過激派内部で繰り返される「性暴力」 女性解放を掲げながら…閉鎖空間と上下関係が原因か
過激派内部で繰り返される「性暴力」 女性解放を掲げながら…閉鎖空間と上下関係が原因か

過激派内部で繰り返される「性暴力」 女性解放を掲げながら…閉鎖空間と上下関係が原因か

過激派内部で繰り返される「性暴力」 女性解放を掲げながら…閉鎖空間と上下関係が原因か2025/9/24 11:06元の記事を見る
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男性幹部の除名を発表する15日付の中核派機関紙「前進」

過激派の中核派が学生戦線トップの男性幹部を「女性差別・性暴力」などを理由に除名した問題は、被害者である妻が「不同意性交はなかった」と主張するなど、事態は混沌としている。過激派を巡ってはこれまでも、内部での性暴力が問題になってきた。女性解放を掲げながら、閉ざされた空間と組織の上下関係が女性差別の温床になっているとみられる。

第4インターが成田闘争で

成田空港の開港を2カ月遅らせた昭和53年の管制塔襲撃事件に関わった第4インターは、パリに本部を置く国際共産主義組織「第4インターナショナル統一書記局」の日本支部という位置付けだ。

同57年に成田闘争の団結小屋で活動家が支援者の女性に暴行未遂を行った。他の活動家3人も暴行や暴行未遂を行っていたことが分かり除名となった。4人の仮称から「ABCD問題」と呼ばれている。

指導部に問題への反省がみられないとして、女性活動家全員が離脱。平成3年、パリの本部が日本支部の資格を剥奪したため、日本の組織は名称変更した。

再び第4インターを名乗れるようになったのは、29年後の令和2年だった。

革労協幹部が地位を利用

凶悪なテロ・ゲリラを繰り返した革労協で平成元年、最高幹部の側近が地位を利用して女性活動家に暴行していたことが発覚した。

革労協では「指導部防衛隊」と称して女性活動家たちを本部に召し上げ、男性活動家と起居を共にさせていた。被害に遭ったのはその女性だった。

関西のグループが側近の除名を求めたものの、指導部は拒否した。最高幹部自身が女性関係にルーズだったことも背景にあったとされる。この問題で関西のグループは集団で脱退した。

中核派は分裂両派で不祥事

中核派は平成19年、関西で中央派と反中央派(革共同再建協議会)に分裂。その両派で性暴力が問題になった。

反中央派では令和元年に、活動家が大阪府内の事務所で協力者の女性に暴行未遂を行ったことが明らかになった。女性は家族の事情で事務所に避難していたという。同派トップは翌年、責任を取って辞任し、新たな運動を立ち上げた。

一方、中核派中央でも元年に性暴力や愛人問題が相次いで表面化した。さらに今年3月、関西の幹部による性暴力を公表。問題を擁護・隠蔽し、被害者を組織的に抑圧したとして、関西の中心的指導部全員を解任した。

このときに性暴力を追及する責任者だったのが、今回除名された幹部だという。過激派の性暴力問題はもはや、一般市民からは理解不能な状況だ。(渡辺浩)

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