ジムニーフリーク!
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スマホホルダーが原因で車検に落ちた、なんて話はあまり聞いたことがありませんよね。でも実はたかがスマホホルダーと侮っていると、取り付け位置によっては本当に車検で不合格になるケースがあるんです。保安基準に適合しないと、視界を妨げたり、万が一の際にエアバッグの作動を阻害したりと、安全運転にも関わる重大な問題になりかねません。

この記事では、車検で指摘されないためのスマホホルダーの正しい取り付け位置や、安全な製品選びのポイントを、根拠となる法律に基づいて誰にでも分かりやすく徹底解説します!

  • 1. スマホホルダーは車検に通る!でも「取り付け位置」が重要
    • 1-1. なぜ取り付け位置が厳しく決まっているのか?
    • 1-2. 車検のプロはここを見ている!検査基準の基本
  • 2. 絶対NG!車検で一発アウトになるスマホホルダーの取り付け位置
    • 2-1. フロントガラス(法律で定められた範囲外)
    • 2-2. エアバッグの作動範囲(助手席・ステアリング・ピラーなど)
    • 2-3. 運転に必要な計器類(メーターパネル)を隠す位置
  • 3. 車検対応!安全なスマホホルダー取り付け位置ベスト5
    • 3-1. 第1位:エアコン吹き出し口(フィン)
    • 3-2. 第2位:ダッシュボード上(視界を妨げない範囲)
    • 3-3. 第3位:ドリンクホルダー
    • 3-4. 第4位:CD/DVDスロット
    • 3-5. 第5位:ルームミラー(サンバイザー)周辺
  • 4. ホルダー選びも肝心!車検を意識したスマホホルダーの選び方
    • 4-1. ポイント①:固定方法の種類と特徴を知る
    • 4-2. ポイント②:ホルダーの形状とサイズをチェック
    • 4-3. ポイント③:付加機能の有無と安全性
  • 5. スマホホルダー以外も要注意!車検でチェックされる車内アクセサリー
    • 5-1. ドライブレコーダーの取り付け位置
    • 5-2. サンシェードやカーテン
    • 5-3. ダッシュボード上の装飾品(ぬいぐるみ・芳香剤など)
    • 5-4. シフトノブやペダルカバー
  • 6. まとめ

1. スマホホルダーは車検に通る!でも「取り付け位置」が重要

いきなり結論からお伝えしますね。スマホホルダーを車に取り付けること自体は、まったく問題なく車検に通ります。

「じゃあ何で車検に落ちるなんて話があるの?」と疑問に思いますよね。その答えは、スマホホルダーそのものではなく、「どこに取り付けるか」という点にあります。

実は、自動車が公道を安全に走るためのルールを定めた「道路運送車両の保安基準」という法律で、運転者の視界や運転操作を妨げるものの設置が厳しく制限されているんです。スマホホルダーもこのルールの対象となり、定められた範囲外に取り付けてしまうと、保安基準違反、つまり車検不合格となってしまうのです。

1-1. なぜ取り付け位置が厳しく決まっているのか?

では、なぜ国は法律でここまで厳しく取り付け位置を決めているのでしょうか。理由は至ってシンプルで、「安全な運転を確保するため」に他なりません。

考えてみてください。もし、運転中に前方がよく見えなかったら?もし、とっさのハンドル操作が必要な時にホルダーが手に当たってしまったら?もし、事故の衝撃でエアバッグが開くはずの場所にホルダーがあって、正常に作動しなかったら?…考えただけでも恐ろしいですよね。

このような危険を防ぐために、保安基準では主に以下の2つの観点から取り付け位置を制限しています。

  1. 運転者の視界を妨げないこと

  2. 運転操作や安全装置(エアバッグなど)の作動を妨げないこと

車検の検査官は、この2つのポイントをプロの目で厳しくチェックしています。「ちょっとくらい大丈夫だろう」という安易な考えが、思わぬ事故に繋がる可能性もゼロではありません。だからこそ、スマホホルダーは「どこにでも付けて良いわけではない」ということを、まず最初にしっかりと理解しておくことが何よりも大切なのです。

