Pioneer SA-620
- Pioneer SA-620
¥35,500(1972年頃)
解説
プリメインアンプの本来の目的にそって、十分な機能の完備と音質を目標に設計されたモデル。
イコライザーアンプには低雑音タイプをさらに選別したトランジスタによる2段直結回路を採用し、S/Nの改善と安定度の向上が計られています。また、レコードの録音特性を忠実に再生するため、高精度の部品(抵抗やコンデンサ)を使用しています。
Phono端子を2系統搭載しています。また、テープデッキ用の端子も2組搭載しており、2台のテープデッキを同時に接続できます。
マイクミキシングアンプを内蔵しており、プログラムソースとマイクの音声をミキシングして再生することが出来ます。ミキシングされた信号は、Tape Rec端子(DIN端子)から取り出せるため、テープデッキを接続してレコーディングすることも出来ます。また、単なるマイク拡声装置としても使えます。
トーン回路は厳選したトランジスタ3個による2段直結のNFB型となっています。エミッターフォロア回路の採用で、トーンコントロールツマミのフラットポジションではうねりの少ない素直な特性が得られます。
パワーアンプ部は全段直結純コンプリメンタリー方式となっています。初段に差動アンプを採用し、入力バイアス補償回路を併用して高い直流安定度を得ており、また大型放熱器と破壊強度の大きいパワートランジスタの使用でハイパワー時にも余裕を持った作りとなっています。
2系統のスピーカー端子を搭載しており、それぞれ片方ずつの駆動や同時駆動が可能です。
ミューティングスイッチやハイフィルター、ラウドネスコンター、Pre-Main分離スイッチなどの機能を完備しています。
機種の定格
型式
ステレオプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式
差動1段全段直結準コンプリメンタリーOCL方式
実効出力
片ch駆動
1kHz:22W/22W(8Ω)、27W/27W(4Ω)
両ch駆動
20Hz~20kHz:15W+15W(8Ω)、15W+15W(4Ω)
1kHz:18W+18W(8Ω)、22W+22W(4Ω)
高調波歪率
実効出力時:0.5%以下
1W出力時:0.1%以下
混変調歪率
実効出力時:0.5%以下
1W出力時:0.1%以下
出力帯域幅
10Hz~70kHz(IHF、両ch駆動、歪率0.5%)
周波数特性
15Hz~80000Hz +0 -1dB
入力感度/インピーダンス
Power Amp In:500mV/50kΩ
出力端子
Speaker:A、B、A+B(4Ω~16Ω)
Head Phone:4Ω~16Ω
ダンピングファクター(1kHz、8Ω)
30以上
S/N
90dB以上(IHF、ショートサーキットAネットワーク)
残留雑音(8Ω、プリ+パワーアンプ)
1mV(0.13μW)以下
<プリアンプ部>
回路方式
イコライザーアンプ:2段直結NFB型
コントロールアンプ:NFB型
入力感度/インピーダンス
Phono1、2:2.5mV/50kΩ
MIC:7.5mV/30kΩ
Tuner、AUX1、2、Tape Monitor1、2(DIN):150mV/100kΩ
Phono最大許容入力(rms/P-P)
100mV/280mV
出力レベル/インピーダンス
Tape Rec1、2:150mV/1.4kΩ
Tape Rec2(DIN):30mV/80kΩ
Pre Out:500mV/4.7kΩ
高調波歪率(20Hz~20kHz)
0.2%以下
周波数特性
Phono(RIAA偏差):30Hz~15kHz ±0.5dB
Tuner、AUX、Tape Mon:15Hz~30kHz ±1dB
トーンコントロール
Bass:±10.5dB(100Hz)
Treble:±10.5dB(10kHz)
ハイフィルター
4kHz、6dB/oct
ラウドネスコンター(ボリューム-40dB時)
+10dB(100Hz)、+6dB(10kHz)
SN比(IHF、ショートサーキット
Aネットワーク)
Phono:75dB以上
MIC:80dB以上
Tuner、AUX、Tape Mon:90dB以上
ミューティング
-20dB
<総合>
使用半導体
トランジスタ:28個
ダイオード:11個
電源電圧
AC100V、50Hz/60Hz
電源コンセント
電源スイッチ連動:1系統
電源スイッチ非連動:2系統
消費電力
定格:45W
最大:110W
外形寸法
幅415x高さ132x奥行328mm
重量
7.9kg