【社内SEが解説】Windows 11のスタートメニューでソフトが見つからない?バージョン別の違いと対処法
「○○ってソフト、どこにあるんですか?」
社内SEをやっていると、この質問は本当によく来ます。Windows 11になってから、スタートメニューの構造が大きく変わりました。以前のWindowsに慣れていた方ほど、アプリの探し方がわからなくなっています。
さらに厄介なのは、同じWindows 11でもバージョンによってスタートメニューの見た目が違うということです。隣の席のPCと自分のPCで画面が違う、なんてことが実際に起きています。
この記事では、5社のグループ会社を管理する現役ひとり情シスが、Windows 11のスタートメニューの「何が変わったのか」と「どう設定すれば使いやすくなるか」を解説します。
たまのSE「ソフトどこですか?」は社内SE永遠の定番問い合わせです。バージョンの違いを知っておくと対応がスムーズになります💡
スポンサーリンク 目次- まず知っておきたい「バージョン」の話
- バージョン 24H2のスタートメニュー:「アプリが見つからない」の正体
- よくある不満
- バージョン 25H2のスタートメニュー:ようやく改善された
- 注意:同じ25H2でも画面が違うことがある
- 社内SEとしてやっておくべき設定
- 24H2のPCの場合
- 25H2のPCの場合(新スタートメニューが有効な場合)
- 最速のアプリの探し方:「Windowsキーを押して名前を打つ」
- ヘルプデスク対応のポイント
- まとめ
まず知っておきたい「バージョン」の話
Windows 11には、大型アップデートによる「バージョン」があります。スマホのiOSやAndroidが年に1回大きく更新されるのと同じイメージです。
2025年〜2026年時点で、会社のPCに入っているWindows 11は主にこの2つのどちらかです。
- バージョン 24H2(2024年後半にリリース)
- バージョン 25H2(2025年後半にリリース)
「24H2」「25H2」という表記は、「2024年後半(H2=Half 2)」「2025年後半」という意味です。
この2つで、スタートメニューの見た目と操作方法が異なります。これが「同じWindows 11なのに画面が違う」という混乱の原因です。
バージョンの確認方法は、Windowsキー+Rで「winver」と入力してEnterを押すと表示されます。
たまのSEユーザーに「バージョンは?」と聞いても伝わりません。「winverって打ってください」が一番早いです🔍
スポンサーリンクバージョン 24H2のスタートメニュー:「アプリが見つからない」の正体
現在多くの会社のPCに入っているのが、このバージョンです。
スタートメニューを開くと、画面は大きく2つのエリアに分かれています。
- 上側:ピン留め済みアプリ(よく使うアプリのアイコンが並ぶ)
- 下側:おすすめ(最近使ったファイルやアプリが自動表示される)
問題は、インストールされているアプリの一覧がこの画面に表示されないことです。
全アプリを見るには、右上にある「すべてのアプリ」ボタンを押す必要があります。この「ワンクッション」が、以前のWindowsに慣れた方にとって非常にわかりにくい。
Windows XPや7の時代は、スタートメニューを開けばプログラムの一覧がすぐ見えました。Windows 11の24H2では、それが隠れた場所に移動してしまったのです。
よくある不満- 「すべてのアプリ」ボタンの存在に気づかない
- 「おすすめ」欄に知らないファイルが並んでいて不安
- ピン留めに登録していないアプリは、どこにあるかわからない
- アプリをジャンルごとにグループ分けできない(Windows 10ではできた)
バージョン 25H2のスタートメニュー:ようやく改善された
2025年後半にリリースされた25H2では、スタートメニューが大きく改善されました。
最大の変更点は、ピン留めの下に「すべてのアプリ」が直接表示されるようになったことです。わざわざ別画面に切り替える必要がなくなりました。
さらに、アプリの表示方法を3つの形式から選べるようになっています。
- カテゴリ表示:スマホのように自動でジャンル分け
- グリッド表示:アプリアイコンをタイル状に並べる
- リスト表示:従来のようなABC順の一覧
加えて、多くのユーザーが不満に感じていた「おすすめ」欄の非表示もようやく可能になりました。
注意:同じ25H2でも画面が違うことがあるここが社内SEとして厄介なポイントです。
