【『シンドバッドの冒険』】原作のあらすじ内容のネタバレ【千夜一夜物語】
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名作:『シンドバッドの冒険』をご紹介させていただきました。

千一夜物語 13冊セット (岩波文庫) created by Rinker 岩波書店

あらすじは全文ふりがな付きで、読み聞かせができるようにまとめています。

一つの参考にして下さいませ。

このページでわかること
  1. 全文ふりがな付きの原作のあらすじ要約
  2. 作者紹介
  3. 解説
  4. 参考文献

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『シンドバッドの冒険』の原作のあらすじ内容のネタバレ要約

あらすじと作者紹介です。

スポンサーリンク ストーリー:七つの不思議な冒険

その昔むかし、バグダッド*の町まちに、シンドバッドという名なの貧乏びんぼうな荷に担かつぎがいました。

あるとき、シンドバッドは立りっ派ぱな御ご殿てん*を見みつけて、つぶやきます。

 

「どうしてこの人ひとは、こんなに幸しあわせなんだろう…どうして私わたしは、こんなに貧乏びんぼうなんだろう…」

 

すると、その御ご殿てんから召使めしつかいがやってきて、シンドバッドを招まねき入いれました。

そこには、御ご殿てんの主人しゅじんである船ふな乗のりシンドバッドが、ごちそうを用よう意いして待まっています。

船ふな乗のりシンドバッドは言いいます。

 

「私わたしがお金かね持もちになれた理り由ゆうは、”七ななつの不思議ふしぎな冒険ぼうけん“を経験けいけんしてきたからです。お聞ききになりますか?」

船ふな乗のりシンドバッドは、荷に担かつぎシンドバッドに語かたり始はじめました。

第一の冒険

第一だいいちの冒険ぼうけんは、シンドバッドが小ちいさな島しまに上じょう陸りくした話はなしです。

元々もともと、シンドバッドは、お父とうさんからたくさんの財産ざいさんをもらっていましたが、そのほとんどは使つかい果はたしてしまっていました。

「こんなことではいけない」

考かんがえ直なおしたシンドバッドは、残のこっていた財産ざいさんを売うり払はらいます。

それから商しょう人にんたちと協力きょうりょくし、船ふねを用よう意いして、商しょう売ばいをするために航海こうかいに出でたのでした。

そしてその航海こうかいの途と中ちゅう、シンドバッドが上じょう陸りくしたのが小ちいさな島しまです。

そこでは他ほかの船ふな乗のり仲なか間またちと、たき火びをしながら休やすんでいました。

しかし、いきなり地じ震しんのような揺ゆれを感かんじます。

 

なんと誰だれもが島しまだと思おもっていたその場ば所しょは、大おおきなクジラの背せ中なかだったのです。

 

クジラは海うみに潜もぐり、シンドバッドは海うみに放ほうり出だされます。

その後ご、シンドバッドは、やっとの思おもいで、命いのちからがら逃にげ出だし、ある島しまに流ながれ着ついたのでした。

第二の冒険

第だい二にの冒険ぼうけんは、船ふな乗のり仲なか間またちから忘わすれられ、島しまに置おき去ざりにされた話はなしです。

島しまに流ながれ着ついたシンドバッドは、島しまの王様おうさまや人々ひとびとに気きに入いられました。

しかし、次し第だいに故こ郷きょうが恋こいしくなっていきます。

 

そんなある日ひ、シンドバッドは島しまの港みなとで船ふねを見みかけました。

なんとそれは、シンドバッドが乗のっていた船ふねだったのです。

シンドバッドは、王様おうさまからもらった立りっ派ぱな品々しなじなとともにその船ふねに乗のり、故こ郷きょうに帰かえることができました。

 

