骨軟骨腫の基礎知識
こつなんこつしゅ 骨軟骨腫 骨にできる良性腫瘍のひとつ。骨の一部が硬いこぶ状となって飛びだした状態でまれに悪性化する 5人の医師がチェック 69回の改訂 最終更新: 2025.10.25 (杉野 美緒・医師) 執筆・監修 医療事典 MEDLEY 編集チーム 医師・薬剤師骨にできる良性腫瘍の1つです。骨の一部が膨らんで、硬いこぶ状になって外側に飛び出した状態になります。外骨腫と呼ばれることもあります。骨の表面の硬いこぶや運動時の痛み、関節の動かしにくさなどが主な症状です。股関節や膝関節、手の骨に多く見られ、骨の成長とともに腫瘍の成長も止まります。画像検査で腫瘍の大きさや位置、状態を調べます。骨軟骨腫と診断されている場合には、症状の悪化がない限り、経過を観察します。骨軟骨腫が心配な人は整形外科を受診してください。
- 骨の一部が膨らんで、硬いこぶ状となって外側へ飛びだした状態
- 骨の良性腫瘍(がんではない)
- 外骨腫と呼ばれることもある
- 腫瘍は茸状(じじょう:キノコのような形)と表現されることがある
- 長管骨の骨幹端部に発生する
- 長管骨:主に手足を構成する細長い形状をした骨のこと
- 骨幹端部:骨の端のこと
- 骨の腫瘍の中では、がんの骨転移を除くと最も多い
- 一部は遺伝が関係している
- 約45%は10歳代で発症する(男女差はない)
- 単発性と多発性に分けられる
- 典型的な症状は、骨の表面に硬いこぶができること
- 主な症状
- 運動時の痛み
- 骨のでっぱり
- 関節の動かしにくさ
- 股関節や膝関節、上腕の骨に発症することが多い
- 骨の成長が終わると腫瘍の成長も止まる
- 成人になっても痛みを伴った腫瘍の増大がある場合は軟骨肉腫への悪性化を疑う
- 問診・診察
- 画像検査:骨に腫瘍ができてないか、大きさや位置などを調べる
- レントゲン検査
- CT検査
- MRI検査
骨軟骨腫の治療法
- 特に症状がない場合は、経過を観察する
- 痛みや・関節の動きにくさなどの症状がある場合は、手術を行うことがある
- 腫瘤の切除術
- 手術で腫瘍の頭部分(軟骨帽)を完全に取り除くことが重要
- 長期的な経過
- 悪性化する(軟骨肉腫に変化する)場合もあるので、定期的な受診を心がける
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