「帰ってきたよ」紀平梨花、3年ぶり全日本に感慨 アイスダンス転向で笑顔の帰還「たくさん悩んで考えて、葛藤して過ごしてきた日々が無駄にならないように…」
フィギュア「帰ってきたよ」紀平梨花、3年ぶり全日本に感慨 アイスダンス転向で笑顔の帰還「たくさん悩んで考えて、葛藤して過ごしてきた日々が無駄にならないように…」
湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
2025.12.20
“りかしん”こと紀平(右)と西山(左)の新星カップル。全日本で初陣を飾った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)
かつての全日本女王がアイスダンサーとして帰還した。 フィギュアスケートの全日本選手権(東京・代々木第一体育館)は12月20日にアイスダンスのリズムダンスが行なわれ、今年9月に新カップルを結成した紀平梨花/西山真瑚組が57.44点をマークし、3位につけた。デビューした11月の西日本選手権での得点(59.61点)を上回ることはできなかったが、新星カップルは大舞台で確かな第一歩を刻んだ。 会場の注目を一身に浴びた。選手紹介のアナウンスでは、ひと際大きな歓声が上がった“りかしん”。2番滑走で登場した2人は息の合ったツイズル、ステップを披露。リフトもしっかりと決め、アップテンポな曲調が魅力の『Mambo No5』を笑顔で完走した。 自己ベストは超えられなかったが、得点発表後は2人で見つめ合い「うんうん」とうなずいた。確かな手応えで明日のフリーに視線を向けているようだった。 演技後、2度の全日本女王は多くの取材陣が待つミックスゾーンに姿を現すと、「こうやって全日本に帰ってこられて感慨深いです」と率直な感想を漏らした。実に3年ぶりとなる全日本の雰囲気を「すごいたくさんの声援をくださって『帰ってきたよ』っていう気持ちと、まだこうやって応援してくれると思えて、すごく嬉しかったです」と振り返った。 シングル時代は右足の故障で22年北京五輪出場のチャンスが叶わなかった。その後も思うように怪我が回復せず、想像以上に長引いた。結局、26年ミラノ・コルティナ五輪のシングルでの出場は潰えたが、アイスダンス転向で未来への可能性がみえた。「今まではすごいいろんな葛藤があって、希望が見えないような日々を過ごしていた。やっと希望が見えたりとか、こうして目指すところに毎日を過ごせているのが、ものすごく嬉しい」と声を弾ませた。 続けて「たくさん悩んで、たくさん考えて、いろいろ葛藤して過ごしてきた日々が無駄にならないような、そういった今後につなげていきたい。新しいスタートが切れて良かったです」とうなずき、微笑みを浮かべた。 シングルとアイスダンスの今後の兼ね合いを質問されると、「今はまだ怪我の状態も完治してないので。今はアイスダンスに集中していきたいと思います」と、しばらくはアイスダンスに専念すると語った。 ▼全日本フィギュアスケート選手権 アイスダンスリズムダンス結果 1位 吉田唄菜/森田真沙也 68.78点 2位 櫛田育良/島田高志郎 64.99点 3位 紀平梨花/西山真瑚 57.44点 4位 佐々木彩乃/池田喜充 54.09点 5位 浦松千聖/田村篤彦 50.93点 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部) 【画像】会心の演技後ガッツポーズ!全日本SPで女王の貫録を見せつけた坂本花織を特集! 【画像】最後の全日本選手権!SPで華麗にリンクを舞い魅了した三原舞依を特集! NEXTPAGE【画像】「ただいま!」紀平がカメラ目線でダブルピースした実際の場面- 1
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