日帰り白内障手術って高い?──費用の目安と高額療養費制度をわかりやすく解説
日帰り白内障手術って高い?──費用の目安と高額療養費制度をわかりやすく解説

日帰り白内障手術って高い?──費用の目安と高額療養費制度をわかりやすく解説

日帰り白内障手術って高い?──費用の目安と高額療養費制度をわかりやすく解説 2026 4/02 眼科に行く前のトリセツ 病気と治療の基本 2025年11月17日2026年4月2日

「日帰り白内障の手術って、実際どのくらいかかるの?」患者さんからよくいただく質問のひとつです。この記事では、手術費用の目安から、使うレンズによる違い、そして「高額療養費制度」などの費用を抑える仕組みまで、できるだけわかりやすく説明します。

めとり

だいたいどのくらいの費用が掛かるのかが事前にわかると、安心して手術が受けられるよ!

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1. 日帰り白内障手術って高いの?

白内障手術は、医療保険が適用される「保険診療」です。そのため、実際の自己負担額は3割(または1~2割)程度になります。

費用は施設やレンズの種類によって変わりますが、一般的には 日帰りで片眼あたり約5〜6万円(3割負担の場合) 約3~4万円(2割負担の場合)約1.5~2万円(1割負担の場合)が目安です。入院が必要な場合はもう少し高くなりますが、多くの方は日帰り手術で受けられます。

両目日帰り手術の場合の費用について

白内障は両目ともに進行することが多く、いずれは両目の手術が必要になるケースもあります。基本的に手術費用は 片目ごとに計算される ため、単純に考えると「両目=2倍の費用」となります。

ただし、実際の自己負担額は 健康保険の負担割合や所得区分 によって大きく変わります。70歳以上の方では、自己負担が1~2割の方が多く、さらに「高額療養費制度」が適用されるため、ひと月あたりの自己負担上限が次のように定められています。

所得区分外来(日帰り)自己負担上限(月額)一般(年収約370万以下)18,000円住民税非課税8,000円住民税非課税(所得が一定以下)8,000円

そのため、両目同月に手術を受けても「単純に2倍」になることはほとんどありません。上限を超えた分は後から払い戻される仕組みになっており、実際の自己負担額はかなり抑えられます。

マイナンバーカードを保険証として利用し、オンライン資格確認に同意しておくと、窓口での支払い時点で「高額療養費制度の上限額」が自動的に適用されます。そのため、あとから高額療養費の申請をする必要がありません。従来のように一度全額を支払い、後日払い戻しを受ける手間がなくなるため、とても便利です。

めとり

もしやり方がわからないときは、病院の受付の人に聞いてみよう!特に、手術する月は同意しておくと便利です!

💡 注意点白内障手術を「片目ずつ別の月」に行うと、それぞれの月で上限額が適用されるため、結果的に 負担が多くなる場合があります。医師と相談しながら、両目を同月に行うかどうか も含めてスケジュールを決めるのがおすすめです。

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2. 白内障手術の費用内訳

白内障手術の費用には以下のような項目が含まれます:

  • 手術料
  • 眼内レンズ代
  • 検査料
  • 診察料・処方料

同じ「白内障手術」でも、施設によって検査機器や手術設備が異なり、トータルの金額に数千円~1万円ほどの差が出ることがあります。

3. 眼内レンズの種類と費用の違い

白内障手術では、濁った水晶体を取り除いたあとに「眼内レンズ(IOL)」を挿入します。このレンズの種類によって、費用や見え方が変わります。

単焦点レンズ(保険適用)

最も一般的なレンズで、ピントを1か所に合わせるタイプです。費用は 上記で説明した、保険内での金額になります。

メリット: 保険がきくため費用が安い。見え方の質がよい。デメリット: どこか1つの距離にしかピントが合わないため、メガネが必要になる場合が多い

めとり

単焦点レンズだと、いずれかの距離で眼鏡が必要になる可能性が高い。「白内障手術すれば眼鏡がいらなくて済む」と思っている方がいまだに多いです。年齢、元の屈折状態、ほかの眼疾患の有無など様々な要素を考慮して、眼科の先生と相談して眼内レンズの種類を決めよう!

まっしゅ

ご近所さんではなく、絶対眼科医に相談してくれにゃ 

多焦点レンズ(選定療養)

遠く・中間・近くなど複数の距離にピントを合わせられるタイプです。「選定療養」という制度を使うことで、保険診療との併用が可能です。

費用目安: 保険診療+追加費用(片眼あたり20〜40万円前後)

メリット: メガネの使用頻度が減る可能性が高いデメリット: 費用が高い/光のにじみ(グレア)が出ることがある/100%眼鏡を使わなくなるわけではない。

「選定療養」とは、保険診療に追加して、より高度な医療を受けたい人が自費負担で選べる制度です。全額自費ではなく、一部のみ追加負担 という点がポイントです。

めとり

この場合、自費で負担するものは【多焦点眼内レンズ代金(単焦点レンズ費用との差額)+追加で行った検査等の代金】になります。病院により金額にかなり差がありますので、多焦点眼内レンズを希望する場合は、病院ごとの金額を確認してからがオススメです。

焦点深度拡張タイプ

比較的新しいタイプの多焦点レンズで、遠くから中間まで自然な見え方が得られます。

新しいものだと、光のにじみ(グレア)がほぼでない(単焦点レンズと同等)タイプのものまでありますが、近くが見づらい可能性があるという欠点があります。

めとり

この欠点を補うために、すこし近視を残したり、左右で少し度数をずらしたり色々な工夫をすることがあるよ!術後の見え方に関しては、必ず眼科医に相談しよう!

費用は選定療養に該当し、片眼あたり25〜40万円程度の追加費用が掛かる。夜間運転などでも見やすいと人気が高まっています。

4. 多焦点眼内レンズを選んだ場合の実際の請求金額の例

以下は、実際に多焦点眼内レンズを選んだ場合の請求額の一例です。

● ケース①:70歳以上・2割負担の方(一般所得)
  • 白内障手術(片眼)保険適用分の自己負担:18,000円前後※高額療養費制度の上限に収まることが多い
  • 多焦点レンズの選定療養(追加費用):200,000~400,000円前後(医療機関により幅あり)

1眼あたりの実際の自己負担額:218,000~418,000円程度

同月に両眼手術を行うと→ 保険適用部分は「高額療養費制度」で月の負担が上限に収まるため→ 実質的に増えるのは選定療養の追加費用のみ となります。

● ケース②:現役世代・3割負担の方(〜69歳)
  • 白内障手術(片眼)自己負担:45,000~60,000円
  • 多焦点レンズの追加費用:200,000~400,000円

1眼あたり 245,000~460,000円程度

▼ 多焦点レンズの費用は「選定療養」が大部分

多焦点レンズにすると金額が上がる理由は、

  • 多焦点レンズが高額である
  • 術前・術中・術後管理の違い

などが“選定療養費”として上乗せされるためです。

5. 医療費控除も忘れずに

1年間でかかった医療費が10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除 を受けることができます。

夫婦や家族で合算して申告することも可能で、白内障手術の費用も控除対象になります。

6. まとめ

  • 白内障手術は保険診療で受けられるため、想像よりも高額ではない
  • レンズの種類によって費用が変わり、多焦点レンズは追加費用が必要
  • 高額療養費制度や医療費控除を活用すれば、負担を大きく減らせる
めとり

「費用のことで手術を迷っていたけれど、制度を使えば思っていたよりずっと安心できる」そう感じてもらえるよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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