いろはのい「長尺シート溶接工法」
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内外装工事

いろはのい「長尺シート溶接工法」

2008年9月13日 2022年5月10日

ErikaWittlieb / Pixabay

以前、「床張用接着剤塗布状況」の記事において、ビニル床シート貼りの施工を紹介しました。 床張用接着剤塗布状況(接着剤大切です)

一般の床に使用される種別としては、酢酸ビニル樹脂系、ビニル重合樹脂系、アクリル、ウレタン樹脂系、ゴム系ラテックス系があります。

今回は、床の長尺シート材等を貼る際に、用いられる溶接工法を記してみます。

ビニル床シートは、張付けに先立ち、仮敷きを行い、巻きぐせを取ります。

下地はよく清掃の後、約 500g/m2の接着剤を櫛目ごてでむらなく塗布します↓(クリック拡大)

貼付けは貼付け方向を正しく取り、空気溜まりを押し出しながら隙間なく平らに貼付けます。

柱,出入口回り,改め口などのの周囲の凹凸も、出入りにならって隙間なく貼付けます。

張付け後は、表面に出た余分な接着剤をふき取り、ローラー掛け等の適切な方法で圧着し、必要に応じて、押縁留めをして養生を行ないます。

さて、シート床材の溶接です。

目地溶接作業は、全面接着工法で納めた後、12時間以上経過してから行ないます。

1.目地切り

ビニル床シート張付け後、接着剤が硬化したのを見計らい、はぎ目及び継目の溝切りを、溝切りカッター等を用いて行ないます。

溝は、V字形又はU字形とし、均一な幅に床シート厚さの2/3程度まで溝切りします。

このとき必ず、床厚の1/3が残っていることが必要です。

下図参照(クリック拡大)

2.溶接作業

溶接作業を開始する前に、溝切した目地をよく清掃しておきます。

熱溶接機を用いて、目地溶接棒をスピードノズルに差し込み、底部が床面と水平になるように角度を保ちながら溶接機を手前に引き、溶接作業をします。

ビニル床シートと溶接棒を同時に溶融し、余盛りができる程度に加圧しながら溶接します。

左側より、溶接作業図、溶接棒材料、溶接作業写真です(クリック拡大)

3.目地仕上げ

溶接完了後、溶接部が完全に冷却したのち、余盛りを削り取り、平滑にします。

床面に溶接済みの目地棒にトリムガイド(K-605)をあてがい、スパチュラナイフ等で2回に分けてカットします。

1回目はトリムガイドにより粗切り(少し残す)されますので、2回目のカットで目地棒を床面と同一になるように丁寧に仕上げます。

カット作業図↓(クリック拡大)

これで溶接作業完了です。

最後に仕上げとして、接着剤の硬化後、全面を水ぶき清掃し、乾燥後は、ビニル床シート製造所の指定する樹脂ワックスを用いてつや出しを行ないます。

床張り作業は、手直しが非常に、大変なので、張る前に下地状況も含め、綿密に作業計画を立てる必要があります。

貼り終わってから、下地等の凸凹が目立ち、やり直し等にならないよう、施工前の段取り及び調査を綿密にしなければなりません。

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