特別支援学校音楽授業6月編:子どもが笑顔になる歌遊び&リズム表現3選
特別支援学校音楽授業6月編:子どもが笑顔になる歌遊び&リズム表現3選

特別支援学校音楽授業6月編:子どもが笑顔になる歌遊び&リズム表現3選

6月に行った音楽の授業ネタをご紹介します。『こちょこちょむしのこちょたろう』『キッチンオーケストラ』『しあわせならてをたたこう』を使った授業です。特に「しあわせならてをたたこう」はいろいろな身体の部位を当てはめて楽しめるようにしました。

本記事を読むと

  • 6月の音楽授業ヒントを得られる
  • 目標設定の参考になる

これらが得られます。

目次

  • 1 単元目標例
  • 2 6月の音楽:本時の流れ解説
    • 2.1 ふれあい遊び『こちょこちょむしのこちょたろう』
      • 2.1.1 活動方法
      • 2.1.2 活動の目的
    • 2.2 器楽『キッチンオーケストラ』
      • 2.2.1 準備物
      • 2.2.2 活動の流れ
      • 2.2.3 活動の目的
    • 2.3 身体表現『幸せなら○○鳴らそう』
      • 2.3.1 活動の流れ
      • 2.3.2 活動の目的
      • 2.3.3 アレンジポイント

単元目標例

6月の音楽授業名は「自由に広がる音の世界」です。

単元目標は以下の通り。

  • 調理用具を楽器に見立てて演奏することができる。
  • 教員のまねをしながら手や足を鳴らし、音の響きやリズムに合わせて体を動かすことができる。

6月の音楽:本時の流れ解説

6月の音楽授業は、子どもたちが笑顔でリズムに乗り、音楽を楽しみながら仲間とふれあう時間です。自由な雰囲気の中で、みんなで音を感じ、体を動かして一体感を感じます。

では、6月の音楽をご提案します。

  1. ふれあい遊び『こちょこちょむしのこちょたろう』
  2. 器楽『キッチンオーケストラ』
  3. 身体表現『しあわせなら○○鳴らそう』
ふれあい遊び『こちょこちょむしのこちょたろう

「こちょこちょむしのこちょたろう」の歌には、くすぐりという体験を通してコミュニケーションが生まれる特徴があります。導入でこの歌を取り入れることで、子どもが安心して音楽の授業に参加しやすい雰囲気をつくりながら、リズムや身体感覚への興味を育むことができます。

活動方法
  • 歌詞の中で「こちょこちょ(くすぐり)」のフレーズが出てきたタイミングに合わせて、子どもや周りの教員同士で優しくくすぐり合う。
  • くすぐる場所は、手や腕、脇腹など子どもが心地よく感じる部位を選び、軽く触れる程度にする。
  • 子どもが慣れてきたら、「どこをくすぐられたい?」「どこをくすぐってみる?」と問いかけて、子どもが選んだ場所をくすぐる・くすぐられるなど、双方向のやりとりを楽しむ。
活動の目的

音楽への関心・興味を高める

歌遊びに参加することで、「音楽は楽しいもの」「次も参加してみたい」という肯定的な経験を積む。

関係づくり

教員・子ども同士の親しみや信頼関係を深めるきっかけをつくる。

身体への意識づけと感覚刺激

くすぐられる刺激を通して、自分の身体への意識を高めたり、触覚や笑いの感覚を楽しんだりできるようにする。

器楽『キッチンオーケストラ』

「キッチンオーケストラ」は、キッチン用品を楽器に見立てるユニークな楽曲です。鍋のフタやおたまなどを叩いたり、こすったりすることでさまざまな音が生まれる楽しさがあります。また、歌詞のリズムや擬音語と組み合わせると、一体感や発想力を自然に引き出せます。

準備物
  • プラスチックの包丁
  • まな板
  • お鍋
  • お玉
  • 泡だて器
  • ボウル
  • フライパン
  • フライ返し
  • おなべのフタ
活動の流れ
  1. 「キッチンオーケストラ」という曲の特徴を簡単に紹介し、キッチン用品を楽器に見立てて演奏することを子どもたちに伝えます。
  2. 子ども一人ひとりが好きなキッチン用品を選び、実際に叩いたりこすったりして、どんな音が出るか自由に試します。
  3. 全体で曲に合わせて演奏し、キッチン用品が生み出すユニークなアンサンブルを楽しみます。
活動の目的

身近な道具を楽器としてとらえる創造力を育む

普段使っているキッチン用品を楽器に見立てることで、子どもたちの想像力や発想力を広げ、日常の中から音楽の要素を発見する楽しさを感じさせます。

音の違いやリズムを体感する

  • 叩く場所や強さ、使う道具によって音が変化することを体験し、音楽における音色やリズムへの感覚を育みます。
  • 集中して聴いたり、演奏者同士で音をそろえたりすることで、聴く力やリズム感を鍛えます。

グループでの協調性・コミュニケーション力の向上

  • みんなで合奏することで、一緒にリズムを合わせる楽しさや達成感を味わい、自然と仲間意識や協調性が育まれます。
  • 「どんな音を出そうかな」「こんなリズムはどう?」といったやりとりを通じて、コミュニケーションの機会を増やします。

音楽活動に対する興味・関心を高める

ユニークな体験を通して「音楽は楽しい」「いろいろな音を出してみたい」という前向きな気持ちを引き出し、学習意欲を高める導入とします。

身体表現『幸せなら○○鳴らそう』

「幸せなら○○鳴らそう」は、「しあわせなら手をたたこう」の歌詞には出てこない身体の部位を取り入れた授業展開です。手や足以外に、頭や肩など自由に部位を選ぶことで、リズムや歌の面白さを引き出します。

活動の流れ
  1. イラストカードの準備 手、足、頭、お腹、隣の人、肩、おしりなど、歌詞で取り上げたい部位のイラストカードを用意します。
  2. 子どもたちによる部位の選択 歌う前に、子どもたち一人ひとりに「身体の中でどこを鳴らしたい?」と尋ね、選んだ部位のイラストカードを前に貼り出します。
  3. 身体の動かし方・歌い方を確認 選ばれた部位の動かし方(手なら手を叩く、頭なら軽くトントンと叩くなど)をみんなで確認し、どのように歌詞を変えるかを伝えます。ピアノ演奏のテンポに合わせて、実際に体を動かしてみましょう。
  4. みんなで歌う 「しあわせなら○○を鳴らそう」と歌詞を変えながら、全員で歌います。部位ごとに歌い方や動きを変えることで、飽きずに取り組めます。
活動の目的
  • 身体感覚と音楽のリズムを結びつける 自分の身体のどの部分を使うか選び、実際に叩いたり動かしたりすることで、音楽のリズムを五感で感じ取れるようにします。
  • 自己表現と選択の楽しさを味わう 鳴らす身体の部位を子どもたちに選ばせることで、主体的に授業に参加するきっかけにし「これをやりたい!」という気持ちを大切にします。
  • 協調性とコミュニケーションを育む 一人ひとりが選んだ部位をみんなで共有して歌うため、周りの様子に目を向けながら一体感を感じることができます。
アレンジポイント

僕は、より身体に触れる時間を長くするためにアレンジして弾きました。 超簡単なので、やってみてください!

https://assistnote.jp/wp-content/uploads/2025/01/幸せなら手をたたこう曲.m4a

※ジャカジャカジャカ~のところでたくさん鳴らす。

楽譜はこちらから!

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