【中学国語】テストによく出る故事成語一覧&意味・例文・実践問題付き!
「故事成語」についてまとめています。故事成語は、定期テストや入試で頻出の重要な知識のひとつです。意味をしっかり理解し、正しく使えるようになることで、読解力や表現力も向上します。しかし、「漢字が難しくて覚えにくい…」「意味は知っているけど、使い方がわからない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、中学国語のテストによく出る故事成語を厳選し、意味・例文とともにわかりやすく解説します。さらに、実践問題を用意しているので、理解度をチェックしながら効率よく学習できます!しっかり復習して、テスト本番で高得点を狙いましょう!
私たちが日常使っている言葉には、中国の古典に由来すものがたくさんあります。そのうち、故事を背景にもっているものを故事成語いいます。 目次- 入試によく出る「故事成語」
- 推敲
- 蛇足
- 四面楚歌
- 圧巻
- 烏合の衆
- 臥薪嘗胆
- 画竜点睛
- 杞憂
- 漁夫の利
- 蛍雪の功
- 呉越同舟
- 五十歩百歩
- 塞翁が馬
- 他山の石
- 登竜門
- 背水の陣
- 白眼視
- 覆水盆に返らず
- 羊頭狗肉
- 竜頭蛇尾
- 一炊の夢
- 膾炙
- 鶴首
- 鼎の軽重を問う
- 肝胆相照らす
- 完璧
- 木に縁って魚を求む
- 麒麟児
- 九牛の一毛
- 玉石混交
- 捲土重来
- 紅一点
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 守株
- 春秋に富む
- 杜撰
- 朝三暮四
- 角を矯めて牛を殺す
- 南船北馬
- 【対策問題】故事成語
- 【解答】故事成語
入試によく出る「故事成語」
たとえば、「矛盾」という言葉は、「韓非子」という書物に書かれた故事がもとになっています。どんな故事だったかといえば、楚の国の人で、矛と盾を売っている人がいました。その人は。「私の盾の堅いことといったら、これを突き通せるものはない。」といい、また、「私の矛の鋭いことといったら、どんなものでも通せないものはない。」といった。
そこで、ある人が「あなたの矛で、あなたの盾をつき通すとどうなるのか?」と尋ねた。その人は、答えることができなかったという話です。ここから、「矛盾」。つまり、つじつまが合わない意味で使われるようになります。
それでは、そのほかの故事成語の例をみていきましょう。
推敲読み:すいこう 意味:文章などの字句を練ること。
<例文>作文の推敲を重ねる。 蛇足読み:だそく 意味:余計なもの。
<例文>この説明は蛇足だ。 四面楚歌読み:しめんそか 意味:周囲が敵ばかりで、味方がいないこと。
<例文>四面楚歌の状態だ。 圧巻読み:あっかん 意味:本や作品の中で最も優れているところ。
<例文>この小説の中で圧巻だったのは、戦闘シーンだ。 烏合の衆読み:うごうのしゅう 意味:規律も統一もなく集まった人々。
<例文>敵の軍隊は烏合の衆にすぎなかった。 臥薪嘗胆読み:がしんしょうたん 意味:復讐や目的達成のため、自分にしれんを課し、長い間苦労を重ねること。
<例文>臥薪嘗胆の努力の結果、大会で優勝する。 画竜点睛読み:がりょうてんせい 意味:物事を仕上げるのに、最後に加える大切な点のこと。
<例文>最後の詰めが甘く、画竜点睛を欠く結果となった。 杞憂読み:きゆう 意味:取り越し苦労。無用の心配。
<例文>とても心配したが、杞憂に終わった。 漁夫の利読み:ぎょふのり 意味:二者が争っているすきに、第三者が利益をとこどりすること。
<例文>我々の争いで、漁夫の利を得るものが現れるだろう。 蛍雪の功読み:けいせつのこう 意味:苦労して学問にはげむこと。
<例文>蛍雪の功を積むことで見事難関大学に合格した。 呉越同舟読み:ごえつどうしゅう 意味:仲の悪い者同士が、同じ場所に居合わせること。敵同士が協力し合うこと。
<例文>嫌な奴だが、呉越同舟で行こう。 五十歩百歩読み:ごじゅっぽひゃっぽ 意味:似たり寄ったりで、大差のないこと。
<例文>みんなの技術はさほど変わらない、五十歩百歩だ。 塞翁が馬読み:さいおうがうま 意味:人生の幸・不幸は予測できないということ。
<例文>人生万事塞翁が馬、くよくよするな。 他山の石読み:たざんのいし 意味:自分より劣っている人の言行も自分の知徳を磨く助けとなること。
<例文>他のチームの失敗を他山の石とし、練習に励もう。 登竜門読み:とうりゅうもん 意味:立身出世をするための関門
<例文>この試合は、全国他界への登竜門だ。 背水の陣読み:はいすいのじん 意味:決死の覚悟で事に見ること。
<例文>もう失敗は許されない。背水の陣でのぞもう。 白眼視読み:はくがんし 意味:人を冷たい目で見ること。
