関係代名詞の用法(非制限用法と制限用法)
関係代名詞の用法(非制限用法と制限用法)
目次
- 関係代名詞の2つの用法
- 非制限用法(継続用法)の意味と特徴
- 文の後半にある非制限用法
- 文の中間にある非制限用法
- 制限用法と非制限用法の落とし穴
- 意味がほとんど変わらないパターン
- 意味が大幅に変わるパターン
- 制限用法(限定用法)の意味と特徴
1.関係代名詞の2つの用法
関係代名詞には以下の2つの用法があります。
・制限用法(限定用法) ・非制限用法(継続用法)
それぞれの特徴をしっかりとつかみ、区別できるようになって下さい。
2つの用法を詳しく解説する前に、まずは次の2つ文を見比べて下さい。
・「彼は僕の40歳の父です。」 ・「彼は僕の父で40歳です。」
一見すると両方とも普通の文に見えますが、実は上の文だと、
「彼は僕の40歳の父です。」 → では50歳の父もいるの?
このように、父が何人もいることになってしまいます。 一方、「彼は僕の父で40歳です。」の文は何の問題もありません。お父さんは1人です。
これらの2文をそれぞれ英語にするとこうなります。
[制限用法(限定用法)] 「彼は僕の40歳の父です。」 He is my father who is forty years old.
[非制限用法(継続用法)] 「彼は僕の40歳の父です。」
He is my father, who is forty years old.
このように、非制限用法はコンマ( , )を付けて表します。それでは、2つの用法を表にまとめます。
制限用法 非制限用法 役割 先行詞の範囲を制限する。 先行詞を補足説明する。 コンマ × ○ 関係代名詞 who, which, that の3種類。どれでも可。 who, which の2種類。that は不可。 省略 目的格のみ省略可。 すべて省略不可。
2.非制限用法(継続用法)の意味と特徴
非制限用法は文の後半に使われたり、中間に挿入する形でも使われたりします。 また、使われる位置によって意味も少し違ってきます。後半と中間で使われた場合をチェックしていきます。
1 文の後半にある非制限用法特徴は、
and, because, but+主語+動詞〜
に書き換えられることが多いことです。
例文: I bought a book, which is written by Tolstoy. = I bought a book, and it is written by Tolstoy. (私は本を買いました、それはトルストイによって書かれた本です。)
I like him, who is kind to everyone. = I like him, because he is kind to everyone. (私は彼が好きだ、なぜなら彼はみんなに優しいからだ。)
I went to the zoo to see pandas, which you will get to like. = I went to the zoo to see pandas, and you will get to like it. (私は動物園にパンダを鑑賞しに行きました、あなたはきっとそれが好きになりますよ。)
どうですか?非制限用法の訳が分からなければ、とりあえず and (そして)で訳してみて下さい。たいていは and でいけると思います。
2 文の中間にある非制限用法特徴は、
and, because, but+主語+動詞〜
に書き換えられることが多いことです。 後半にある文にくらべて、because の頻度が高いです。 なお非制限用法は、中間にある場合が圧倒的に多いです。念入りに学習して下さい。
例文: I returned the goods, which were defective, to the shop. = I returned the goods, because they were defective, to the shop. (私は商品を不良品だったので店に返品した。)
My father, who lives in Hokkaido, showed me around Sapporo. = My father, and he lives in Hokkaido, showed me around Sapporo. (私の父は、北海道に住んでいるが、札幌周辺を案内してくれました。)
使いこなせると非常に便利な表現です。日記等をつけるとすぐに感覚がつかめると思います。
3.制限用法と非制限用法の落とし穴
この2つの意味の違いは、「意味の違いを詳しく述べなさい。」というような形でよくテストに出題されます。
なぜなら同じ文でも、制限用法と非制限用法で「意味がほとんど変わらない文」と「大幅に変わる文」があるからです。
意味が変わらないかどうかは、2で学んだ書き換えをするとはっきりします。
1 意味がほとんど変わらないパターン例文: [制限用法] I give him a CD which I bought yesterday. (私は昨日買ったCDを彼にあげます。)
[非制限用法] I give him a CD, which I bought yesterday.
[書き換え] I give him a CD, and I bought it yesterday. (私は彼にCDをあげます、そしてそれは昨日買ったものです。)
日本語訳が少し違いますが、内容は一緒です。
2 意味が大幅に変わるパターン例文: [制限用法] In the class there were few students who had PS5. (クラスには、PS5を持っている生徒はほとんどいなかった。)
[非制限用法] In the class there were few students, who had PS5.
[書き換え] In the class there were few students, but they had PS5. (クラスにはほとんど生徒はいなかった、しかしその全員がPS5を持っていた。)
これらの文は全く意味が違います。制限用法と非制限用法の意味の違いを問われたら、まずは書き換えをしてから考えるようにして下さい。
4.制限用法(限定用法)の意味と特徴
制限用法(限定用法)とは、皆さんが中学で習う関係代名詞のことです。ここでの説明は省略させて頂きます。詳しくは >> 関係代名詞 をご覧下さい。)
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