1-2. 車検のプロはここを見ている!検査基準の基本

車検におけるスマホホルダーのチェックは、「道路運送車両の保安基準 第29条(窓ガラス)」や、その詳細を定めた「細目告示第39条、第195条」といった条文が根拠となります。

なんだか難しそうな名前が出てきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  • 前面ガラス(フロントガラス)への貼り付けは原則禁止

  • 運転席・助手席の側面ガラス(サイドガラス)にも、サイドミラーの確認を妨げるものはNG

  • 運転者の視界を妨げる場所への設置はNG

  • エアバッグの展開を妨げる場所への設置はNG

特に重要なのがフロントガラスへの取り付けです。法律上、フロントガラスに貼り付けて良いものは、車検標章(ステッカー)や点検整備済みステッカー、ETCアンテナ、ドライブレコーダーなど、ごく一部のものに限られています。ここにスマホホルダーの吸盤などをペタッと貼り付けてしまうと、多くの場合で違反と判断されてしまうのです。

ただし、フロントガラスでも例外的に取り付けが許可されている範囲も存在します。このあたりは非常に複雑で誤解されやすい部分なので、次の章で「絶対にやってはいけないNGな位置」として、さらに詳しく掘り下げていきますね。

結論として、スマホホルダーは便利なアイテムですが、その取り付けは法律で定められた安全基準の範囲内で行う必要があります。車検に通るかどうかは、このルールを守れているかどうかにかかっている、というわけです。

2. 絶対NG!車検で一発アウトになるスマホホルダーの取り付け位置

スマホホルダーの取り付け位置が重要であることはご理解いただけたかと思います。では、具体的に「どこがNG」なのでしょうか。ここでは、車検で指摘される可能性が極めて高い、絶対に避けるべきワースト3の取り付け位置を、その理由とともに詳しく解説します。ご自身の車のホルダーが該当していないか、今すぐチェックしてみてください。

2-1. フロントガラス(法律で定められた範囲外)

最も多くの人がやりがちで、そして最も厳しくチェックされるのがフロントガラスへの取り付けです。

先ほども触れましたが、「道路運送車両の保安基準」では、運転者の視界を確保するため、フロントガラスに貼り付けて良いものを限定しています。スマホホルダーは、この「許可されたもの」には含まれていません。

▼ なぜフロントガラスはダメなのか?

理由は単純明快、「死角」が生まれるからです。たとえ小さなスマホホルダーでも、その向こう側にいる歩行者や自転車、他の車を見えなくしてしまう可能性があります。特に交差点での右左折時や、見通しの悪いカーブなどでは、このわずかな死角が重大な事故を引き起こす引き金になりかねません。

▼ 例外的に許可される範囲とは?

「でも、吸盤タイプのホルダーってフロントガラスに付けるのが普通じゃない?」と思う方もいるかもしれません。実は、法律には但し書きがあり、フロントガラスでもごく限られた範囲であれば取り付けが許可されています。

それは、「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡(ルームミラー)によって妨げられる範囲」です。

なんだか分かりにくいですよね。もっと簡単に言うと、

  • ガラスの上端から全体の高さの20%(5分の1)以内

  • ルームミラーの裏側の死角になる部分

この2つのエリアであれば、ドライブレコーダーやETCアンテナなどと同様に、スマホホルダーの取り付けも許容される、と解釈できます。

しかし、注意が必要です。この解釈はあくまでグレーゾーンに近く、検査官の判断によってはNGとされる可能性も十分にあります。特に、アームが長く伸びて視界の中央近くまでスマホが来てしまうようなタイプは、たとえ取り付け基部が範囲内でも違反とみなされるでしょう。

安全と確実性を考えるなら、フロントガラスへの取り付け避けた方がいいでしょう。

2-2. エアバッグの作動範囲(助手席・ステアリング・ピラーなど)

次に見落としがちで、しかし命に関わる非常に危険なNG箇所が、エアバッグの作動範囲です。

エアバッグは、衝突時に火薬を使って瞬間的に膨らむことで、乗員を衝撃から守るための重要な安全装置です。その作動スピードは時速100km~300kmにも達すると言われています。