<例文>世間から白眼視される。 覆水盆に返らず読み:ふくすいぼんにかえらず 意味:一度してしまったことは、取り返しがつかない。
<例文>覆水盆にかえらず。もう取り返しはつかない。 羊頭狗肉読み:ようとうくにく 意味:見かけは立派だが、内容が伴わない。
<例文>この料理は写真と全然違う。羊頭狗肉も甚だしい。 竜頭蛇尾読み:りゅうとうだび 意味:初めはよいが、終わりがだめなこと。
<例文>期待されていた公演も、竜頭蛇尾に終わった。 一炊の夢読み:いっすいのゆめ 意味:栄華のはかなさ。人生のたのみにならないこと。
<例文>クラスの人気者になったが、まさに一炊の夢であった。 膾炙読み:かいしゃ 意味:人々に広く知れ渡ってもてはやされること。
<例文>これは人口に膾炙した小説だ。 鶴首読み:かくしゅ 意味:首を長くして待つこと。
<例文>今か今かと鶴首して待つ。 鼎の軽重を問う読み:かなえのけいちょうをとう 意味:他人の実力を疑い、その地位から追い落とそうとすること。
<例文>失敗すれば、我々は鼎の軽重を問われるだろう。 肝胆相照らす読み:かんたんあいてらす 意味:互いに心の中を打ち明けて親しく交わること。
<例文>彼とは肝胆相照らす仲だ。 完璧読み:かんぺき 意味:一つも欠点がなく完全なこと。
<例文>今日の宿題は完璧だ。 木に縁って魚を求む読み:きによってさかなをもとむ 意味:方法を誤ると目的を達成できないということ。
<例文>木に縁りて魚を求むような努力だったため、失敗に終わった。 麒麟児読み:きりんじ 意味:技術や才能が抜け出ている少年のこと。
<例文>勉強でも部活でも活躍し、彼はまさに麒麟児だ。 九牛の一毛読み:きゅうぎゅうのいちもう 意味:問題にならないほどわずかなこと。
<例文>それは九牛の一毛に過ぎないことだ。 玉石混交読み:ぎょくせきこんこう 意味:よいものと悪いものが混ざり合っていること。
<例文>この店の商品は玉石混交だ。 捲土重来読み:けんどちょうらい 意味:一度失敗した者が、再び勢力を盛り返してくること。
<例文>一度は敗北したが、捲土重来を果たす。 紅一点読み:こういってん 意味:多くの男性の中に、たった一人の女性が混じっていること。
<例文>男子ばかりの柔道部で、彼女は紅一点のマネージャーだ。 虎穴に入らずんば虎子を得ず読み:こけつにはいらずんばこじをえず 意味:危険を冒さなければ、名誉や利益は得られないということ。
<例文>思い切って直談判しよう。虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。 守株読み:しゅしゅ 意味:古い習慣にとらわれ、進歩のないこと。
<例文>守株はやめて新しいことに挑戦しよう。 春秋に富む読み:しゅんじゅうにとむ 意味:年が若く、前途に希望の多いこと。
<例文>春秋に富む少年。 杜撰読み:ずさん 意味:仕事が粗末で乱暴なこと。
<例文>計画が杜撰だったため失敗に終わった。 朝三暮四読み:ちょうさんぼし 意味:目の前の小さな利益にごまかされること。
<例文>今回の減税はただの朝三暮四だ。 角を矯めて牛を殺す読み:つのをためてぎゅうをころす 意味:少しの欠点を直そうとして、肝心な部分をだめにすること。
<例文>そんなことで彼を責めたら、角を矯めて牛を殺すことになる。 南船北馬読み:なんせんほくば 意味:たえずあちこちと旅行をすること。
<例文>南船北馬の日程をこなす。 スポンサーリンク【対策問題】故事成語
次の意味を表す故事成語を、下の語群から選び、記号で答えよ。
(1)本や作品の中で最も優れているところ。
(2)少しの欠点を直そうとして、肝心な部分をだめにすること。
(3)人々に広く知れ渡ってもてはやされること。
(4)目の前の小さな利益にごまかされること。
(5)周囲が敵ばかりで、味方がいないこと。
(6)初めはよいが、終わりがだめなこと。
(7)一度してしまったことは、取り返しがつかない。
(8)多くの男性の中に、たった一人の女性が混じっていること。
(9)取り越し苦労。無用の心配。
(10)見かけは立派だが、内容が伴わない。
【語群】 ア:朝三暮四 イ:完璧 ウ:角を矯めて牛を殺す エ:紅一点 オ:九牛の一毛 カ:杜撰 キ:春秋に富む ク:鶴首 ケ:圧巻 コ:五十歩百歩 サ:玉石混交 シ:南船北馬 ス:虎穴に入らずんば虎子を得ず セ:竜頭蛇尾 ソ:羊頭狗肉 タ:膾炙 チ:覆水盆に返らず ツ:四面楚歌 テ:杞憂 ト:蛇足 【解答】故事成語(1)ケ
(2)ウ
(3)タ
(4)ア
(5)ツ
(6)セ
(7)チ
(8)エ
(9)テ
(10)ソ
以上が、中学国語の「故事成語」となります。入試でも、頻度はさほど高くないですが、出題されることがあります。スキマ時間などを利用して、覚えていくといいでしょう。人としての教養の1つとしても大事なことです。