意外と簡単!パキラを挿し木で増やそう
意外と簡単!パキラを挿し木で増やそう 2023.05.08 2025.10.05 花のお手入れおしゃれで育てやすい観葉植物として人気のパキラ。美しい緑色の葉が揺れる様子が涼しげで、また、比較的生長スピードが速いこともあって、栽培するのが楽しくなる魅力的な植物です。ご自宅で育てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。パキラが大きく育ったら株を増やすことが可能です。とはいっても、実際にやるとなると何から始めればいいのか、どんな方法がパキラに向いているのかなど、不安に感じることが出てくるものですよね。
そこで今回は、比較的簡単にパキラの株を増やせる方法「挿し木」について詳しくお伝えします。パキラ以外の観葉植物にも応用できますので、どうぞ最後までお読みください。
この記事はこんな人におすすめ- 観葉植物を育てている方
- 挿し木で観葉植物の株を増やしたことがない方
- 観葉植物の剪定の仕方を知りたい方
PICK UP
目次
- 1 パキラとは
- 2 パキラの育て方
- 2.1 置き場所
- 2.2 水やり
- 2.3 大きく育てたい場合
- 3 剪定が必要なとき
- 3.1 剪定の仕方
- 3.2 生長期以外に剪定してはいけない?
- 4 挿し木とは
- 4.1 挿し木の仕方
- 4.2 挿し木をした後の管理
- 4.3 落とした茎は水挿ししよう
- 5 編み込みパキラを作ろう
- 5.1 茎の編み方
- 5.2 編んだ茎に起こりがちなトラブル
- 6 まとめ
パキラとは
パキラは亜熱帯原産の常緑の植物。ツヤのある緑色の5〜7枚のボート形の葉が放射状に広がっています。幹の部分にも特徴があり、下の方が膨らんでどっしりとしているものもあれば、細い幹を持つ数本のパキラをよじっているスタイルのものもあります。おしゃれな雰囲気を持つうえに比較的お手入れが楽なので、店舗やオフィスのグリーンインテリアとしても重宝されています。
日本では観葉植物として室内で栽培されているのをよく見かけますが、原産地では高温多湿の環境でたくましく育ち、なんと20mになる株もあるそうです。大きく育ったパキラには独特な姿をした花が咲き、実がなります。実はカイエンナッツと呼ばれ、加熱して食べる地域もあるようです。しかし、微量ながら毒性があるため、食用利用を禁止している国も多くあります。 パキラの花言葉「快活」と「勝利」という花言葉を持っています。 「快活」は生命力あふれる葉の色や株の姿からきたとされています。 一方「勝利」は、パキラを育てて商売にしたことで貧困から脱したというエピソードが元になっています。 このことから派生して「Money Tree」と呼ばれ、金運がアップする植物ともいわれていますよ。 2024.09.01
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パキラの育て方
パキラは、植物を育てた経験があまりない方にもおすすめの育てやすい観葉植物です。サイズ展開も豊富で、片手に乗るくらいのものからお部屋のシンボルツリーになるほど大きなものまであります。生長するスピードが速いので、購入の際は少し小さめのものを選びましょう。次々と出てくる新芽を見るのも楽しいものです。
店頭で株を選ぶときは、葉が美しく、幹が硬くてしっかりしているものを探してください。葉が下を向いている株や、茎が細く弱々しい印象を受けるものは、生育環境がよくなかった可能性があります。また、新芽が出ているかどうかもいい株を見極めるポイントです。 上下の葉を比較上部の葉と下の方の葉の色が違っている株があります。 これは、生育の過程でストレスを受けた時期があることを示していて、株が弱っている可能性があります。 購入の際は、どの葉も色が濃くて光沢がある株を選びましょう。
それでは、ここからはパキラの基本的な育て方をご紹介します。
置き場所日当たりと風通しのいい暖かいところで育てましょう。ただし、直射日光や強い西日が当たる場所だと葉焼けするかもしれません。その場合はレースのカーテンや遮光ネットなどで光量を調節してください。一方、あまり日が当たらない場所で育てると生長が鈍り、葉が落ちる原因になります。日当たりが悪い場所で育てる際は、週に3日ほどは日中外に出して日光浴をさせると丈夫に育ちますよ。
パキラは亜熱帯原産ですから寒さには弱いです。冬でも5℃以上を維持できる場所で管理してください。特に窓辺は意外と温度が下がるので、気温が低い時期は鉢は窓から離しておきましょう。 エアコンの風が当たる場所は避けてエアコンの風が直接当たり続けると、葉が乾燥して傷み、枯れる原因になることがあります。 置き場所を決める際には、この点も考慮してくださいね。
水やり土の表面が乾いたら鉢底から溢れるくらいたっぷりと水やりをしてください。十分な量の水を一度に注ぐと、土の中の古い空気を押し出し、新鮮な空気を取り入れることにも繋がります。なお、気温が10℃を下回るようになると休眠期に入ります。生長が緩慢になるので、水やりは2週間から1ヶ月に一度に減らしましょう。また、受け皿に水が溜まったままだと根腐れを起こすことがあります。忘れずにその都度捨ててくださいね。