もしエアバッグの作動経路上にスマホホルダーがあったら…?想像してみてください。その猛烈な勢いで膨らむエアバッグに押し出されたスマホホルダーが、凶器となって運転者や同乗者を襲う可能性があります。スマホ本体が顔面に直撃したり、ホルダーの破片が飛び散ったりと、本来守るべき乗員を逆に傷つけてしまう、最悪の事態になりかねません。

また、ホルダーが障害物となり、エアバッグが正常に膨らまない可能性も考えられます。これでは、いざという時に全く役に立ちません。

▼ エアバッグの作動範囲とは

 エアバッグは車の様々な場所に格納されています。

  • ステアリング(ハンドルの中心部):運転席エアバッグ

  • 助手席のダッシュボード:助手席エアバッグ(「SRS AIRBAG」などの刻印がある周辺)

  • Aピラー(フロントガラス横の柱)やシートの側面:サイドエアバッグやカーテンエアバッグ

これらの場所、特に「SRS AIRBAG」という刻印がある周辺には、絶対にスマホホルダーを取り付けないでください。両面テープで貼り付けるタイプや、クリップで挟むタイプでも同様です。車検の検査官は、こうした安全装置の機能を損なう取り付け方を厳しくチェックします。

2-3. 運転に必要な計器類(メーターパネル)を隠す位置

3つ目のNG箇所は、メーターパネルや警告灯を隠してしまう位置です。

スピードメーターやタコメーター、燃料計、そして水温計やエンジンチェックランプなどの各種警告灯は、車の状態をドライバーに伝えるための重要な情報源です。

なぜメーター類を隠してはいけないのか?もし、スマホホルダーがスピードメーターを隠していたら、知らず知らずのうちに速度超過をしてしまうかもしれません。もし、水温計の異常を示す警告灯がスマホの裏に隠れていたら、オーバーヒートに気づかず、エンジンに深刻なダメージを与えてしまうかもしれませんよね。

このように、運転に必要な情報を瞬時に確認できない状態は、非常に危険です。そのため、保安基準では運転操作の妨げになるものとして、こうした計器類を覆い隠すようなアクセサリーの設置を禁じています。

ハンドルのコラム(付け根)部分に取り付けるタイプや、メーターフード(メーターのひさし部分)にクリップで挟むタイプのホルダーを使用する際は、メーターパネルや警告灯がしっかりと視認できるか、必ず運転席に座って確認しましょう。

これらの3つのNG箇所は、単に車検に通らないだけでなく、あなたや同乗者の安全を直接脅かす可能性のある、非常に危険な取り付け位置です。便利さよりもまず安全を第一に考え、絶対に避けるようにしてください。

3. 車検対応!安全なスマホホルダー取り付け位置ベスト5

さて、前章では絶対に避けるべきNGな取り付け位置を見てきました。では逆に、どこなら安全で、かつ車検にも問題なく通るのでしょうか?ここでは、専門家の視点から見ても推奨できる、安全で実用的な取り付け位置を5つ、ランキング形式でご紹介します。それぞれのメリット・デメリットも解説しますので、ご自身の車の内装や使い方に合った最適な場所を見つけてくださいね。

3-1. 第1位:エアコン吹き出し口(フィン)

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最も手軽で、多くの車種に対応できるのがエアコンの吹き出し口(フィン)に取り付けるタイプです。

クリップやフックでフィンに挟み込むだけで設置が完了するため、工具も不要で誰でも簡単に取り付けられます。視界を遮ることもなく、比較的手の届きやすい位置にスマホを固定できるため、操作性も良好です(もちろん運転中の操作は厳禁ですが、停車中のナビ設定などはスムーズです)。

▼ メリット

  • 取り付けが非常に簡単

  • 運転視界を全く妨げない

  • ほとんどの車種に対応可能

  • 比較的安価な製品が多い

▼ デメリット

  • エアコンの風を遮ってしまう

  • 夏場は冷風でスマホが結露したり、冬場は温風でスマホが熱くなったりする可能性がある

  • 車種によってはフィンの形状や強度が合わない場合がある

  • 重量のあるスマホや手帳型ケースを付けると、重みでお辞儀してしまうことがある

▼ ワンポイントアドバイス

最近では、スマホの発熱対策として、あえてここに設置してエアコンの冷風で冷却するという使い方も注目されています。ただし、冬場の温風には注意が必要です。スマホは精密機器であり、特にバッテリーは熱に弱いため、長時間温風を当て続けるのは避けた方が良いでしょう。

