折りたたみどころじゃない。NHKの「布のような」ディスプレイ
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TECH IN JAPAN
折りたたみどころじゃない。NHKの「布のような」ディスプレイ- 2025.09.24 07:00
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- Kohei K
オランダはアムステルダムで開催された映像・放送機器の展示会IBC2025で、NHKが伸縮・折りたたみ可能な「ディフォーマブルディスプレー」を海外初出展しています。
これまで課題だった輸送時の耐久性などを研究開発によって改善したことで、今回の展示が可能になったとのことです。
配線にはリキッドメタルを使用
引っ張ってもゴム膜のように伸びるPhoto: Kohei.Kベースとなる基盤にはシリコンコーティングを施したアクリルポリマー、配線にはガリウム合金にニッケルなどの金属を混ぜたリキッドメタルを使用しており、配線を基盤に固定化することで曲げたり伸ばしたりしても断線などが起きにくくすることを可能にしています。
会場には2ミリのLEDを4ミリ感覚で置いたミニLEDモデルと、20μmのLEDを2ミリ感覚で置いたマイクロLEDの両方が展示してありました。ミニLEDは大きな画面での使用を想定しており、現在では最大横30センチ程度まで実証済みだそうです。
展示品の中から、ハンカチ型のディスプレイと空気圧で膨らんでいるディスプレイを触らせてもらいましたが、ハンカチ型のものは普通の柔らかいシリコンマット、膨らんでいるディスプレイはゴムボールと全く変わらない質感で、違和感はありませんでした。
どちらも尖ったものが刺さるような衝撃には弱そうですが、折り曲げや伸縮には全く問題なさそう。
幅広い用途
空気で膨らむディスプレイPhoto: Kohei.K将来的な用途としては現在の折りたたみスマホを更に超え、ハンカチのように畳めるスマホディスプレイであったり、体に装着できるメディカルデバイス、あるいはコネクテッドカーでの使用を想定しているとのことでした。
今後は高画質化を進めたうえで、2028年頃のプロトタイプ化、2030年頃には実用化を目指すとのことです。