そらちのレビューブログ
1月22日の石原さとみさんがMCのあしたが変わるトリセツショーでは、しびれのトリセツとして、しびれ図鑑を教えてくれました。
ジンジン…ピリピリ…「しびれ」は神経からのSOS
手足にしびれがある人は、日本国内で約440万人もいると言われています。 しかし、多くの人が医療機関を受診するまでに平均で約3年以上かかっているという調査もあり、放置されがちな症状です。 しびれの原因は多岐にわたり、中には放置すると寝たきりになるリスクがあるものや、命に関わる危険なしびれもあります。
しびれている時、体の中では何が起きているのでしょうか。その鍵を握るのが「感覚神経」です。 感覚神経は全身に張り巡らされ、「痛い」「熱い」「冷たい」などの感覚を脳に伝えています。 しかし、この神経が強く圧迫されたり、病気になったりすると、神経が異常をきたし、さまざまな感覚がごちゃ混ぜになった「デタラメな信号」を送ってしまいます。 これこそがしびれの正体であり、しびれはまさに神経が出している「SOS」なのです。
【緊急】命にかかわるしびれ(脳卒中など)以下の症状が突然現れた場合、非常に危険です。夜間・深夜であっても朝まで待たずに、すぐに119番通報するか救急外来を受診してください。
[Image of FAST stroke warning signs]主な症状・特徴:
- 突発的にしびれが出る
- 体の片側(右側または左側)だけにしびれが出る(顔と体が同じ側にしびれる場合も注意)
- 顔にしびれが出ることがある
- ろれつが回らない(しゃべりにくい、言葉がもつれる)
- 手足が動かしにくい、力が入らない
- 水を飲みにくい、飲み込みにくい
特に、顔や体の右側だけに症状が出ることが多いですが、左側だけに出る場合もあります。これらの症状が1つでもあれば、脳梗塞や脳出血などの脳卒中の可能性が非常に高いです。
リスクが高い人:高齢者、高血圧、動脈硬化、糖尿病、高コレステロール、不整脈(特に心房細動)の既往歴がある人。
原因はしびれている場所にない?神経の通り道を知るしびれの厄介な特徴は、「しびれている場所に原因があるとは限らない」ことです。 例えば指先がしびれていても、原因は首や肘など、脳へ繋がる神経の通り道のどこかにある可能性があります。 そのため、しびれの範囲を確認し、神経の通り道を叩くなどして原因を絞り込むことが重要です。
手・腕のしびれ(原因と見分け方) 手根管症候群(手の指のしびれの代表)特徴:
- 親指・人差し指・中指・薬指の半分(親指側)だけがしびれる(小指はしびれにくい)
- 40代〜60代の女性に多い
- 朝起きたときや夜間にしびれが強く出る
- 手を振るとしびれが楽になる
- ボタン留めなど細かい動作がしにくくなる、物を落とす
- 重症化すると親指の付け根(母指球筋)が痩せる
セルフチェック(ファーレンテスト):胸の前で両手の甲を合わせ、1分以内にしびれが出たら疑いあり。
原因:手首の根元(手根管)での神経圧迫。
肘部管症候群(小指・薬指のしびれ)特徴:
- 小指と薬指の半分(小指側)だけがしびれる
- 細かい作業がしにくくなる
- 子供の頃に肘を使うスポーツ(野球・柔道等)をしていた人に多い
- スマホ操作や寝る時など、肘を曲げた姿勢で症状が出やすい
原因:肘の内側での神経圧迫。肘の内側を軽く叩くと電気が走る感覚が出やすい。
橈骨神経障害(手の甲側のしびれ)特徴:
- 手の甲側(親指〜中指の間あたり)がしびれる
- 手首や指が伸ばしにくくなる、物がつかみにくい
- 飲酒後にうつ伏せで寝たり、自分の腕を枕にして寝た翌朝に発症しやすい(土曜日の夜の麻痺)
原因:二の腕の外側〜肘付近での神経圧迫。
胸郭出口症候群(腕全体・小指側のしびれ)特徴:
- 腕や手の小指側に痛みやしびれが出る
- つり革を長く握るなど、腕を高く上げると悪化する
- 上肢のだるさや冷感を伴うこともある
セルフチェック(ルーズテスト):両腕を肩の高さで広げ肘を90度曲げ、グーパーを3分間繰り返して症状が出れば疑いあり。
原因:鎖骨の奥(胸郭出口)での神経・血管圧迫。
首・頸椎が原因のタイプ特徴:
- 首を動かすとしびれが変化する
- 腕全体や複数の指など、範囲が広いことが多い
- 長時間の前かがみ姿勢(デスクワーク等)で悪化する
疑われる病気:頸椎症(加齢による変形)、頸椎椎間板ヘルニア(比較的若い人に多い)、頸椎後縦靭帯骨化症(難病指定、糖尿病の人に多い)。
