設備の制御盤で使用される圧着端子の種類について紹介
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設備の制御盤で使用される圧着端子の種類について紹介

2025年1月19日

今回は設備の制御盤内で使用する裸圧着端子について、種類と特徴を紹介していきます。

圧着端子は大きく分けて機器などの端子台へ接続するものと、電線同士を接続するもの、2つありますが、今回は、機器などの端子台へ接続するときに使用する圧着端子を紹介していきます。

シマタケでは、一緒に勉強していきましょう!

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目次

  • 1 圧着端子とは
  • 2 圧着端子の種類
    • 2.1 Y形圧着端子
    • 2.2 丸形圧着端子
    • 2.3 棒形圧着端子
    • 2.4 ブレード形圧着端子
  • 3 圧着端子のサイズ・見方
    • 3.1 R
    • 3.2 1.25
    • 3.3 3.5
  • 4 まとめ

圧着端子とは

圧着端子とは電線を端子台へ接続するため必要な部品です。

被覆を剥いた電線に圧着端子を、圧着工具を使用し、機械的に圧力をかけて固定します。

昔の話になりますが、圧着端子が世の中にでてくるまではハンダ付けを使用して電線を接続していたらしいですが、現在では当たり前のように圧着端子が使用されています。

そんな圧着端子ですが、メーカーとして、ニチフ端子工業、日本圧着端子製造、大同端子製造、富士端子工業などがあります。

圧着端子の種類

今回は設備の制御盤内で使用されている圧着端子ということで、「Y形」、「丸形」、「棒形」、「ブレード形」の4つを用意いたしました。

では、順番に端子の種類を説明していきます。

Y形圧着端子

先端がアルファベットのYの形をしている端子です。

ワイタンとも呼ばれています。あとは、自分は使いませんが、

ケースには先開形(さきびらきがた)と書かれています。

Y形端子はYのこの部分にねじ・ボルトを入れて端子に締め付けます。

先端がYになっているためねじ・ボルトを端子台から外さなくても、少し緩めるだけで、電線を接続することができ、配線作業がしやすいです。

配線作業が楽になりますが、デメリットとしてねじ・ボルトが外れなくても緩んでしまうと、電線が抜けてしまう可能性がりますので注意が必要です。

用途として、重要度が低い回路、例えば直流24Vの制御回路に使用されています。

丸形圧着端子

丸形圧着端子は先端が円になっており、ねじ固定用の穴があいています。

R形、マルタンとも呼ばれています。

先端が円になっているためねじ・ボルトがはずれない限り電線が抜ける心配がないことから主回路や電源回路、重要な回路など、ケーブルが抜けると危険な箇所に使用されています。

このようにねじが緩んでも抜けることはありません。

デメリットとしては、毎回、ねじを外す必要あるため、配線効率が悪いことです。

Y形端子と異なり、ねじ・ボルトを全部外さないと、電線を端子に取り付けることができません。

シマタケ部品交換のときに端子台のねじ・ボルトを緩めた時に、圧着端子が丸型だったときは、ちょっと手間だなと感じることがあります。

JIS規格(JIS C 2805:2010)にY形端子はありませんので、JISに準拠する必要がある場合は丸形端子を使用しなければいけません。

シマタケもし、Y形と丸形のどちらを使用すればよいか迷った場合は、丸形を使用しておけば大丈夫です。 棒形圧着端子

先端が丸い棒状になっている端子です。差込形とも呼ばれています。

先端が棒状になっているため、穴に入れて接続するタイプの端子台に使用するなど、限られたものにしか使えないため、Y形や丸形より使用頻度はそこまで高くありません。

最近では棒端子ですと、裸圧着端子ではありませんが、下図のようなフェルール端子といった端子を使用することが増えてきています。

フェールール端子についてはこちらの記事をご覧ください。

フェルール端子のサイズとフェルール端子の圧着方法について CRIMPFOX使用

続きを見る

ブレード形圧着端子

先端が棒形圧着端子と異なり、平らになっている端子です。板形や板状形とも呼ばれています。

三菱電機製インバータの制御回路の端子台などに使用します。

下図のように三菱電機製インバータの端子台にブレード端子を使用することがありますが、最近ではフェールール端子が使用されていることもあります。

三菱電機インバーターの説明書には、棒端子の市販品使用例として、ニチフのブレード端子とフエニックスコンタクトのフェールール端子の2種類が書かれています。

圧着端子のサイズ・見方

圧着端子のサイズについてです。

メーカーによって型番の違いはありますが、基本的に同じです。

今回は、ニチフ丸形の圧着端子「R1.25-3.5」を例に説明してきます。

R

アルファベットは端子の形状を表します。

メーカーによっては、アルファベットの位置が先頭ではないメーカーもあります。

ニチフですと、Y形端子は「Y」、棒形端子は「TC」、ブレード形端子は「BT」と表記します。

1.25

電線抱合範囲といい、使用できる電線の断面積を表します。

1.25の範囲はより線の場合0.25~1.65㎟です。

例えば、電線サイズ0.75㎟ 1.25㎟ 2㎟の3種類のうち、0.75と1.25の電線が使用できます。

3.5

穴の直径(端子の取付ねじ)を表します。

まとめ

今回は設備の制御盤に使用されている圧着端子の種類について紹介しました。

最後に簡単に整理します。

まとめ

・圧着端子はY形、丸形、棒形、ブレード形などがあります。 ・型番はメーカーによって変わりますが、アルファベットで先端の形状を表し、数字で使用できる電線サイズと圧着端子のサイズを表します。

記事の中で棒端子の種類として、フェールール端子を紹介しましたが、ヨーロッパなど、海外の設備ではねじ式ではなく、スプリング式やプッシュイン式と呼ばれるネジなしの差込タイプの端子が主流です。

日本でも差し込むタイプの機器も年々増えてきたとはいえ、以前私のチャンネルでアンケートを取らさせていただきましたが、日本ではまだまだねじ式が根強いのが現状です。

もっと端子について知りたいという方、興味がある方がいらっしゃいましたら、2023年に日本電機工業会(JEMA)と日本電気制御機器工業会(NECA)が共同で発行された「制御盤内の電線接続方式~端子・締付具の課題と対応~」読んでみてください。

制御盤内の配線接続の技術と現状が載っています。

シマタケ最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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共働きの子育て会社員。工場で15年間働く電気エンジニア。多数の国家資格を取得。施設や工場で働く方々が勉強できる、様々な悩みを解決できるサイトを目指しています。雑記記事も時々書きます。心理学を勉強中でメンタルケア心理士、行動心理士取得。

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