ラテン語のキーボード入力
はじめにここではラテン語の入力についてWindowsとMacで説明します。
ラテン語の文字はローマ字なので基本的には全ての文字が英字のキーボードで入力することができます。しかし特殊な記号付きの文字、例えば長母音を示すmacronつきのāēīōūや短母音を示すbreveつきのăĕĭŏŭ、合字æœの入力は少々困難だと思います。ここではこの点に絞って説明します。
Windowsでの入力方法以下Windows7で試しました。他のWindows OSでもおそらく似たような操作でできると思います。
マオリ語キーボードによるmacronの入力
マオリ語とはニュージーランドのネイティブの言葉でたまたまその表記にmacronが使われているのです。これをラテン語の長母音の入力に使うという方法です。ただこれではbreveは入力できません。なのでmacronありを長母音、なしを短母音とするのが実用的になります。また合字もここで入力できません。
初期設定として以下の設定をしてください。
- コントロールパネルから「地域と言語」を選び「キーボードと言語」タブを選択する
- 「キーボードの変更」からマオリ語(ニュージーランド)を追加する。
これで設定は終わりです。入力時のキーボードとしてマオリ語が選ばれているのを確認してから以下のように入力します。
- 日本語キーボード上の左上にある「半角/全角」キーを押しながら
- 入力する母音のキーを押す。大文字の場合はシフトキーも同時に押しておく。
「半角/全角」キーは離してしまっても大丈夫のようです。
altキーと数字による入力
これは覚えるのは面倒ですが確実に全ての文字を入力できます。日本語の半角英字入力にしてaltキーを押しながら数字を押します。altキーを離したタイミングで数字応じた文字が入力されます。入力する数字は以下の通りです。
Ā 0256 ā 0257 Ă 0258 ă 0259 Ē 0274 ē 0275 Ĕ 0276 ĕ 0277 Ī 0298 ī 0299 Ĭ 0300 ĭ 0301 Ō 0332 ō 0333 Ŏ 0334 ŏ 0335 Ū 0362 ū 0363 Ŭ 0364 Ŭ 0365 Æ 0198 æ 0230 Œ 0338 œ 0339アプリケーションによっては対応していないこともあるようです。ワードパッドで入力できることを確認しました。
Macでの入力ABC Extendedキーボードによる入力
まずシステム環境設定のキーボードに英語のABC Extendedを追加します。ABC Extendedが選択されていることを確認して以下の手順に従ってください。
macron付き長母音- optionを押しながらaを押し一度離す。
- 次に目的母音を押す。大文字の時は通常のアルファベットと同様shiftキーを使う。
- optionを押しながらbを押し一度離す。
- 次に目的母音を押す。大文字の時は通常のアルファベットと同様shiftキーを使う。
- optionを押しながらqを押す。大文字の時は通常のアルファベットと同様shiftキーを使う。
- optionを押しながら’(引用符またはクォーテーション)を押す。大文字の時は通常のアルファベットと同様shiftキーを使う。
WindowsとMacで使い勝手を比べるとMacのほうが使いやすいと思います。ABC Extendedはフランス語のアクサンを使う文字éèà、セディーユçやドイツ語のウムラウトöüäやエスツェットß、スペイン語のエニェñなども同じキーボードで打てるのでとても便利です。
WindowsのUnited States-International keyboardというキーボードだとこれら現代語で使う記号付きアルファベットは打てますが肝心のmacronとbreveはaltと数字の入力に頼ることになります。
もしこれからPCを買って、それで少しでも語学を学ぶことになりそうでしたら私はMacの方をお勧めします。
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