※足のしびれや歩きにくさを伴う場合は、脊髄症状の可能性があるため早急に受診が必要です。
足・下半身のしびれ(原因と見分け方) モートン病(足指の間のしびれ)特徴:
- 足の人差し指・中指・薬指の間(特に第3-4指間)がしびれる・痛む
- つま先の狭い靴やハイヒールを履くと悪化し、脱ぐと楽になる
- 中年以降の女性に多い
原因:足指の根元での神経圧迫・神経腫。
足根管症候群(足裏・足先のしびれ)特徴:
- 足の裏の前方(指の付け根付近)がしびれる
- かかとはしびれないのが特徴
- 内くるぶしの下が腫れることがある
セルフチェック:内くるぶしとかかとの間のくぼみを強く押し、しびれが出れば疑いあり。
原因:足首の内側(足根管)での神経圧迫。
総腓骨神経障害(すねの外側〜足先のしびれ)特徴:
- すねの外側から足の甲がしびれる
- 足首やつま先が上がりにくくなる(よくつまずく)
- 足を組むと症状が強くなる
原因:膝の外側(腓骨頭)での神経圧迫。ギプスや足を組む姿勢が原因になりやすい。
梨状筋症候群(お尻〜足先のしびれ)特徴:
- 座っていると悪化し、歩くと楽になることが多い
- 片側だけにしびれが出る
- お尻の深い部分に痛みがある
対策:お尻の筋肉(梨状筋)を伸ばすストレッチが有効。
原因:お尻の筋肉による坐骨神経の圧迫。
外側大腿皮神経障害(太もも外側のしびれ)特徴:
- 太ももの外側前方だけがしびれる・焼けるような痛み
- 太ももの裏側はしびれない
- しゃがむと楽になる
- 急に太った人、妊婦、きついジーンズを履く人に多い
原因:骨盤前面の外側での神経圧迫。
上殿皮神経障害(お尻〜腰のしびれ)特徴:
- 腰をひねったり起き上がったりするとしびれる
- ベルトをきつく締めると症状が出る
- 片側だけに出やすい
セルフチェック:背骨から外側7〜8cm(ベルトの高さ)を押して痛みが出れば疑いあり。
腰・腰椎が原因のタイプ特徴:
- 坐骨神経痛(お尻から足全体への痛み・しびれ)を伴う
- 前かがみになると楽になる(脊柱管狭窄症の場合)
- 歩くとつらく、休むと楽になる(間欠性跛行)
- 前かがみで悪化する(ヘルニアの場合)
疑われる病気:腰部脊柱管狭窄症(中高年に多い)、腰椎椎間板ヘルニア(若年層にも多い)、腰椎すべり症・分離症。
※排尿・排便障害や両足の麻痺が出た場合は緊急手術が必要な場合があります。
全身性・内科的な原因によるしびれ 糖尿病性神経障害特徴:
- 左右対称にしびれが出る(手袋・靴下のような範囲)
- 足先から始まり、進行すると手にも広がる
- 足がつりやすい(こむら返り)
- 感覚が鈍くなることもある
原因:高血糖による末梢神経の血流障害・代謝異常。
膠原病・自己免疫疾患(関節リウマチなど)特徴:
- 手足の先からしびれが始まる
- 左右非対称に、バラバラと複数の場所にしびれが増えていく
- 朝のこわばり、関節の腫れ、発熱などを伴うことがある
原因:免疫異常による末梢神経障害。早期にリウマチ科などで治療が必要です。
加齢による「背骨のぐらつき」と予防法神経圧迫によるしびれの中で特に多い「背骨原因タイプ」。 これは加齢により椎間板がしぼみ、背骨が不安定になって「ぐらつき」が生じることが始まりです。 姿勢が悪くなったり骨のトゲができたりして神経を圧迫します。
予防エクササイズ「ドローイン」お腹の深層筋肉「腹横筋」を鍛えて背骨を安定させ、しびれを予防する方法です。
準備・確認:
仰向けで膝を立て、骨盤の出っ張りのすぐ内側を指で押さえます。お腹をへこませて息を吐いた時、指が押し返されれば腹横筋が動いています。
やり方:
- 息を吐いて腹横筋を働かせる(お腹をへこませる)。
- その状態をキープして、10秒間声に出して数える(呼吸は止めない)。
- これを朝10回、夜10回行う。
注意点:
肩や首に力を入れず、普段どおりの声を出してください。腰が反らないように注意しましょう。 ※現在強いしびれや痛みがある方は無理に行わず、医師に相談してください。
受診の目安
- しびれが1か月以上続く
- 範囲が広がる、または強くなる
- 力が入らなくなる
これらに当てはまる場合は、脳神経内科、脳神経外科、整形外科などを早めに受診してください。
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