パキラは葉が大きいので、葉水も効果的です。毎日霧吹きを使って葉全体に水を噴霧しましょう。裏側にも丁寧に水をかけると、害虫発生の予防にもなります。 葉をきれいに保つ植物は葉から酸素を取り入れ、二酸化炭素や水分を放出しています。 葉に埃がついていると、見た目が損なわれるだけでなく、呼吸がしにくくなるので、ときどき湿らせたティッシュなどで葉の表面についた埃を拭き取るようにしましょう。
大きく育てたい場合パキラは肥料を与えなくてもどんどん新芽を出す生命力のある植物ですが、株を大きく育てたい方は追肥をしましょう。生育期である5〜9月に行うと効果的です。固形の緩効性化学肥料を使用する場合は2〜3ヶ月に一度、液体肥料であれば2週間に一度を目安にしてください。 休眠期寒くなってくるとパキラの生長スピードはゆっくりになります。 この時期に肥料を与えるとかえって負担になるので、控えましょう。
また、6〜7月頃に思い切って多くの葉を切り落とし、幹に栄養が集中するようにすると、しっかりとした太い幹になります。一時的に見た目が寂しくはなりますが、秋になる頃にはたくさんの新芽が出て見栄えがするでしょう。
定期的な植え替えも欠かせません。株によって差がありますが、1〜2年に一度のペースでひとまわり大きなサイズの植木鉢に替えると、順調に大きく伸びて行きます。植え替えも植物にとっては負担になるので、再生力のある生育期に行ってくださいね。 2023.07.01
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剪定が必要なとき
パキラは上へ伸びていく植物です。剪定しないと上の方ばかり茂り、下の方の古い葉は落ちてスカスカになってしまうので、見た目がアンバランスに。美しい樹形を保つには剪定が必要です。また、葉が混み合ってくると株の中で風通しが悪くなるだけでなく、光が届かない枝が出てきます。葉が落ちたり株全体が弱ったりする前に剪定して、生育環境をよくしましょう。 トラブルが起きたときにも日当たりが悪い場所で育てていて徒長(細い茎がひょろひょろと伸びている状態)してしまったときや、害虫の被害が大きいときに該当箇所を剪定すると、株を回復させることができます。
パキラは強健なので、たくさんの茎を一度に切ってしまっても再生する力が強いです。 パキラの生長期は5〜9月ですが、その後の再生にかかる時間を考えて、ばっさり剪定する場合は7月までに行うのがおすすめです。
剪定の仕方剪定バサミは切れ味のいいものを使用してください。切れ味が悪いと切り口の細胞が潰れるため、その後の生長に影響が出るかもしれません。また、病気になった植物を切ったあとにハサミを消毒せずに別の植物を剪定すると、刃に残っていた菌が移ります。剪定バサミはその都度必ず消毒しておきましょう。
剪定する際は、まず枯れている枝を根元から落とします。その後は全体のバランスを見ながら不要な枝を切ってください。完成形のイメージを最初に描いておくと作業しやすいですよ。また、前述のとおり、内側で絡み合っている茎があれば間引きましょう。株が蒸れず、順調に生長しやすくなります。
パキラの茎をよく見ると、表面に節のように見えるところがあります。これはパキラの成長点で、ここから新しい芽が出てきます。剪定するときは、成長点より2㎝上あたりで切るようにしてください。 剪定した枝は水につける剪定した枝を挿し木に使う場合は、切ったまま放っておくとしおれます。 器に水を入れて準備しておいて、すぐにつけるようにしましょう。
生長期以外に剪定してはいけない?パキラは比較的丈夫な植物なので、まだ暖かい10月や11月上旬に数本の枝を切り落とす程度であれば問題ありませんが、できれば少しでも気温が高いうちに済ませておきましょう。一方、気温が10℃を下回るような時期にばっさりと剪定してしまうと、株が休眠しているため再生する力がなく、枯れてしまう可能性があります。冬に樹形を整えたくなっても、葉を少し切り取る程度に止め、暖かくなるのを待ちましょう。
それでは、剪定した枝を使って挿し木をする方法をご紹介します。 2023.10.01
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挿し木とは
観葉植物の株を増やす方法にはいろいろありますが、挿し木は枝を土や水に挿して発根させ、新たな株として育てることをいいます。種から育てるのが難しい植物でも簡単に株を増やすことができる便利な方法です。 弱った株でも大丈夫たとえ根腐れなどを起こして株の大半が弱ってしまっても、元気な枝が数本残っていれば挿し木でもう一度育てることができます。 挿し木のやり方を知っていると心強いですね。
挿し木は植物を育てた経験があまりない方でも比較的簡単に行うことができます。剪定した枝を使ってできるので、機会があればぜひ挑戦してみてください。また、パキラは繁殖力旺盛。挿し木した枝からだけではなく、親株でも切った部分から新芽が出て、また葉が広がり始めますよ。
それでは挿し木の手順をご紹介します。実際に行うときの参考になさってください。
挿し木の仕方挿し木用に切った枝のことを「挿し穂」といいます。挿し穂には青々とした葉がついた枝を選びましょう。元気がないものだと発根しないことがあります。長さは10〜20㎝あれば大丈夫です。なお、土は培養土ではなく市販の挿し木用の土を使用してください。培養土には肥料が入っていて、挿し穂の切り口が腐敗する可能性があります。 準備するもの
- パキラの挿し穂
- 植木鉢(小さいサイズのもの)または育苗ポット
- 挿し木用の土
- 園芸用のハサミ(消毒済みのもの)
- 水を入れた器
- 割り箸などの細長い棒