3-2. 第2位:ダッシュボード上(視界を妨げない範囲)

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吸盤や粘着ゲルでダッシュボードの上に設置するタイプも、非常にポピュラーで人気の高い取り付け方法です。

アームの角度や長さを自由に調整できる製品が多く、自分好みの見やすい位置にスマホを配置できるのが大きな魅力です。視線移動も少なく済むため、ナビアプリなどを確認する際も安全です。

▼ メリット

  • 設置位置の自由度が高い

  • 視線移動が少なく、画面を確認しやすい

  • 多様な製品ラインナップから選べる

▼ デメリット

  • フロントガラスの映り込みや、直接の視界を妨げない位置への慎重な設置が必要

  • ダッシュボードの材質(シボ加工など)によっては吸盤が付きにくい、または跡が残る可能性がある

  • 夏場の直射日光で、吸盤やゲルが劣化したり、スマホが高温になったりしやすい

▼ ワンポイントアドバイス

ダッシュボードに設置する際は、「運転席から見て、前方の道路や左右のミラーがホルダーやスマホで隠れないこと」を徹底してください。特に、アームが長いタイプは、意図せず視界を妨げる位置にスマホが来てしまうことがあるので注意が必要です。また、吸盤の付きが悪い場合は、土台となる吸盤ベースプレートを併用すると安定します。

3-3. 第3位:ドリンクホルダー

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意外と盲点かもしれませんが、ドリンクホルダーを利用するタイプも非常にスマートで安全な選択肢の一つです。

ドリンクホルダーに差し込む土台部分と、そこから伸びるアームで構成されており、工具不要でしっかりと固定できます。低い位置に設置されるため、運転視界を遮る心配は一切ありません。

▼ メリット

  • 運転視界を絶対に妨げない、最も安全な設置場所の一つ
  • 取り付け・取り外しが簡単
  • センターコンソール周りがスッキリする

▼ デメリット

  • ドリンクを置くスペースが一つ減ってしまう
  • 視線の移動距離が大きくなるため、ナビ画面を頻繁に確認するには不向き
  • 車種によってはドリンクホルダーの位置が低すぎたり、遠すぎたりして使いにくい場合がある
  • アームが短いとシフトレバーの操作の邪魔になる可能性がある

▼ ワンポイントアドバイス

このタイプは、主に音楽再生や充電目的でスマホを固定しておきたい、という方におすすめです。フレキシブルアームが採用されている製品を選べば、高さや角度を調整して、シフト操作の邪魔にならず、かつ見やすい位置に微調整することが可能です。

3-4. 第4位:CD/DVDスロット

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最近はCDやDVDを使わなくなった、という方も多いのではないでしょうか。そんな使われなくなったCD/DVDスロットを有効活用するのも賢い方法です。

スロットにブレード(板状のパーツ)を差し込んで固定するタイプで、こちらも取り付けは簡単。ダッシュボードの中央付近、比較的操作しやすい高さにスマホを設置できるのが特徴です。

▼ メリット

  • デッドスペースを有効活用できる

  • 安定した固定力がある

  • 視界を妨げにくい、比較的手の届きやすい位置に設置できる

▼ デメリット

  • CD/DVDプレーヤーが使えなくなる(製品によってはCDの再生が可能なものも)

  • オーディオやハザードランプのスイッチが隠れてしまう車種がある

  • CDスロットがない車には当然ながら使えない

▼ ワンポイントアドバイス

購入前には、ホルダーを設置した際にオーディオディスプレイや重要なスイッチ類が隠れてしまわないか、事前にしっかりと確認することが重要です。

3-5. 第5位:ルームミラー(サンバイザー)周辺

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ルームミラーに被せるように固定するタイプや、サンバイザーにクリップで挟むタイプも存在します。

