【インタビュー】落合陽一氏が明かす「父・落合信彦」が“最後まで言っていたこと”「読者が世界中からちゃんと父を見送ってくれてる」
国内 2026.02.08 12:01 NEWSポストセブン 【インタビュー】落合陽一氏が明かす「父・落合信彦」が“最後まで言っていたこと”「読者が世界中からちゃんと父を見送ってくれてる」 タレコミする1992年、フジモリ大統領の政権下だったペルーで、テロ集団の手中にあったリマ市街のスラム街を訪ねた
写真一覧当時、落合氏に背中を押された若者たち
手紙には「落合先生に背中を押されて、アメリカに留学し、国際的な仕事に従事しました」「尊敬の思いから息子に信彦という名前を授けました」と記されていた。その場で陽一氏に読んでもらった。
「おぉ……ありがとうございます。これも、アメリカに行って成功した人だと思いますけど、そうやって親父に背中を押された方、世界中に行った方の人生が豊かであったらいいなって思っています。
あの激動の時代に世界に出ていって、ちゃんと生きた人たちは、僕に語りかけてくれる人だけかもしれないけど、みんな自己肯定感が高い、素晴らしい人生を歩んでいるなって思うところがあるんです。
そういった意味では、みなさんの人生の一助になれたんだったら、うちの親父は本望だったんだろうな。僕としても、ぜひ親父に背中を押された方が、これからも実り多き人生を過ごされることを祈っています。うちの親父も最後までそんなことを言ってたような気がしますね」
陽一氏は、自身のnoteの中で、〈納棺式は父をタイムカプセルに詰める作業、告別式は記号になった父に別れを告げる作業、荼毘にふす火葬の過程は父の質量を還して質量なき父に保存する作業だなと思いながら感じ入っておりました〉と記した。
偉大な父は神のもとに召され、この世から「質量」はなくなった。しかしその熱量は、いまも世界中に散らばったファンたちの心を燃やしている。
(後編了。前編から読む)
写真=太田真三
【貴重な写真の数々】落合陽一さんと落合信彦さんの親子対談のショット。アウン・サン・スー・チーさんへのインタビューカットなど