福井県知事選、自民本部が山田賢一氏「支持」 1月8日告示、3新人の選挙戦へ
福井県の杉本達治前知事の辞職に伴う知事選(1月8日告示、25日投開票)で、自民党本部は1月6日、元副知事で前越前市長の山田賢一氏(67)の支持を決定した。保守系の福井市議らが推す元外務省職員の石田嵩人氏(35)と自民県連内の支持が割れ、推薦を巡る結論が出ない異例の状況の中、党本部の判断で一定の決着を見た。
知事選には共産党県書記長の金元幸枝氏(67)も立候補を表明しており、3新人による選挙戦となる見通し。
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山田、石田両氏から自民県連に提出された推薦願の取り扱いを巡り、山崎正昭県連会長は昨年12月27日の執行部会で、「県連の分裂を避けるため、どちらにも(党本部への)推薦の上申をしない方がいい」との考えを示していた。県連側から協議状況の報告を受けた党本部の対応が焦点になっていた。
自民の鈴木俊一幹事長は6日の党役員会後の記者会見で、県連の結論なしで告示直前に方針を決めたことについて、「年初の大事な選挙で党としての方向性を示さなければならない」と説明。「(山田氏は)緊急事態の県政を担える最適の人材。(県会最大会派の)自民党福井県議会が一致して推薦し、各種団体もこぞって支援を表明していることなどを総合的に勘案した」と述べた。
推薦ではなく支持とした点には、県連の結論がない中で推薦は手続き上出せないとし「これが(党の方向性を示す)最善の形だ」と強調した。推薦と違って党議拘束がかからず、石田氏を応援しても処分対象にはならないと説明した。
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山田氏は党本部で高市早苗首相(自民総裁)や鈴木幹事長から選挙応援の色紙を受け取った。報道陣の取材に「内容的には推薦と同様の応援がいただけると思う。大変心強い」と話した。
石田氏を支援する意向を明らかにしている山崎会長は福井新聞の取材に「党本部で『支持』決定は非常に理解しがたい。県連執行部会においての『両方とも推薦しない』という決定は重いと受け止めている。今まで通りそれぞれの候補者に努力いただきたい」とコメントした。福井市議らは引き続き石田氏を支援する考えを示している。