いつも心に音楽を
いつも心に音楽を

いつも心に音楽を

ジャズの影響を受けたクラシック音楽

 

近年ずっと”ジャズ系ピアノ”にもハマっている影響から、

ジャズについても、もっと書きたいな・・と思ってますが、実はクラシックよりずっとオタク(マニア)色が濃くなるので、けっこうやりにくいのです(苦笑)

 

 

ジャズが誕生したのは20世紀ごろ(その前身、ブルースやラグタイムは19世紀後半から)なので、クラシック音楽の歴史の中で、それらが影響し合い融合もしたのは、そんなに古い話ではないです。

 

 

         

 

 

ですがジャズの誕生と共に、クラシックの音楽家たちも、その素晴らしさ斬新さをいち早く感じ、こんにちでも魅力的な作品を生み出しています。

 

           .

 19世紀後半生まれのかのドビュッシーは、本格的に作品を発表し出したのが、19世紀末ですが、ドビュッシーの音楽のジャズへの影響は、

ドビュッシーがそれまでの作曲家が使わなかった、新しい和音や音階が、その後のジャズの発展の中で類似点があまりに多い事を考えると、疑う余地はありません。(ただ、ドビュッシーの音楽がジャズに大きな影響を与えたって、クラシックの書物等には殆んど触れられてないそうですが・・・)

 

 

         

 

 

自分はドビュッシーの曲を聴くと、多くの曲で、どこかジャズっぽい!と感じます。初期の有名な アラベスク1番や 月の光 などでさえも。

 

 

                   

                ドビュッシー 「ゴリーウォークのケークウォーク」

            ジャズ的というより、ジャズの前身のダンス音楽を使ってますが。

 

 

更にドビュッシーの音楽語法の継承発展者とされるラヴェルは、既にアメリカでジャズが発展・流行し、その斬新さに大変惚れ込んで、自身の作品に好んで取り入れる事もしました。特に後期のピアノ曲に多いようです。

        

         

           ラヴェル  ピアノ協奏曲 ニ長調 (左手のための) から 

 

 

 ポピュラー音楽とクラシック両面で大活躍した、アメリカのガーシューインは、まさにジャズ(初期のブルースの雰囲気を残す)で育った感性を強く押し出し、ピアノコンチェルトの形式で発表した、有名なラプソディ・イン・ブルーなどは、全編ジャズの語法(ブルーノート音階の使用など)をふんだんに盛り込み、大成功を収めました。その後もジャズの語法をダイレクトに使った作品を発表していきました。

 

      

       

            ガーシューイン  3つの前奏曲  第1番

         

 

 

        

  ジャズっぽい!と感じる1つ、ブルーノート音階。 アフリカ系アメリカ人の感性と言えます。クラシックではそのままでは殆んど使われませんが、ガーシューインが愛用。

 

 

 

近代・現代の作曲家(プロコフィエフ、バルトーク、ストラヴィンスキー 等々)の作品の多くは、その作風が無意識にか、偶然にか、ジャズと共通する形で現れることがしばしばあると言われています。

複雑な和声、斬新なリズムなどを追及していった近代・現代のクラシック音楽作品と、モダンジャズ・現代のジャズに共通点が増えてきたのは間違いないでしょう。

 

 

牛田智大さんもよく愛奏した、プロコフィエフ  ピアノソナタ第7番 の 第3楽章は、特にモダンジャズ・現代ジャズ色が濃厚です。

 

        

         プロコフィエフ  ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」 第3楽章

 

 

 また、一貫した独特のジャズ語法で多くの作品を発表し続ける、ロシアのカプースチンは、現代のクラシック界でも、最も個性的な作曲家(ピアニストでもあります)の一人となっています。       

        

 

        

            カプースチン  8つの演奏会用エチュードから 第1番

      

 

 

        

             カプースチン  ピアノ協奏曲 第2番  第3楽章

 

 

 カプースチンの作品は、そのサウンドに於いて限りなくジャズ的と言われてますが、決定的にジャズと違う(クラシックと分類されがちな点)は、全て譜面に書かれ、再現され、ジャズの生命線である”アドリブ(即興演奏)”の要素は全くない点。

加えて楽譜に書き現わせない”スィング感”の限界なども。

 

譜面に全て書かれたものなら、どんな作曲家がいかにジャズ的なサウンドの曲を書いても、ジャズとは本質を異にする音楽となるです。 ・・・って、この辺は様々な考え方がありますが💦  

 

                                   .

 牛田さん、ジャズに憧れはあるのでしょうか??

デビュー暫くの頃は、ジャズをたまに聴いてます。とインタビューで言ってまして、デビューアルバムの中に ヒナステラ「アルゼンチン舞曲集」を入れて、頻繁にリサイタルでも演奏してましたが、これ、かなりのモダンジャズ風の曲ですね。 

     

       

      後半: ヒナステラ「アルゼンチン舞曲集」第3曲「はぐれものガウチョ」から

 

 その後も

14歳の時に、カプースチンの作品を1曲披露。

16歳の時には ラプソディー・イン・ブルー独奏版を絶賛披露・・いや~これ、大好きだったのです!!

その間にも、ジャズではないものの、ジャズ的な雰囲気を持つ近代作品曲も幾つか披露。 

  

      

      

 2019年4月の放送「題名のない音楽会」で、若きジャズピアニスト奥田弦さんと共演した時、自分はクラシックの王道をゆく演奏を探求する者・・・としての姿勢が強く見え、奥田さんを一流ジャズピアニストとして、自分には無い能力を発揮するアーティストとして賞賛してる印象がありましたが、、、

 

 

        

 

牛田さんも、今後ドビュッシーを披露すると言ってますし、またクラシック音楽の作品の中にもあるジャズ的な遊び心が、再び少しでも現れ、楽しまれることを願っています。

 

    

             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

 牛田さん、公式Twitterの中で、小学4年の時に描いた絵を3点紹介されています。

いや~興味深い! ご本人は”幼稚園の頃描いた絵かな?と思ったら・・・ヘタ過ぎて衝撃的”と仰ってます。 確かに物の形を正確にリアルに描くという点では、課題が多い?(←牛田さんごめんなさい💦 確か、図工も苦手教科の一つと仰ってましたね)とは思われますが、とにかく自由で色使いが明るい! ここにアート魂を感じました。

 

 

     

 

 1点お借りしました。 この鳥さんたちの絵は、鳥が好きな牛田さんの当時の愛情あふれる自由な感性の迸りが、のびのびと現れていて感心します♪

 

📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