フロリダ州のヌーディストとサーファー、スペースXのスターシップ打ち上げ計画に猛反発
フロリダ州のヌーディストとサーファー、スペースXのスターシップ打ち上げ計画に猛反発- 2025.09.22 21:30
- Passant Rabie - Gizmodo US
- [原文]
- ( Kenji P. Miyajima )
「公共のビーチ」は企業のもの? 地域住民のもの?
いま、フロリダのビーチを愛する人々の間で、SpaceX(スペースエックス)への風当たりが強くなっています。
NASA(アメリカ航空宇宙局)ケネディ宇宙センターからのスターシップ打ち上げ許可を申請した同社の計画の影響で、サーファーやヌーディストがビーチの利用制限を受ける恐れがあるのだとか。
年間60回以上ビーチが閉鎖される可能性
先ごろ、FAA(Federal Aviation Administration: 連邦航空局)は、フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙基地からのスターシップ打ち上げを許可かするかどうかについて、地域住民の意見を聞く一連の公聴会を開催しました。
公聴会で、ヌーディスト団体であるAmerican Association for Nude Recreation(AANR)のメンバーたちは、打ち上げ施設から数kmしか離れていないプラヤリンダビーチか閉鎖される可能性に強い懸念を表明したとSpace.comが報じています。
スペースXは、ケネディ宇宙センターから年間最大44回の打ち上げを実施する計画で、スターシップ運用に向けてFAAとアメリカ宇宙軍の承認を求めています。
FAAは、包括的な環境への影響を評価するために、地域住民からの意見を募っています。住民は、打ち上げに伴う騒音や、道路やビーチの閉鎖を懸念しているようです。
FAAの初期評価では、スターシップ打ち上げによって、プラヤリンダビーチが年間60回以上閉鎖される可能性があるとのこと。プラヤリンダは、フロリダ州にある数少ない公共ビーチのひとつで、サーフィンの名所として知られているほか、衣服や水着の着用が任意の、合法的にヌード可能なエリアがあるそうです。
ヌーディストとサーファーの声
公聴会では、AANRのErich Schuttauf事務局長が、プラヤリンダビーチへの立ち入りが制限されると、移動を強いられるヌーディストによって近隣のヌーディストビーチが過密状態になると警告しました。また、それによって通常の衣服や水着を着用するビーチ利用者にも影響が出る恐れがあるとのこと。
また、別の公聴会では、地元のサーファーたちが強い反発を見せたとBeach Gritが伝えています。
ケネディ宇宙センターのカナベラル国立海浜公園内に位置するプラヤリンダビーチは、人間の手が加わっていない自然が残っており、サーファーにとって理想的な条件が整っているといいます。
スターシップ打ち上げによってビーチが閉鎖されれば、波に乗れる絶好の機会が奪われることになるとサーファーたちは訴えます。
この問題を受けて、地元コミュニティは、スペースXによるプラヤリンダビーチの独占を阻止するために、オンライン署名サイトを立ち上げています。
それにしても、スペースXはどこに行っても評判が悪いですね…。