トライアンフ、モトクロッサーの旗艦「TF 450-X」を世界初発表
FacebookLINE昨年トライアンフが初めてモトクロス450クラスに送り込んだ「TF 450-RC(リッキー・カーマイケルシグネチャーモデル)」は、特別仕様の“レーシングコンプリート”として位置づけられたモデルでした。量産車というよりも、デビューイヤーを彩る先行投入機の性格が強く、いわば「2025年型」としての役割を果たした存在です。実際、RCはモトクロス世界選手権やAMAスーパークロスといった最前線での開発とレース投入を前提に企画され、性能を優先した仕様にまとめられていました。トライアンフにとってRCは、450クラスへの参入に必要な最初の実験であり、シーズンを通して改良を重ねるための“プロトタイプ的量産機”だったといっても過言ではありません。
トライアンフが未来にかける思いは、この新モトクロッサーTF450-RCに詰まっている - Off1.jp(オフワン・ドット・ジェイピー)トライアンフが発表したばかりの450ccモトクロッサー、TF450RCのグローバルローンチを取材。2025年に向けて体制を整えるトライアンフレーシングの今とは レーシングブランド“TRIUMPH” Moto2のチャンピオンになった小椋藍も、トライアンフのトリプルトロフィーという特別賞を得た トライアンフと言えばスクランブラーやボンネビルなどのクラシカルな雰囲気を持つモデルをイメージしやすいが、現在ロードレースのMoto2はトライアンフが独占的に765ccのエンジンを供給しているなど、レース...
www.off1.jpそのRCをベースに、2026年モデルとして正式に量産化されたのが今回欧州で発表された「TF 450-X」です。RCで培われた技術と実績を土台にしながら、細部の熟成を図り、より幅広いライダーが扱えるように設計されたことが大きな特徴です。エンジンはRC同様に62.4PSを発揮する450cc単気筒で、軽量な108.3kgの車体と組み合わされることでクラス最高レベルのパワーウエイトレシオを実現しています。そのうえで、2026年仕様ではエンジンマウントのチューニングやギアセレクター機構の刷新が行われており、シャシー全体のバランスやシフトフィールの改善といった“熟成の領域”にまで手が入れられています。
TRIUMPHTF 450-X
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装備面もRCの思想をしっかりと継承しています。ブレンボ製ブレーキ、KYB製サスペンション、D.I.Dホイールといった競技仕様のコンポーネントはそのまま標準採用され、電子制御もローンチコントロール、トラクションコントロール、クイックシフター、デュアルマップと、トップレベルの競技にも十分対応できるパッケージを備えています。RCがプロフェッショナルなレーシングユースに特化していたのに対し、Xではこれらの機能を量産車として安定的に供給可能な形に落とし込んだと言えるでしょう。
TF 450-X 主要諸元(2026年モデル)項目内容エンジン形式水冷4ストローク単気筒SOHC総排気量449.5ccボア×ストローク95mm × 63.4mm圧縮比13.1:1最高出力62.4PS / 9,500rpm最大トルク49.9Nm / 7,000rpm燃料供給デロルト製スロットルボディ+アテナEMSクラッチエクセディ製ハブ+ベルビルクラッチスプリング、油圧式トランスミッション5速、クイックシフター搭載フレームアルミ製スパイン+ダブルクレードルスイングアームアルミ製フロントサスペンションKYB 48mm AOSコイルスプリングフォーク、310mmトラベルリアサスペンションKYB ピギーバックショック、305mmトラベルブレーキ(前)ブレンボ製キャリパー+260mmディスクブレーキ(後)ブレンボ製キャリパー+220mmディスクホイールサイズF: 21×1.6、R: 19×2.15タイヤサイズF: 80/100-21、R: 110/90-19シート高960mmホイールベース1,492mmキャスター角27.4°トレール116mm車両重量(湿潤)108.3kg燃料タンク容量7L SUPPORTED BY SPECIAL THANKS 2025-09-24 Off1.jp @ off1 ニューモデル FacebookLINE