これらのタイプは、ドライバーの視線上に近い位置にスマホを配置できるため、視線移動が少なくて済むというメリットがあります。

▼ メリット

  • 視線移動が少なく、ナビ画面などが見やすい

  • ダッシュボード周りがスッキリする

▼ デメリット

  • ルームミラータイプは、ミラーそのものの視認性を損なわないか、重みでミラーの角度が変わらないか注意が必要

  • サンバイザータイプは、サンバイザー本来の機能が使えなくなる、または使いにくくなる

  • いずれも、取り付け方によっては前方視界の上部を遮る可能性があり、圧迫感を感じる場合も

▼ ワンポイントアドバイス

これらの位置は、視界への影響を慎重に判断する必要があります。特にルームミラータイプは、製品のサイズや形状が車のミラーに合っているか、走行中の振動でズレたりしないかしっかりと確認しましょう。保安基準では後方視界の確保も定められているため、ミラーが見えにくくなるような取り付け方は避けるべきです。

以上、車検に通る安全な取り付け位置をご紹介しました。ご自身の車の内装や、スマホをどのように使いたいか(ナビ、音楽、充電など)を考慮して、最適な場所と製品を選んでみてくださいね。

4. ホルダー選びも肝心!車検を意識したスマホホルダーの選び方

安全な取り付け位置が決まったら、次はどんなスマホホルダーを選ぶかが重要になります。ホルダーの種類によっては、せっかく良い場所を選んでも「固定が甘くて走行中に外れた」「アームが長すぎて結局視界の邪魔になった」なんてことも。ここでは、車検と安全性を意識したスマホホルダー選びの3つのポイントを解説します。

4-1. ポイント①:固定方法の種類と特徴を知る

スマホホルダーの固定方法は、主に「吸盤」「粘着ゲル・テープ」「クリップ(フィン/サンバイザー)」「差し込み式(ドリンクホルダー/CDスロット)」の4種類に大別できます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の車に合ったものを選びましょう。

▼ 吸盤タイプ

  • 特徴: レバー操作で真空状態を作り出し、ガラスやダッシュボードに吸着させます。手軽に取り外しや位置調整ができるのが魅力です。
  • メリット: 付け外しが簡単。設置場所の自由度が高い。
  • デメリット: 長期間の使用や熱で吸着力が弱まることがある。ダッシュボードの凹凸(シボ加工)が深いと付きにくい。夏場の高温で剥がれ落ちるリスクも。
  • 車検の注意点: フロントガラスへの取り付けは原則NG。ダッシュボードに取り付ける際も、吸盤の劣化による脱落は走行の危険に繋がるため、定期的な吸着力のチェックが必要です。

▼ 粘着ゲル・テープタイプ

  • 特徴: 強力な粘着ゲルや両面テープでダッシュボードに直接貼り付けます。吸盤が使えないような曲面や凹凸面にもしっかりと固定できるのが強みです。
  • メリット: 固定力が非常に高い。ザラザラしたダッシュボードにも対応可能。
  • デメリット: 一度貼り付けると剥がしにくい。剥がす際に跡が残ったり、ダッシュボードの表皮を傷めたりする可能性がある。
  • 車検の注意点: エアバッグ作動範囲への貼り付けは絶対にNG。一度付けたら動かせないため、視界や操作の邪魔にならない位置を慎重に決めてから設置する必要があります。

▼ クリップタイプ

  • 特徴: エアコンのフィン(吹き出し口)やサンバイザーを挟み込んで固定します。工具不要で最も手軽なタイプと言えるでしょう。
  • メリット: 取り付けが非常に簡単。車に跡が残らない。
  • デメリット: エアコンフィンやサンバイザーの形状・強度によっては取り付けられない、または不安定になる場合がある。重いスマホだと傾きやすい。
  • 車検の注意点: 視界を遮る心配は少ないですが、エアコンフィンタイプの場合、冬場の温風によるスマホの加熱には注意が必要です。

▼ 差し込み式タイプ

  • 特徴: ドリンクホルダーやCD/DVDスロットに土台部分を差し込んで固定します。デッドスペースを有効活用できる賢い方法です。
  • メリット: 視界を絶対に妨げない。安定性が高い。
  • デメリット: ドリンクホルダーやCDスロットが一つ使えなくなる。車種によってはシフトレバーやスイッチ類の操作の邪魔になる可能性も。
  • 車検の注意点: 運転操作の妨げにならないか、という点がポイントになります。アームの長さや角度を調整し、シフトレバーやパーキングブレーキ、ハザードスイッチなどの操作に支障がないか確認しましょう。
4-2. ポイント②:ホルダーの形状とサイズをチェック