ところが、シンドバッドは懲こりません。

また次つぎの航海こうかいに出でたのです。

しかし、今こん度どは無む人島じんとうで眠ねむりこけているうちに、仲なか間まに置おいていかれてしまいました。

慌あわてたシンドバッドでしたが、そこで見みつけた巨大きょだいな鳥とり:ロック*の足あしに自じ分ぶんを結むすびつけ、なんとか無む人島じんとうから脱だっ出しゅつすることに成功せいこう。

ロックによって運はこばれた場ば所しょは、ヘビがウヨウヨいる危き険けんな谷底たにぞこだったものの、そこにはダイヤモンドが落おちていました。

シンドバッドはそのダイヤモンドを、ちゃっかり皮かわ袋ぶくろに詰つめ、近ちかくで見みつけた生肉なまにくを自じ分ぶんの背せ中なかにくくりつけ、横よこたわります。

するとワシがやってきて、シンドバッドの背せ中なかについた生肉なまにくをくわえたままに飛とび上あがり、巣すに戻もどっていきました。

そうしてなんとか谷底たにぞこから脱だっ出しゅつして危き険けんを逃のがれたシンドバッドは、またしても故こ郷きょうに帰かえることができたのでした。

第三の冒険

第三だいさんの冒険ぼうけんは、人ひとを食たべる大猿おおざるの目めを突ついて、逃にげた話はなし。

第四の冒険

第四だいよんの冒険ぼうけんは、嵐あらしにあって流ながれ着ついた島しまで、結婚けっこんした話はなしでした。

しかし、その島しまでは夫ふう婦ふの片方かたほうが死しぬと、残のこりのもう片方かたほうも死しななければいけなかったため、シンドバッドは逃にげ出だしました。

その後ごもシンドバッドは度々航海たびたびこうかいに出でて、様々さまざまな危き険けんな目めに遭あいます。

第五の冒険

第だい五ごの冒険ぼうけんは、仲なか間まが巨大きょだいな鳥とり:ロックの卵たまごを見みつけた話はなしでした。

ところが、仲なか間まはシンドバッドが止とめたにも関かかわらず、ロックのヒナを食たべてしまいました。

そこで怒おこった親鳥おやどりは、岩いわを落おとし、シンドバッドたちの船ふねを沈しずめます。

 

逃にげ出だしたシンドバッドは、ある老人ろうじんに出会であいました。

シンドバッドはその老人ろうじんのために、老人ろうじんを肩かたに乗のせてあげました。

しかし、老人ろうじんは肩かたから降おりようとしなかったため、困こまったシンドバッドは老人ろうじんを酒さけで酔よわせ、肩かたから振ふり落おとしました。

第六の冒険

第六だいろくの冒険ぼうけんは、船ふねが岸壁がんぺきにぶつかって難なん破ぱした話はなしです。

海岸かいがんには難なん破ぱ船せんのかけらや、荷に物もつのダイヤモンドなどが転ころがりました。

しかし、食料しょくりょうがなかったため、仲なか間またちは次々つぎつぎと死しんでしまいました。

それでも、シンドバッドは、いかだを組くんで、なんとか助たすかりました。

第七の冒険

第七だいななの冒険ぼうけんは、海賊かいぞくに捕つかまって、奴ど隷れいとして売うられた話はなしでした。

そこでは象ぞうの墓はか場ばを見みつけ、象ぞう牙げ*がたくさん手てに入はいったため、主人しゅじんは喜よろこび、解放かいほうしてくれました。

 

そうしてシンドバッドは、全ぜん部ぶで七ななつの航海こうかいを終おえました。

そしてその航海こうかいの度たびに、シンドバッドはなんとか危機ききを切きり抜ぬけて、故こ郷きょうに帰かえるのでした。

 

船ふな乗のりシンドバッドは、七なの日かに渡わたって、毎日一まいにちひとつずつ自じ身しんの冒険ぼうけんを語かたったのでした。

今いまは家か族ぞくたちと、のんびり暮くらしています。

船ふな乗のりシンドバッドの今いまの豊ゆたかな暮くらしがあるのは、”七ななつの不思議ふしぎな冒険ぼうけん“のおかげなのです。

(おわり)

