パンチくんへのいじめ動画拡散で市川市動植物園が声明「人間の『虐待』とは異なる」
ニホンザルのパンチくん パンチくんへのいじめ動画拡散で市川市動植物園が声明「人間の『虐待』とは異なる」 2026年3月10日 19:39 東スポWEB コメント|0市川市動植物園(千葉県)は10日、「パンチが『いじめられている』とされる動画について」と題し、子ザルのパンチくんが一部の個体から攻撃されていることについての見解をまとめた。
同園では母親から育児放棄されたパンチくんが飼育員から与えられたぬいぐるみとともに群れになじもうとするけなげな姿がSNSで拡散され、世界中でバズる事態となっている。連日、パンチくんの様子が投稿される中、先輩ザルから攻撃されたり、池に落とされたりする動画が拡散され、心配する声が寄せられている。
同園は「ニホンザルの群れは、明確な社会階層を持つ専制社会を形成しており、支配的な個体が下位の個体に対して『躾け』をすることがあります。これらの行動は人間の『虐待』とは異なります(中略)『躾け』はニホンザルの群れで自然に起こるもので、パンチだけに限られたものではありません」と説明した。
最近のパンチくんはぬいぐるみから離れ、他のサルと毛づくろいをする時間が増えるなど群れに溶け込んでいるようにも見える。「それでも順位の高い個体数体から手を出される場面が増えてきたことから、私たちは3月8日より一時的に、その個体数体を群れから離しました。当面、この状態で様子を注意深く見守りたいと考えています」と対応策は取っていることを明かした。
「現時点において、パンチの生存が脅かされるような攻撃を受けた事実はありません。また『躾け』の様子を漫然と放置し、人々の同情を誘うことで当園の集客や利益に繋げようとする意図はありません。多くの方々により『パンチを群れから離して』というご意見をいただきます。その心情は十分理解できるものです。しかし、群れでの生活に慣れてきたパンチを今、離すことは生涯群れに戻れず生活し続けなければならないリスクを生み出します。パンチを心配する気持ちは私たちも皆さまと同じです。飼育員やスタッフ一丸となって、今後もパンチが群れのサルとして健全に暮らしていけるように飼育を続けてまいります」と理解を求めた。
同園の声明は英文版でも公開されている。
【実際の投稿】市川市動植物園の声明 #2- 1
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