ホルダー本体の形状やサイズも、安全性に関わる重要な要素です。

  • アームの長さ ダッシュボード設置タイプの場合、アームが長すぎると、スマホの位置が高くなりすぎたり、手前に来すぎたりして、結果的に前方視界を妨げてしまうことがあります。伸縮機能があるものだと調整できて便利ですが、最大まで伸ばした時に視界の邪魔にならないかイメージすることが大切です。

  • ホルダーの大きさ 最近のスマホは大型化していますが、ホルダー部分が大きすぎると、それ自体が圧迫感を与え、視界の妨げになることも。自分のスマホをしっかりとホールドでき、かつ必要以上に大きくない、スリムなデザインのものを選ぶのがおすすめです。

  • スマホの固定方式 スマホを挟んで固定する方式も、「左右から挟むオートロック式」「バネ式」「マグネット式」など様々です。特にマグネット式は着脱が楽で人気ですが、強力な磁石はスマホの電子コンパスなどに影響を与える可能性もゼロではありません。また、凹凸の激しい道を走るときの保持力も確認しておきたいポイントです。どの方式でも、走行中の振動でスマホがずれたり、落下したりしない、信頼性の高いものを選びましょう。

4-3. ポイント③:付加機能の有無と安全性

最近のスマホホルダーには、便利な付加機能が付いているものも多くあります。

  • ワイヤレス充電(Qi)機能 置くだけで充電ができるQi対応ホルダーは非常に便利です。しかし、充電中はスマホもホルダーも発熱します。特に夏場の車内ではかなりの高温になることも。冷却ファン付きの製品や、過熱防止の安全機能が搭載されているものを選ぶとより安心です。

  • 電動自動開閉機能 センサーでスマホを検知してアームが自動で開閉するタイプは、片手で操作できてスマートです。ただし、エンジンOFF後も動くようにキャパシタ(蓄電器)を内蔵している製品かどうかもチェックしておくと、エンジンを切った後にスマホを取り忘れた、という時に困りません。

これらの付加機能はカーライフを豊かにしてくれますが、その分、製品の構造は複雑になります。安価すぎる海外製のノーブランド品などは、電気的な安全性が確保されていない可能性も考えられます。信頼できるメーカーの製品で、日本の安全基準(PSEマークなど)をクリアしているものを選ぶことを強くおすすめします。

5. スマホホルダー以外も要注意!車検でチェックされる車内アクセサリー

スマホホルダーの取り付けに注意が必要なことは十分にご理解いただけたかと思います。しかし、実は車検でチェックされる車内のアクセサリーは、スマホホルダーだけではありません。「これもダメなの!?」となりがちな、意外な落とし穴について解説します。車内をトータルで安全な状態に保つ意識を持ちましょう。

5-1. ドライブレコーダーの取り付け位置

今や必需品ともいえるドライブレコーダー。これもスマホホルダーと同様、フロントガラスに取り付けるため、設置位置には厳密なルールがあります。

基本的には、先ほど解説したスマホホルダーの例外範囲と同じです。

  • フロントガラス上端から20%以内の範囲

  • ルームミラーの裏側(鏡面で隠れる範囲)

この範囲内に収める必要があります。よくある失敗例が、運転席から見て目障りにならないようにと、助手席側のガラス中央あたりに取り付けてしまうケース。これは明確に保安基準違反となります。また、配線がだらりと垂れ下がって運転の邪魔になっているような状態も、もちろんNGです。配線はピラーの内側などを通し、スッキリと隠すようにしましょう。

5-2. サンシェードやカーテン

日差しを遮るためのサンシェードやカーテンも、使い方によっては車検に通りません。

  • フロントガラス、運転席・助手席のサイドガラス これらのガラスに、運転中にサンシェードやカーテンを取り付けて視界を妨げることは禁止されています。吸盤で貼り付けるタイプのサンシェードなどを付けっぱなしで走行するのは違反です。車検の際も、これらの場所に装着されたままでは不合格となります。