Microsoftは新機能を「段階的ロールアウト」という方法で配信しています。同じ25H2でも、新しいスタートメニューが有効になっているPCとなっていないPCがあります。
つまり、同じオフィスの中で、25H2のPCなのにスタートメニューの見た目が違うという状況が発生します。
ユーザーから「隣の人と画面が違うんですけど」と言われたら、これが原因です。
たまのSE「段階的ロールアウト」のせいで、同じバージョンなのに画面が違う。社内SEとしてはこれが一番説明に困ります😅
スポンサーリンク社内SEとしてやっておくべき設定
バージョンに関わらず、ユーザーからの「ソフトが見つからない」を減らすためにできることがあります。
24H2のPCの場合レイアウトを「ピン留めを増やす」に変更する
「設定」→「個人用設定」→「スタート」→ レイアウトで「ピン留めを増やす」を選択します。これだけで、おすすめ欄が縮小され、ピン留めアプリの表示領域が広がります。
おすすめ欄の表示を最小限にする
同じ設定画面で、以下の3つをオフにします。
- 最近追加したアプリを表示する
- 最もよく使うアプリを表示する
- 最近開いた項目をスタート、ジャンプリスト、ファイルエクスプローラーに表示する
業務アプリをピン留めに登録する
「すべてのアプリ」からよく使うソフトを右クリック→「スタートにピン留めする」。部署ごとに使うソフトを整理してピン留めしておくと、問い合わせが減ります。
25H2のPCの場合(新スタートメニューが有効な場合)表示形式を「リスト表示」に変更する
アプリを探す目的なら、ABC順のリスト表示が一番わかりやすいです。カテゴリ表示は自動分類のため、ユーザーが「どのカテゴリに入っているかわからない」という新たな問い合わせにつながります。
おすすめを非表示にする
25H2では設定からおすすめ欄そのものを非表示にできるようになりました。業務PCでは非表示にしておくのがおすすめです。
スポンサーリンク最速のアプリの探し方:「Windowsキーを押して名前を打つ」
実は、どのバージョンでも最も速い方法があります。
Windowsキーを押して、ソフト名の最初の2〜3文字を入力する。
これだけです。スタートメニューが開いた状態でそのまま文字を打つと、検索が始まります。「Excel」なら「exc」、「コントロールパネル」なら「con」で候補が出ます。
ただし、社内SEとして10年やってきた実感として、非エンジニアのユーザーに「検索してください」と言っても浸透しません。
「スタートボタンを押して→そこに『Excel』って打ってみてください」と、操作を具体的に伝えるのがコツです。
可能であれば、この操作方法を社内のマニュアルやチャットに貼っておくと、同じ質問が来るたびにURLを共有するだけで済みます。
たまのSE「検索してください」ではなく「スタート押してExcelって打ってみて」。この言い方だけで伝わり方が全然違います🎯
スポンサーリンクヘルプデスク対応のポイント
「ソフトが見つからない」と問い合わせが来たとき、社内SEがまず確認すべきことがあります。
「今、スタートメニューを開くとどんな画面が出ていますか?」
これを聞くだけで、24H2なのか25H2(旧デザイン)なのか25H2(新デザイン)なのかが切り分けられます。バージョンによって案内する内容が変わるので、この一言が重要です。
「winverを打ってください」でも確認できますが、非エンジニアには「スタートメニューのスクリーンショットを送ってもらう」のが一番早いです。
バージョンスタートメニューの特徴案内のポイント24H2ピン留め+おすすめの2段構成右上「すべてのアプリ」を案内25H2(旧デザイン)24H2と同じ見た目右上「すべてのアプリ」を案内25H2(新デザイン)ピン留めの下にアプリ一覧が統合下にスクロールするよう案内 スポンサーリンクまとめ
Windows 11のスタートメニューは、バージョンによって見た目も操作も違います。
24H2では「すべてのアプリ」が隠れていてわかりにくく、25H2ではようやく一覧が直接表示されるように改善されました。ただし25H2でも段階的ロールアウトのため、PCごとに画面が異なるケースがあります。
やるべきこと内容設定の最適化ピン留め拡大・おすすめ非表示・業務アプリのピン留め登録検索操作の周知「スタート押して名前を打つ」を具体的に伝えるバージョン意識の対応問い合わせ時にスクショをもらい、バージョン別に案内「ソフトどこですか?」を減らすために、この記事が参考になれば幸いです。
たまのSEスタートメニューの問い合わせは減らせます。設定の最適化とユーザーへの伝え方、ぜひ試してみてください🙏