木から次々と落下…凍ったイグアナが“空から降る”異常事態に話題騒然。特例対応へ
木から次々と落下…凍ったイグアナが“空から降る”異常事態に話題騒然。特例対応へ

木から次々と落下…凍ったイグアナが“空から降る”異常事態に話題騒然。特例対応へ

Shutterstock-Mercury Green ※写真はイメージです

アメリカのフロリダ州で、「今日の天気は雨ではなくイグアナ」――そんな冗談のような事態が現実となっている。

アメリカ南東部を襲った記録的寒波の影響で、凍ったイグアナが木から次々と地面へ落下する現象が各地で確認された。SNSでは「本当に空から降ってきた」「怖いけどちょっと面白い」といった声も相次ぎ、異様な光景が拡散している。

イグアナは変温動物のため、急激な気温低下に弱い。気温が摂氏10度前後まで下がると体温を維持できず、ほぼ麻痺状態になるとされる。今回の寒波では、木の上で動けなくなったまま“凍ったように”固まり、そのまま落下するケースが続出した。

現地では、路上や庭先に転がる大型イグアナを住民や業者が回収する光景も見られ、街はちょっとした“イグアナ騒動”に包まれている。

害獣駆除サービス「イグアナ・ソリューションズ」のジェシカ・キルゴア氏は、地元テレビ局の取材に対し、約4.5キロの個体を抱えながら「地面に落ちたイースターエッグを拾うようなもの」と冗談交じりに語った。

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州が“特例”で回収を許可、外来種問題も背景に

通常、フロリダ州では住民がイグアナを無断で捕獲・取り扱うことは認められていない。しかし今回の事態を受け、フロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)は、凍ったグリーンイグアナを発見した場合に限り、許可なしで回収し、指定拠点へ持ち込むことを認めると発表した。

回収された個体は州外の認可業者へ引き渡されるか、人道的に安楽死処分されるという。ただし、完全に死んでいるわけではなく、気温が上昇すれば再び動き出す可能性もある。

また、FWCは「凍ったイグアナを家の中に入れて温めないように」と警告。温まればすぐに息を吹き返し、防御行動に出る恐れがあるとしている。回収する際は、通気性があり、しっかり閉じられる布製の袋に入れること、手袋や長袖シャツを着用することなど、安全対策も呼びかけている。

フロリダ州では、違法なペット取引などを通じて持ち込まれた外来爬虫類が広範囲に定着している。ビルマニシキヘビやアルゼンチンオオテグーも生態系への影響が懸念されており、州政府は毎年「フロリダ・パイソン・チャレンジ」を開催するなど、個体数削減に取り組んでいる。

“空からイグアナ”という衝撃的な現象は、寒波の異常さを物語ると同時に、外来種問題の根深さも改めて浮き彫りにしている。暖かな州で起きた、あまりにも寒すぎる異変だ。

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【動画】凍ったイグアナを回収する人。

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【画像】群れで凍結しているイグアナたちも。

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【動画】まるで人形みたい?凍結したイグアナ。
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