  • 後部座席のガラス 後部座席のカーテンについては、左右のサイドミラー(後写鏡)で後方がきちんと確認できる状態であれば、基本的には問題ありません。ただし、あまりにも濃い色のものや、外が全く見えないようなものは、検査官の判断で指摘される可能性も考慮しておきましょう。

5-3. ダッシュボード上の装飾品(ぬいぐるみ・芳香剤など)

ダッシュボードの上に、お気に入りのぬいぐるみやマスコット、大きな芳香剤を置いている方もいるかもしれませんね。これも、程度によっては車検でNGとなる可能性があります。

チェックされるポイントは2つです。

  1. 前方視界を妨げていないか 小さなマスコット程度なら問題ありませんが、フロントガラスの下辺にかかるような大きなぬいぐるみは、視界の妨げと判断される可能性があります。

  2. エアバッグの作動を妨げていないか これが最も危険です。助手席のエアバッグが展開する部分に、両面テープなどで固定された芳香剤や小物が置いてあると、万が一の際にそれらが飛び散り、乗員を傷つける凶器になりかねません。「SRS AIRBAG」の刻印がある上には、絶対に物を置いたり、固定したりしないでください。

5-4. シフトノブやペダルカバー

社外品のシフトノブやペダルカバーに交換している場合も、注意が必要です。

  • シフトノブ シフトパターン(P, R, N, Dなどの表示)がしっかりと明記されている必要があります。社外品に交換してシフトパターンの表示がなくなった場合は、近くにステッカーを貼るなどの対応が求められます。

  • ペダルカバー アクセルペダルやブレーキペダルに被せるカバーは、運転操作に直結する重要なパーツです。しっかりと固定されておらず、ガタついたり、走行中に外れたりするような状態では、非常に危険であり、もちろん車検にも通りません。

このように、車検では「安全な運転に支障がないか」という一貫した視点で車内全体がチェックされます。スマホホルダーだけでなく、他のアクセサリーについても、今一度ご自身の車が安全な状態になっているか確認してみることをお勧めします。

6. まとめ

今回は、スマホホルダーと車検の関係について、違反になるNGな取り付け位置から、安全に使える推奨の設置場所、そしてホルダー自体の選び方まで、詳しく掘り下げてきました。

最後に、この記事の最も重要なポイントを振り返ってみましょう。

【スマホホルダーと車検の重要ポイント】

  • 結論: スマホホルダー自体は車検に通る。しかし、取り付け位置が保安基準に適合していることが絶対条件。

  • 目的: 位置のルールは、「運転者の安全な視界」と「安全装置(エアバッグ等)の正常な作動」を確保するためにある。

  • 絶対NGな3つの場所:

    1. フロントガラス(法律で許可された極一部の範囲を除く)

    2. エアバッグの作動範囲(SRS AIRBAGの刻印周辺など)

    3. メーターパネルなどの計器類を隠す場所

  • 安全な推奨取り付け位置:

    1. エアコン吹き出し口

    2. ダッシュボード上(視界を妨げない範囲)

    3. ドリンクホルダー

    4. CD/DVDスロット

    5. ルームミラー周辺(ただし視界への影響を要確認)

  • ホルダー選びのコツ: 固定方法、形状、サイズ、付加機能の安全性を考慮し、自分の車と使い方に合った信頼できる製品を選ぶ。

  • その他の注意点: ドライブレコーダーやカーテン、ダッシュボード上の装飾品など、スマホホルダー以外の車内アクセサリーも車検のチェック対象となる。

スマホホルダーは、今やカーナビやオーディオとして、多くのドライバーにとって欠かせない便利なアイテムですよね。だからこそ、その便利さを享受するためには、安全に正しく使うための知識が不可欠です!

「これくらい大丈夫だろう」という油断が、車検で思わぬ指摘を受けたり、最悪の場合、事故の原因になったりすることもあり得ます。この記事を参考に、ご自身のスマホホルダーが安全な場所に適正に取り付けられているか、ぜひ一度チェックしてみてください!

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