隠蔽捜査 最終回 あらすじと感想 是非シリーズ化してほしい!
隠蔽捜査もついに夕べが最終回でした。このドラマは今季おばさんが最も気に入って見ていたドラマであり、最後の最後までこの気持ちが変わることはほとんどありませんでした。あの「初恋」のくだりはちとイラッとさせられちまいましたけどね。
「いついかなる時でも原理原則を重んじる」 竜崎に、その竜崎とは違って時に応じて柔軟に対応はできるものの、 「キャリア官僚は侍だ」 の信念だけは決して忘れず、最後には竜崎とともに正義を貫こうと頑張る伊丹だけでなく、 「いついかなるときも己の利益のみを優先する」 上條が対極にいるのがまた実に面白かったのですよね~。この3人がまた、常に敵対しているのではなく、彼らなりには互いへの尊敬の念を抱いている?構図もまた実に好ましかった~。
と大絶賛はさておき、最終回のあらすじ(ネタバレ)も以下にあっさりまとめておきますね。これもまずまずの結末でございましたよ~。
まず、今回の実行犯は竜崎や戸高の読み通り倉持雅史であり、その「神様=誘拐犯」はやはり議員秘書の田辺でございました。が、その誘拐自体が「狂言」だったことには驚きです。なんと、田辺は中丸と組んで、中丸を「不正融資(2億円)」で脅迫していた運転手の平井を殺すことこそが本来の目的だったのだそうです。
フリーターの倉持は、元公安だった田辺の口車に乗せられて中丸を誘拐し、平井を殺すまではふたりの筋書き通りだったのですが、その後はすぐに中丸を釈放するよう求めたものの、人を殺していい気になった倉持はもう「神様」の言うことを聞かなくなったため、田辺が伊丹に泣きついてきたというのが真相のようです。
倉持が小宮山の釈放を要求したのも、こちらは下平の推理通りマスコミの関心を引きたいためだったようですね。
最初からとことん竜崎に対抗してきた板橋が、最後には竜崎の「合理性」に感服して敬意を払ってくれたのも楽しかったな~。そうそう、竜崎は常に 「一公務員として国のためにベストな選択」 をする男であって、くだらない縄張り意識や上下関係などは、一切気にしない大物なのです。伊丹は倉持確保のために警視庁の「SIT」を出動させると言って聞きませんでしたが、竜崎は、最も短時間で出動できる神奈川県警の「STS」を独断で出動させたのもその表れでしょう: 責任は全て俺が取る!
こうしてついに板橋の信頼を得た竜崎は無事倉持を逮捕して中丸を救い出すことに成功しました。これで事件は解決を見たかに思われましたが、竜崎は、倉持が持っていた携帯から、倉持を動かしていたのは「神様=田辺」だったと気づきます。とはいえ、田辺は何せ元公安ですから、決して口を割ろうといたしません。
行き詰った竜崎と伊丹に「ヒント」を与えてくれたのがほかならぬ上條でした。上條は例の「湾岸カジノプロジェクト」の資料を二人に見せて、中丸が不正融資を受けていたことを暗に仄めかしたのです。
田辺と中丸の目的は、平井を殺すことだったのか!?
ふたりが早速中丸を連行して事情を聴くと、中丸は、すべては榊官房長も承知のことだとうそぶきます。
なんとなんと、カジノプロジェクトにおける中丸の不正融資を知った榊は、これを立件しないことを条件に、ARCリゾートが経営する施設に、警察のキャリアを継続的に天下りさせるよう取引をしていたのだそうです。
中丸は、いざという時のため、 「今後10年間天下りさせるキャリアのリスト」 を保管していたようなのですけれど、それを上條がいち早く嗅ぎ付けて、中丸の家宅捜査の際に部下を紛れ込ませ、そのデータが入ったUSBを盗み出し、自分の出世と引き換えに、榊にこれを差し出しました。
上條が竜崎たちにこの不正融資のことを知らせたのも、もちろん正義のためなどではなくて、榊にプレッシャーをかけ、自分の昇格を確実にするためのあの男らしい実に嫌らしい演出だったのは言うまでもありません。
こうして上條は見事警察庁に返り咲き、結果として上條に利用されることになってしまった竜崎と伊丹はまたしてもふたりの友情を温め合い、慰め合ったのでありました。
とまあそれは冗談ですが、敵がここまで図々しいと戦い甲斐があるというものですよね。是非今後もまだまだ続けてほしいものです。
それに、単身、神奈川県警に乗り込んだ竜崎のために 「チーム竜崎(野間崎管理官含む)」 が皆家にも帰らずに竜崎を心配していたのも楽しかったですよね~。倉持が誘拐犯だと判明した時の、あの野間崎管理官のガッツポーズがいまだに忘れられません。
その上、中丸の不正を竜崎と伊丹に示唆して榊の立場を危うくすることで、自分への恩義を肝に命じさせようと画策した上條が、こともあろうに 「警察庁警備局長」 に出世したことを知った副署長と斎藤課長が署長室に飛び込んできた時も大笑いでした。彼らはこの「無念」を竜崎と分かち合いたくて駆けつけてきたというのに、竜崎はまた息子の受験の話だと思って 「合格発表は明日だぞ」 ととんちんかんな答えをすると、課長が 「そんなことじゃなくて(もっと大切なことです!)」 と失言してしまったのです。
もうこの手の細かいコメディシーンは文字通り枚挙にいとまがないほどで、隅々までた~っぷり楽しませてもらいました。そうそう、神奈川県警の刑事部長に、竜崎がガツンと嫌みを言ってやったシーンも痛快でした。その竜崎を板橋が援護してくれたのも良かったですよね。ここは是非、 「キャリア官僚の不正を暴く時は自分も忘れずに呼んでほしい」 と語った戸高同様、今後も是非とも力になってほしいものです。と、もう「続き」があることを信じて疑わないおばさんです。邦彦もなんとか無事東大に合格できたのも何よりでございました。
隠蔽捜査は本当に楽しいドラマでした。しつこいようで恐縮ですが、これはSPのみならず、是非ともシリーズ化をお願いしたい次第でありまする。
隠蔽捜査 (新潮文庫)これは是非小説も読んでみたい❣️ 関連記事- 隠蔽捜査 最終回 あらすじと感想 是非シリーズ化してほしい!
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