仕様の設計|ケーブルラックの材質選定方法と適用場所について詳しく解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります スポンサーリンク
内はZM、外はZ35
今回の疑問
ケーブルラックの材質と適用場所について教えてほしい!
あにまるさん ケーブルラックの材質って記号で書かれてて難しいな~ はりた 周囲の環境によって材質を選定する必要があるね! あにまるさん Z35とか溶融亜鉛メッキとか何が違うんだ? はりた ケーブルラックの材質と適用場所について解説していこう! ほかの記事へ ホームへ 結論
- 主な材質はこちらの表を確認してみましょう。
電気設備工事管理指針 令和元年版抜粋より
- ケーブルラックの材質は次の表を参考にしましょう。
本記事のおすすめの方
- ケーブルラックの材質について知りたい方
- ケーブルラックの材質の選定方法について知りたい方
- ケーブルラックの材質の適用場所について知りたい方
- ケーブルラックの材質
- 材質の選定方法
- 溶融亜鉛めっき鋼板と溶融亜鉛めっき仕上げの違いについて
- 鋼製ケーブルラックの表面処理について
- 関連記事
- まとめ
ケーブルラックの材質
ケーブルラックの材質と記号 記号 仕様 仕上げ 材料 ZM 亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板にメラミン焼付塗装、粉体塗装等を施したはしご形のもの 塗装(メラミン焼付等) 鋼 ZT 亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板に透明塗装を施したトレー型のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 Z35 JIS H 8641:2007「溶融亜鉛めっき」に規定するHDZ35以上の溶融亜鉛めっきを施したはしご形のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 ZA 上記HDZ35と同等の耐食性能を有する溶融亜鉛-アルミニウム系合金めっき鋼板製のはしご形のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 AL アルミニウム合金に陽極酸化皮膜を施したはしご形のもの アルマイト処理 アルミニウム合金電気設備工事管理指針 令和元年版抜粋より
『ZM』について【一般的に屋内で使用されるもの】 ケーブルラックの材質『ZM』について
- 仕様
亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板に
メラミン焼付塗装、粉体塗装等を施したはしご形のもの
- 仕上げ
塗装(メラミン焼付等)
- 材料
鋼
- 適用場所
一般屋内
選定のポイント- ケーブルラックの仕様としては標準の仕様となります
- ZMは溶融亜鉛メッキ鋼板にメラミン焼付塗装を施したものになります
- 仕様の呼び方『ZM』『メラミン焼付塗装』『無印のもの』
- 価格は標準型のため安価となります
- 仕様
亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板に
透明塗装を施したトレー型のもの
- 仕上げ
溶融亜鉛めっき等
- 材料
鋼
- 適用場所
一般屋内
選定のポイント- ZMは溶融亜鉛メッキ鋼板に透明塗装を施したものになります
- 仕様の呼び方『ZT』
- 仕様
JIS H 8641:2007「溶融亜鉛めっき」に規定する
HDZ35以上の溶融亜鉛めっきを施したはしご形のもの
- 仕上げ
溶融亜鉛めっき等
- 材料
鋼
- 適用場所
湿気・水気の多い屋内・一般屋外
選定のポイント- ケーブルラックの仕様としては屋外用の仕様となります
- Z35は「溶融亜鉛めっき」に規定するHDZ35以上の溶融亜鉛めっきを施したはしご形のものとなります
- 仕様の呼び方『Z35』『どぶ付け』『溶融亜鉛メッキ仕上げ』
亜鉛付着量からの平均メッキ膜厚を表します。 JIS(日本工業規格)での各記号とメッキ膜厚は以下の通りです。
種類 記号 付着量g/㎡ 平均メッキ膜厚μm 2種35 HDZ 35 350以上 49以上 2種40 HDZ 40 400以上 56以上 2種45 HDZ 45 450以上 63以上 2種50 HDZ 50 500以上 69以上 2種55 HDZ 55 550以上 76以上『ZA』について【一般的に屋外で使用されるもの】 ← 安価 ケーブルラックの材質『ZA』について
- 仕様
HDZ35と同等の耐食性能を有する
溶融亜鉛-アルミニウム系合金めっき鋼板製のはしご形のもの
- 仕上げ
溶融亜鉛めっき等
- 材料
アルミニウム合金
- 適用場所
湿気・水気の多い屋内・一般屋外
選定のポイント- ケーブルラックの仕様としては屋外用の仕様となります
