SONY TA-F333ESX
- SONY TA-F333ESX
¥79,800(1986年頃)
デジタルソースが伝える生の音楽の生命感までも鮮やかに描き出すという理想に向け、アンプ設計の基本を厳しく見つめ直し、先進のテクノロジーを惜しみなく投入したプリメインアンプ。回路構成はシンプル&ストレートを追求した構成となっており、アンプ回路がフォノ・イコライザー部とパワーアンプ部だけのシンプルな構成なので、増幅素子の精度など音質上の不安定要素を大幅に削減しています。 無振動・無共振設計を追求したGシャーシが採用されています。 このGシャーシという名前は、スペイン最南端の小半島「ジブラルタルの岩」にちなんで、アコースティカリーチューンドG(=ジブラルタル)シャーシと名づけられています。 素材には、十分な質量、外部の振動からの共振しにくさ、振動が発生しても素早く減衰する内部損失の大きさなどから検討され、大理石と同じ組成をした炭酸カルシウムを、不飽和ポリエステルに加え、さらにグラスファイバー(ガラス繊維)で強化して採用しています。 非磁性・非金属であるため、トランスやコンデンサなどの磁界に誘発される電磁歪やうず電流の発生がなく、電気的な面からも音質劣化を減少させています。また、熱や温度による経年変化も無視できるすぐれたシャーシとなっています。 形状は、突起部で発生する部分共振や分割振動を排除するため、突起部を排除し、さらにシャーシ各部の厚さも十分にとり、縦横にリブを走らせて剛性を向上させています。 リブとリブとの感覚やリブの厚みもランダムに変える事で特定の共振モードを持たないよう配慮しています。 電源部には350VAの大型トランスを採用するととともに、S.T.D.(Spontaneous Twin Drive)電源方式を採用しています。 この方式は、パワーアンプを構成するAクラス段とパワー段の電源に整流回路を独立して設置し、Aクラス段の電源のふられを防ぐとともに、大きな電源供給を必要とするパワー段に起こりがちな電圧変動を補うもので、これによってAクラス段は、大出力時にもパワー段の干渉を受けずに安定した動作を実現しています。 パワーアンプ部では出力段のスイッチング歪やクロスオーバー歪を広帯域、広ダイナミックレンジで激減させるS.L.L.(スーパーレガートリニア)方式を採用し、低歪な再生を実現しています。 MCカートリッジ対応のフォノ・イコライザーアンプには、高域応答特性に優れ、TIM歪を追放するローノイズHi-gmFETを採用しています。また、3ポジションのカートリッジロードセレクターの装備により、さまざまなカートリッジに対応しています。 トーン回路はトーンアンプを使用せず、パッシブ素子のみで構成しており、回路を大幅にシンプル化でき、音の純度を向上させています。 また、ターンオーバー周波数をBass、Trebleそれぞれで2種類切替え可能で、Toneスイッチによってトーン回路をパスすることも可能です。 CDなどのソースのより忠実度の高い再生が楽しめるソースダイレクト・スイッチを搭載しており、これを使用すると、トーンコントロール、サブソニックフィルター、バランス、モードスイッチなどの回路を飛ばす事が可能です。 ワンタッチでスピーカーに有害な不要な超低域をカットできるサブソニックフィルターを搭載しています。 インプットセレクターで選択した信号を、接続した機器にループさせることができるアダプターOUT/IN端子を装備しています。 グラフィックコライザーなどを使用することが出来ます。 CDとPhonoの入力には金メッキ処理端子を採用しています。