「最初から俺の人生なんてない」発注書に漢字を書けず、職場では「キモい」と陰口を…保護司男性をメッタ刺しにした飯塚紘平被告がSNSに書き込んでいた「絶望」
「最初から俺の人生なんてない」発注書に漢字を書けず、職場では「キモい」と陰口を…保護司男性をメッタ刺しにした飯塚紘平被告がSNSに書き込んでいた「絶望」

「最初から俺の人生なんてない」発注書に漢字を書けず、職場では「キモい」と陰口を…保護司男性をメッタ刺しにした飯塚紘平被告がSNSに書き込んでいた「絶望」

国内 2026.02.21 12:09 NEWSポストセブン 保護司殺害事件公判
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「最初から俺の人生なんてない」発注書に漢字を書けず、職場では「キモい」と陰口を…保護司男性をメッタ刺しにした飯塚紘平被告がSNSに書き込んでいた「絶望」 タレコミする

飯塚被告が出廷した大津地裁(右は飯塚被告が投稿したXです)

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 犯罪や非行をした人たちの再犯防止に寄り添う民間ボランティアである「保護司」。安全な社会の実現に不可欠な存在である一方で、その安全性やあり方に大きな議論を呼ぶ事件が2024年5月に起きた。保護司の男性・Aさん(享年60)がその職務中に、保護観察対象者であった飯塚紘平被告(36)に刺され、殺害された事件である。

 2026年2月16日から、飯塚被告の裁判員裁判が大津地裁にて始まった。Aさんの妻や一人息子も出廷し、Aさんの誠実な保護司業務を証言。殺害の直前、Aさんは自らを襲う飯塚被告に「やめとけやめとけ」「社会に戻るんやろ」などと告げていたという。

 なぜ飯塚被告は残忍な犯行に至ったのか。弁護人側は事件当時、被告人が「就職活動や就労」に対し大きなストレスを抱えていたと主張する。裁判ライターの普通氏がレポートする。【全3回の第2回。第1回から読む】

 飯塚被告は罪状認否で「“守護神様”の声に従ってやりました」と答えていた。弁護人によると、この“守護神様”は事件時に急に現れたものではないという。以下は弁護人が説明した、飯塚被告が事件に至るまでの経緯である。

 中学時代にいじめに遭い、辛く、苦しい生活を送っていた被告人。そんな中、心の中から「いじめグループに逆らえ」と声が聞こえた。いじめにより卑屈な思いを抱いていたが、必死に抵抗することで自尊心を取り戻すこととなった。その後、その声の存在を“守護神”と呼ぶようになった。

 高校になじめない時も“守護神”に相談した。“守護神”からは「親に退学したいと押し通せ」と言われたので実行し中退した。そしてその後、高卒認定資格も取得し、大学にも進学した。

 ただ、その大学も授業についていけずに退学し、そこから約10年家に引きこもり、株の取引などをする生活となる。その後、仕事や就職活動がうまくいかず自暴自棄になり、Aさんが保護司として飯塚被告につくきっかけになったコンビニ強盗を起こした。

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