- Z35はHDZ35と同等の耐食性能を有する溶融亜鉛-アルミニウム系合金めっき鋼板製のはしご形のもの
- 仕様の呼び方『ZA』『ZAM』『スーパーダイマ』『エコガル』
- 仕様
アルミニウム合金に陽極酸化皮膜を施したはしご形のもの
- 仕上げ
アルマイト処理
- 材料
鋼
- 適用場所
湿気・水気の多い屋内・一般屋外
選定のポイント- ケーブルラックの仕様としては屋外用の仕様となります
- ALはアルミニウム合金に陽極酸化皮膜を施したはしご形のもの
- 仕様の呼び方『アルミニウム』『アルミ』『AL』
- アルミは軽量のため持ち運びしやすいですが耐荷重が低いため一般的な幹線等での使用は控えるようにしましょう
材質の選定方法
屋内におすすめの仕様 屋内におすすめの仕様屋内におすすめの材質は「ZM」となります
おすすめの理由
- 標準仕様のため在庫品である(納期が掛からない)
- 価格が安価である
- 耐荷重が高い
屋外におすすめの仕様 屋外におすすめの仕様
屋内におすすめの材質は「ZA」となります
おすすめの理由
- Z35と同等の耐食性能を持つ
- Z35に比べ価格が安価である
溶融亜鉛めっき鋼板と溶融亜鉛めっき仕上げの違いについて
溶融亜鉛めっき鋼板 溶融亜鉛めっき仕上げ 概 要 熱間圧延鋼板又は冷間圧延鋼板に溶融亜鉛めっき処理を行った鋼板で非合金化処理を行ったものと合金化処理を行ったものがある。 溶融亜鉛めっきは俗に“ドブ漬け”又は“天ぷらめっき”といわれており、熱間圧延鋼板、冷間圧延鋼板等を用いて加工した製品を、溶融した亜鉛浴中に浸漬させ、鉄素地上に亜鉛の皮膜を生成させるめっき法である。一般に耐食性が要求される場合などに、最も経済的な防食手段として広く使用されている。 加工部 の めっき状態 めっき処理された鋼板に加工を行う為、切断面は鉄素地が露出する。露出部分は比較的早く赤錆が発生するが、亜鉛の犠牲防食作用により、端面の亜鉛めっき層がなくなるまで鉄素地の腐食が進行することはない。 加工後に溶融亜鉛めっきをする為、切断・曲げ部に関係なく、一定に亜鉛が付着している。出典:(ネグロス電工 電設資材カタログ 2022/23A)より
あにまるさん 溶融亜鉛メッキ鋼板は加工前に処理を行うんだな! はりた 溶融亜鉛メッキ仕上げの方が耐食性に優れているから覚えておこう!鋼製ケーブルラックの表面処理について
在、ケーブルラックの表面処理には、メラミン樹脂焼付塗装(アミノ・アルキッド樹脂 塗装)、溶融亜鉛めっき仕上げ、エポキシ樹脂電着塗装及び、パウコート仕上げ(粉体塗装)があります。
メラミン樹脂焼付塗装とはアミノ・アルキッド樹脂塗装と言います。量産塗装向きで価格も安く、平均的な性能を有する普及型の塗装方法です。塗膜が硬く、光沢があり、各種の塗装方法が可能です。
エポキシ樹脂電着塗装とは水溶性塗料槽内に被塗装物を浸し、これを陽極または陰極として直流電圧をかけ被塗装物表面に塗膜を形成させ、炉内で焼付けする塗装方法です。他の塗装に比べ、複雑な形状でも均一な膜厚が得られ防食性に優れています。
パウコート仕上げとは粉体塗料(エポキシ・ポリエステル系)を静電塗装した塗装方法です。塗膜の有効成分である微粉末を静電気で被塗装物表面に密着させ、炉内で焼付けて溶融硬化させるので、厚い丈夫な塗膜ができます。
関連記事
この記事のカテゴリーまとめ
ケーブルラックの材質選定方法と適用場所 記号 仕様 仕上げ 材料 ZM 亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板にメラミン焼付塗装、粉体塗装等を施したはしご形のもの 塗装(メラミン焼付等) 鋼 ZT 亜鉛の両面付着量100g/m2以上の溶融亜鉛めっき鋼板に透明塗装を施したトレー型のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 Z35 JIS H 8641:2007「溶融亜鉛めっき」に規定するHDZ35以上の溶融亜鉛めっきを施したはしご形のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 ZA 上記HDZ35と同等の耐食性能を有する溶融亜鉛-アルミニウム系合金めっき鋼板製のはしご形のもの 溶融亜鉛めっき等 鋼 AL アルミニウム合金に陽極酸化皮膜を施したはしご形のもの アルマイト処理 アルミニウム合金電気設備工事管理指針 令和元年版抜粋より
- 施工場所の指針
屋内におすすめの仕様
- 屋内におすすめの材質は「ZM」
おすすめの理由
- 標準仕様のため在庫品である(納期が掛からない)
- 価格が安価である
- 耐荷重が高い
屋外におすすめの仕様
- 屋内におすすめの材質は「ZA」
おすすめの理由
- Z35と同等の耐食性能を持つ
- Z35に比べ価格が安価である
関連 サイズ 選定方法 ラック スポンサーリンク スポンサーリンク