数学1A 分析速報|大学入学共通テスト2026【河合塾分析】
数学1A 分析速報|大学入学共通テスト2026【河合塾分析】

数学1A 分析速報|大学入学共通テスト2026【河合塾分析】

2026年の大学入学共通テスト2日目の数学1の「数学Ⅰ・数学A」について、河合塾が問題分析を発表した。難易度や問題分量、出題傾向については、分析が示され次第、順次追記していく。

難易度

やや難化】集合と命題は、集合の定め方が読み取りにくく題意を把握しにくい。図形と計量と2次関数は抽象度が高い問題や考えさせる設問が散りばめられていたため、取り組みにくいと感じた受験生も多かったと思われる。一方で、数学Aは誘導が丁寧で取り組みやすかった。

出題分量

昨年度と比較すると、文章量、計算量ともにやや減少したため、全体的な出題分量はやや減少したが、一方で考えさせる問題が増えた印象である。

出題傾向分析

昨年度と同様に、誘導が丁寧につけられている問題が多く出題された。これに加え、共通テストが始まってから出題が目立つ「誘導がついた問題を解かせた後で、設定を少し変えて考えさせる問題」が、中問を含めた6題中3題で出題された。また、関数や図形が具体的でない抽象度の高い問題の出題も目立った。

設問別分析

第1問

[1]全体集合Uとその部分集合A、Bについて、「AとBの共通部分」や「Bの補集合とAの共通部分」などについて考える問題であった。(1) は集合A、Bをすぐに書き出せるため平易な内容であるが、(2)はA、Bをすべて書き出していると大変である。特に(2)(ii)は共通部分からA、Bを考えなければならないため、要領よく取り組まないと時間がかかってしまう。<数学Iの第1問[2]と共通> [2](1)では、向かい合う内角の和が180度である四角形の面積の表し方を考える。(2)では(1)の結果を利用して、円とその3本の接線によって作られる三角形の辺の長さの求め方を考察する。(1)は易しい内容であるが、その結果を(2)でどのように用いればよいのかがわからずに苦戦した受験生が多かっただろう。(2)は計算量もそれなりにあるため、得点に差がついたと思われる。<数学Iの第2問[2]と共通>

第2問

[1]2次関数の最大値と最小値について考察する問題であった。(1)は教科書の例題レベルの設問であったが、(2)は区間が制限された2次関数について、それがどこで最大値、最小値をとるかの条件が指定され、その条件を満たす関数を決定するというタイプの設問であり、慣れていない受験生には難しかったと思われる。(3)については計算はほとんどないものの指定されている条件が抽象的であり、わかりにくかった。手がつけられなかった受験生もいたと思われる。<数学Iの第3問[2]と共通> [2]東京オリンピック男子1500m自由形の予選で計測されたタイムのデータに関する問題であった。散布図、箱ひげ図の読み取りや相関係数、四分位範囲、外れ値、分散について考察する問題が出題された。外れ値かどうかを判断する2つの値が与えられ、そこから第1四分位数と第3四分位数についての連立方程式を立てて四分位範囲を求める設問は共通テストにおいては目新しい。なお、昨年出題された仮説検定に関する設問は出題されなかった。<数学Iの第4問[1]と共通>

第3問

昨年に引き続き空間図形が題材で、二等辺三角形ABCを底面とし、指定された条件を満たす点Pを残りの頂点とする四面体の体積を比較する問題であった。(1)と(2)(i)は誘導が丁寧で、この分野の基本事項を正しく使えれば解きやすかっただろう。 (2)(ii)は誘導がないが、(i)の考え方を同じように使えたかどうかで差がついただろう。

第4問

A、B、Cの3人またはA、B、C、Dの4人でリーグ戦を行ったとき、Aが優勝する確率を求め比較する問題であった。Aが優勝する場合の勝ち負けのパターンが誘導として書かれており、問われている確率を一つ一つ求めていけばよい。(2)では4人のリーグ戦の勝ち負けのパターンを誘導に従って考えることになるが、そのための表が用意されているので、勝ち負けの場合を漏れなく調べ尽くせたかどうかで差がついただろう。

分析コメント

大問数は4題で、すべて必答問題である。構成は第1・2問が数学Iの分野、第3・4問が数学Aの分野である。注目すべきは第1問[1]で集合と命題が出題されたことであり、この分野が数学IAの本試験で単独出題されたのは共通テストが始まって以来初のことである。集合の定め方が読み取りにくく、苦戦した受験生も多かったであろう。データの分析では昨年に引き続き外れ値が出題されたが、仮説検定は出題されなかった。また、場合の数と確率では期待値が出題されなかった。その他の分野では、図形の性質で昨年に引き続き空間図形が出題された。丁寧な誘導があり、設問自体も昨年に比べると取り組みやすい。場合の数と確率はリーグ戦に関する確率の問題であった。誘導が丁寧で考察のための表も与えられており、受験生への配慮がみられた。全体的には昨年と比べて文章量は減少したが、前半は典型問題であっても後半は考えさせる設問が多く、差がついたと思われる。

※難易度や出題分量、出題傾向の分析は発表され次第、追記します。

平均点

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主要各大学のボーダーライン

【難関国公立大学】 東京大 / 京都大 / 大阪大 / 名古屋大 東京科学大 / 神戸大 / 一橋大 / 東北大 金沢大 / 北海道大 / 筑波大 / 広島大 東京都立大 / 大阪公立大

主要私立大学】 立命館大 / 関西学院大 / 関西大 / 同志社大 早稲田大 / 青山学院大 / 上智大 / 明治大 中央大 / 法政大 / 立教大 / 東京農業大

福井県内の国公立大】 福井大 / 福井県立大 / 敦賀市立看護大

難易度【科目別】

【英語】 英語リーディング/英語リスニング

【国語】国語

【地理歴史】 歴史総合、日本史探究/歴史総合、世界史探究/歴史総合 地理総合、地理探究/地理総合

【数学】 数ⅠA/数学ⅡBC/数学Ⅰ

【情報】情報1

【公民】 公共、倫理/公共、政治・経済/公共

【理科】 生物基礎/化学基礎/地学基礎/物理基礎 生物/化学/地学/物理

問題と解答【科目別】

【英語】 リーディング/リスニング

【国語】国語

【地理歴史】 歴史総合、日本史探究/歴史総合、世界史探究/歴史総合 地理総合、地理探究/地理総合

【数学】 数学1/数学1A/数学2BC

【情報】情報1

【公民】 公共、倫理/公共、政治・経済/公共

【理科】 生物基礎/化学基礎/地学基礎/物理基礎 生物/化学/地学/物理

【外国語】 ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語

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