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[用よう語ごの説明せつめい]

*バグダッド:イラクの首しゅ都とであり、イスラム世せ界かいの主要しゅよう都市としの一ひとつ

*御ご殿てん:豪邸ごうていのこと

*ロック:伝説でんせつ上じょうの巨大きょだいな白しろい鳥とりのことで、『ルク』などとも呼よばれる。なお、これは諸説しょせつあるものの、そのモデルは17世せい紀きにマダガスカル島とうに棲息せいそくしていた巨大きょだいな鳥とりのエピオルニスだとも言いわれている

*象ぞう牙げ:長ながく伸のびた象ぞうの前まえ歯ばのこと。元々もともとは貴き重ちょうな工芸品こうげいひんの材ざい料りょうだったが、象ぞうが大たい量りょうに殺ころされてしまったことで、現在げんざいではその売買ばいばいは『ワシントン条じょう約やく』(絶滅ぜつめつのおそれのある野や生動物せいどうぶつを守まもる条じょう約やく)によって禁きん止しされている

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スポンサーリンク 作者:不明

作者:不明

本作:『シンドバッドの冒険』は作者不明、発表年不明のイスラムの民話*です。

*イスラムの民話:インドやエジプト、ペルシャなどのイスラム世界で集められた民間伝承のこと

その他のイスラムの民話には、『アラジンと魔法のランプ』や、『アリババと40人の盗賊』などがあります。

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『シンドバッドの冒険』の解説

スポンサーリンク 『千夜一夜物語』の一編

本作:『シンドバッドの冒険』は、小説集:『千せん夜や一いち夜や物語*』の一編です。

*千せん夜や一いち夜や物語:主にイスラム世界を舞台とした小説集のことで、『アラビアン・ナイト』とも呼ばれている

アラジンと魔法のランプ』や、『アリババと40人の盗賊』などの作品も、『千せん夜や一いち夜や物語』の中の一編です。

なお、『千せん夜や一いち夜や物語』は、『枠物語』の代表例としても知られています。

『枠物語』とは?代表作品12例からその効果を考察【わかりやすく説明】

スポンサーリンク 「どこの国の話?」⇒『舞台はイラク』

さきほど本作が含まれた『千せん夜や一いち夜や物語』は、主にイスラム世界が舞台となった小説集であると言いました。

そのため、本作も舞台はイラクとなっています。

このことはあらすじにおいてシンドバッドがバグダッド*に住んでいる設定となっていることからもわかります。

*バグダッド:イラクの首都であり、イスラム世界の主要都市の一つ

『アラビアンーナイト(千せん夜や一いち夜や物語)』の登場人物。

バグダッドの大商人で父からゆずり受けた財産ざいさんを使いはたし、船に乗って航海こうかいに出た。

第1回から第7回の航海こうかいの間に、巨大きょだいなロック鳥に出会ったり、サルの島に流れついたり、人食いの大男に食われそうになったり、ふしぎな老人に背せなかにくっつかれたりするなど、さまざまな冒険ぼうけんをおこなった。

(『学習人物事典』229ページ シンドバッド より)

スポンサーリンク 当時のイスラムの商人は船による貿易を活発に行っていた

また本作に登場した船乗りシンドバッドは、船を使った商売を行おうとしていました。

そのような船を使った貿易などの商売は、当時のイスラムの商人の間では活発だったようです。

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『シンドバッドの冒険』の原作のあらすじ内容のネタバレまとめ

本作:『シンドバッドの冒険』は、シンドバッドの壮大な冒険物語でした。

スポンサーリンク 参考文献

>>千一夜物語

>>アラビアン・ナイト 上

>>【青空文庫】アラビヤンナイト[04 四、船乗シンドバッド]

>>小・中学校の教科書にでる学習人物事典

>>倫理用語集

>>もういちど読む山川世界史

>>童話学がわかる

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