夢でささやくピアノ
- ユーミンの歌をどう思うか
- ホーミーというモンゴルの伝統的な歌唱法
- ユーミンが社会を変えた?
- 雪村いづみとユーミンの「ひこうき雲」
きのうの記事、ジャズ師と私とのレッスン中の会話。
レッスン時間は50分なのだが、始まる前10分ぐらいは自然とたわいもない世間話で盛り上がってしまう。
今回も昭和歌謡にはじまって、もうひとつのライブでの「箸休め」の曲、ユーミン(松任谷由実)の「ベルベットイースター」に話題が移った。
「あの曲、いい曲でしたね。アレンジがよかったのかもしれないけど」
師はまんざらでもなさそうに、
「うん、そうやな、わりとええ曲やな」
「ユーミンの曲ってたいてい他の人が歌ったらいいなと思うんですよ、私。
あのひと、絶対歌うまくないですよね」
「それはな自分でもゆうてるみたいや、『私は歌が下手です』って。
そやけどモンゴルへ行ってホーミーの歌聞いてからな、これでいい、と思ったらしいで」
ホーミーというモンゴルの伝統的な歌唱法この話は初耳であると同時に、ホーミーの存在さえ私は聞いたことがなかった。
ホーミーはモンゴルの伝統的な歌唱法のひとつで、ひとりのひとが唸り声のような声と非常に甲高い声を同時に発声するそうだ。
例としてのっている動画を下に貼るが、ふつうのひとってこの2種類の声が聴き取れるのだろうか?
私にはお坊さんのお経の声にしか聞こえない(泣)
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どうやら師が披露してくれた知識は、かつてNHKで放映された「松任谷由実モンゴルへ行く ホーミーへの旅」によるものらしい。
もちろんユーミンのファンなら知っているだろうが。
下の動画ではホーミーの歌い手の声にも、ユーミンの声にも、人間には普通聞こえない超音波が含まれていることがわかったというものである。
この超音波は人間をリラックスさせるアルファ波が含まれているそうなのだが?
このなかでユーミンはこうも言っている。
「私は自分の声というものを探し始めました。
いくつかの曲をつくっていくなかで、私の心に響いてくるメロディーとは、歌っているときに声が頭蓋骨のなかで気持ちよく響くものだと発見していったんです」
声が頭蓋骨のなかで響く?!
ちょっと信じられへん!
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ユーミンが社会を変えた?正直な話、私はユーミンがデビューした頃、歌はいいのに、この人はなんて歌がヘタクソなんだろうと思っていた。
私には声がどうのこうのというより、このひとの歌い方では、ターゲットとする音程に今少し足りていないというか、すこうしフラットがかっているようなのが気になっていたのだ。
それがいつのまにか、あまり気にならなくなっていった。
今では「非常にうまい」とか「いい声」とは思わないが、これもありだという気がしている。
これって私の耳が変わってきたのだろうか?
それとも社会全体が多様性や個性を重視する方向へ変わってきたせいだろうか?
私がこう問うと、師の意見はこうだった。
「いや、そうゆうふうにユーミンが社会を変えていったんやな。
えらいもんや」
雪村いづみとユーミンの「ひこうき雲」これも今日知ったことだが、ユーミンのデビューアルバムで映画「風立ちぬ」にも使われた「ひこうき雲」は雪村いづみのために書かれた曲だったそうである。
しかしあまりにも雪村いづみがうますぎて、曲の雰囲気にあわないと判断した製作陣の考えで、本人のユーミンが歌うことになったそうだ。
そこで雪村いづみのを聴いてみたのだが・・・これ別にいいんじゃない?
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今度は映画の場面といっしょにユーミンのを聴いて見たら・・・
あれ、やっぱりこっちのほうが好きかも?
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