前例のない「ブラック中性子星」を発見! ブラックホールと中性子星のハーフ?
前例のない「ブラック中性子星」を発見! ブラックホールと中性子星のハーフ?

前例のない「ブラック中性子星」を発見! ブラックホールと中性子星のハーフ?

space
  • TOP
  • 宇宙
  • 宇宙
  • ブラックホール
  • 中性子星
  • 宇宙
前例のない「ブラック中性子星」を発見! ブラックホールと中性子星のハーフ?

2020.06.24 17:00:43 Wednesday

つらら内部の小さな泡は「気泡」ではなく不純物を多く含んだ水だった世界の終わりに人が「何をするか」分析!人は道徳を失わないのかダニの死骸の匂い!?天日干しした洗濯物の「お日様の匂い」の正体を解説 #shorts人が感じる瞬間的な時間は心拍の影響で伸び縮みしている!動画一覧

目次

ブラックホールと合体したのは…?/Credit: LIGO/Caltech/MIT/R. Hurt (IPAC) point
  • 約8億光年先に太陽の2.6倍の質量を持つ謎の天体を発見
  • 正体は「中性子星」か「ブラックホール」のいずれか
  • 中性子星なら最大質量を、ブラックホールなら最小質量の記録を更新

質量の大きな星は、寿命を終えると超新星爆発を起こします。

そこで残った芯の重さが太陽の2倍程度なら「中性子星」となり、質量がそれ以上なら重力崩壊が進み「ブラックホール」となります。

これまでに見つかった最も重い中性子星は太陽質量の約2.5倍で、最も軽いブラックホールは太陽質量の約5倍でした。現在の理論モデルでは、それぞれが、中性子星のマックス値とブラックホールのミニマム値の上限と言われています。

と同時に天文学者たちは、数十年の間、「この質量差の間を埋める天体があるのではないか」と考えていました。

そして今回、「LIGO(レーザー干渉計重力波天文台、米)」と「Virgo(ヨーロッパ重力観測所、伊)」の観測により、両者の中間に位置する、太陽質量2.6倍の天体がついに発見されたのです。

正体はまだ分かっておらず、現時点では、ブラックホールと中性子星のハーフを示す「ブラック中性子星(Black neutron star)」と呼ばれています。

最大or最小の記録を更新

この天体は、観測史に前例がなく、既知の天文学を書き換える可能性を秘めています。

その存在が初確認されたのは、2019年8月14日。

観測では、太陽質量2.6倍のその天体が、連星系のパートナーである太陽質量23倍のブラックホールと合体する様子が確認されたとのことです。

衝突の影響で、合体した一部が強力なエネルギーを放ち、それが重力波の形でキャッチされました。

重力波が観測できるのは、以下の場合です。

Credit: KAGRA(大型低温重力波望遠鏡)

パルサーは中性子星の一種と言われているので、謎の天体は、中性子星かブラックホールのどちらか一方ということになります。

しかし、いずれにせよ、「最も重い中性子星」と「最も軽いブラックホール」の記録を更新したことに変わりありません。

結局、両者は合体後、太陽質量25倍のブラックホールとなっています。

次ページ追観測では発見できず

<

1

2

>

カテゴリー覧

自然

生物学 地球科学

健康

医療 スポーツ 脳科学 心理学

社会

教育・子ども 社会問題・社会哲学

古代

歴史・考古学 古生物

宇宙

宇宙

テクノロジー

AI・人工知能 ロボット 交通 情報・通信 家電

理化学

物理学 量子論 数学

その他

サブカル・アート おもちゃ プロダクト

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH
  • 自制心が強い人は「ただ我慢強い人ではない」ことが明らかに

    2026/04/03 千野 真吾
  • 太平洋の深海で「新種の甲殻類」を24種発見

    2026/04/02 千野 真吾
  • 「火星のテラフォーミング」に新たな手法を提唱

    2026/04/01 千野 真吾
  • ヒヨコも人間との触れ合いで「幸せ」を感じている

    2026/04/01 矢黒尚人
  • 潰されるアルミ缶は破裂直前に「不思議なシマシマ」が現れると判明

    2026/04/01 川勝康弘
  • 科学は「正しければ広がる」わけではなかった――1200本の人気動画で見えたSNS別の勝ち筋

    2026/04/02 川勝康弘
  • 古代ギリシアの哲学者エンペドクレスが残した「2000年前の詩」を発見

    2026/04/02 千野 真吾
  • 1万2000年前の「世界最古のサイコロ」を発見か

    2026/04/03 千野 真吾
  • 最新のペニス研究で「男性のGスポット」の意外な姿が発見された

    2026/03/30 川勝康弘
  • 新スキャン技術の試験中、古代エジプト都市の地下に「謎の構造物」を検出

    2026/03/31 千野 真吾
  • 3億年前の昆虫が巨大だったのは「酸素濃度」が原因ではなかった

    2026/03/27 千野 真吾
  • 地球外の金属で武器を作っていた「古代文明」を発見

    2026/03/30 千野 真吾
  • 廃墟で朽ち果てた「VHSテープ」を修復、そこに映っていたものとは?

    2026/03/30 千野 真吾
  • ヒヨコも人間との触れ合いで「幸せ」を感じている

    2026/04/01 矢黒尚人
  • ローマ闘技場の「女性」猛獣戦士の”初の姿”が報告される

    2026/03/30 矢黒尚人
  • 「火星のテラフォーミング」に新たな手法を提唱

    2026/04/01 千野 真吾
  • 左利きの人ほど「ある性格特性」が強くなる傾向

    2026/03/05 千野 真吾
  • アレルギー性鼻炎の「くしゃみ」を抑えられる「飲み物」が明らかに

    2026/03/25 千野 真吾
  • 最新のペニス研究で「男性のGスポット」の意外な姿が発見された

    2026/03/30 川勝康弘
  • 火星でピラミッドを発見? NASAが撮影した謎の構造物の正体とは

    2026/03/26 千野 真吾
  • 3億年前の昆虫が巨大だったのは「酸素濃度」が原因ではなかった

    2026/03/27 千野 真吾
  • ”水かき”をもつ「絶滅危惧種」猫、タイで30年ぶりに再発見

    2026/03/15 矢黒尚人
  • 新スキャン技術の試験中、古代エジプト都市の地下に「謎の構造物」を検出

    2026/03/31 千野 真吾
  • 生涯独身でも「人生の最期」は不利じゃない、4万人研究で判明

    2026/03/12 矢黒尚人
📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