりのメダル獲得へ…400メートルリレー

世界陸上東京大会“最強リレー侍”が熟練の技で3大会ぶりのメダル獲得へ…400メートルリレー 2025/09/07 15:00 #世界陸上 保存して後で読む スクラップ機能は読者会員限定です(記事を保存) スクラップ機能について 読者会員に登録 読者会員の方はログイン 閉じる メモ入力 -最大400文字まで キャンセル 完了

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 陸上の世界選手権東京大会は9月13日に国立競技場を主会場に開幕する。東京での開催は34年ぶりとなる大会で注目される競技の見どころに迫る。(編集委員 千葉直樹)

リレー男子代表は5人が参加標準記録クリア

2019年世界選手権ドーハ大会、日本は37秒43の日本新記録(アジア新記録)で2大会連続の銅メダルとなった

 21日の最終日の最終種目として決勝が行われる男子の400メートルリレーで日本は3大会ぶりの表彰台を目指す。リレー代表は桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・ハキーム(東レ)、守祐陽(大東文化大)の100メートル代表3人と日本選手権の上位選手に加え、パリ五輪200メートルで準決勝進出の鵜沢飛羽(JAL)、アジア選手権王者の柳田大輝(東洋大)、7月の全国高校総体で10秒00をマークした清水空跳(石川・星稜高)も入った。リレーは種目に関係なく、大会の登録選手は誰でも出場ができ、柳田と清水も400リレーの要員として混合1600メートルリレーに登録された。山崎一彦・日本陸連強化委員長は「メダルを取るため選択肢を増やす」と説明し、選手団最年少となる16歳の清水については「未知数(の力)に期待したい」と語った。

 4人のランナーが100メートルずつバトンをつなぐ400メートルリレーは日本のお家芸と言われる種目だ。男子の日本記録は19年世界選手権で銅メダルを獲得した時の37秒43。オリンピックと世界選手権で2つずつのメダルを含む入賞の常連として強豪国と互角に戦ってきた健闘を支えてきたのは、世界最高レベルまで磨いてきた日本の「技」だ。

バトンパスでの「利得距離」とは

 400リレーでのバトンパスはテイクオーバーゾーン内で行い、2人の走者が走りながらバトンをパスする過程で、スピードが落ちなければタイムは縮まる。

 日本が2000年代になって取り入れたのが、渡す側が下から上にバトンを入れる「アンダーハンドパス」だ。それまでの「オーバーハンドパス」では腕を背中の後ろに大きく上げて固定した状態でバトンをもらうために姿勢が崩れて走りにくくなるが、アンダーハンドパスでは腕を上げない分、走る姿勢を大きく崩すことなく受け取れて、加速しやすいというメリットがある。

 バトンの受け手は、アンダーでは手のひらを下に、オーバーでは手のひらを上に向ける。バトンパスの際の走者間の距離を「利得距離」というが、オーバーハンドでは、受け手が手を水平に伸ばす分、走らなくて済む距離が長く得られてタイムを短縮できる。アンダーハンドでは利得距離を稼げないが、2人が近づくのでパス失敗のリスクは減る。それぞれ長所と短所があるが、日本はアクセルを踏み続けて加速を重視するアンダーハンドパスを生命線として、その技を磨きながら、なおかつ利得距離も得られるような進化系へと改良を重ねてきた。

3走桐生・4走鵜沢…「自国開催でしっかりメダルを」

バトンパスの際の走者間の距離を「利得距離」という(2024年パリ五輪男子400Mリレーの決勝で、3走桐生祥秀からアンカー上山紘輝へのパス)

 今回のリレーメンバーには、世界選手権の参加標準記録(10秒00)をクリアした選手が5人いる。9秒台の自己ベストを持つ選手も3人。さらに、200メートルで日本人初の19秒台への期待もかかる鵜沢など、最高レベルのメンバーがそろった。個々のパフォーマンスを生かすためにも、スタートダッシュの良い選手、直線に強い選手、コーナーリングの上手な選手など、4人の走順をどう配置するかが重要で、加速を最大限に引き出すギリギリのバトンパスで攻める必要がある。

 日本男子は世界選手権で2017年ロンドン大会(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)、19年ドーハ大会(多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・ハキーム)で連続銅メダルを獲得。国立競技場で行われた21年東京オリンピックの決勝では、バトンパスに失敗して途中棄権となる苦い経験もあった。「リレー侍」たちが地元開催の世界選手権で3大会ぶりのメダル獲得に挑む。

 注目の走順について、短距離担当の信岡沙希重コーチは、それぞれ100、200メートルで日本選手権を制して代表入りした桐生祥秀を3走、鵜沢をアンカーに配する構想を明らかにし、「2人が間違いなく軸になる」と期待。今季に自身2度目の9秒台を出すなど絶好調の桐生は「自国開催でしっかりメダルを取りたい」、鵜沢は「桐生さんから受け取れるのは安心感が大きい。僕のところでメダルの色が変わる」と意気込んでいる。

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