菱目打ち機を自作する!~製作費3000円で静かにレザークラフトを楽しむ
音の出ない菱目打ち機を作ってみることにしました。
~ことの経緯~
レザークラフトはハンマーで縫い穴を叩いてあける必要があるのでとても大きな音が出ます。 そこで前回、安価なドリルスタンドを使って菱目打ちを行ったのですが、ピッチの大きな菱目打ちで穴を空けるには力が必要です。体重を乗せないと穴が開かないことも・・・・ >>音が出ない菱目打ち
そこで、新しくリンク式クランプを利用した専用の菱目打ちを作ってみることにしました。 ↓↓↓
型紙と作り方
原寸大型紙は500円にて販売中です。 ご興味のある方は製作にチャレンジしてはいかがでしょうか?
必要な材料
クランプ
フレーム材SPF 1×4材 19×89×600 6枚セット (製作例では2枚使っています。支柱の強度が足りない場合は追加して強度UPも可能)
ナット類
フレームの結合用 M8×70mmボルト 2本 M8ワッシャー 4枚 M8ナット 2個
クランプ結合用 M6×30mmボルト 4本 M6ワッシャー 4枚 M6ナット 4個
4×35mm さらタッピング木ネジ 2本
チャックドリルチャック 写真の様に六角軸が付いていないものが便利。 ただし、六角軸付きのドリルチャックでも取り外すことは可能
セメダイン 金属用高強度 接着剤
作り方
機械工具の専門店でストッパーを購入しました。全長が27cmほどの小型のクランプですが、非常に大きな力が出せるようです。 ↓赤いレバーを倒すことで、先端が動く仕組みです。
↓レバーを倒した状態
このままでは菱目打ちを取り付けられないので、先端部にドリルチャックを装着することにしました。 ↓菱目打ちの取付イメージ(実はドリルチャックとクランプのねじ穴が合っていないので接着剤で固定する必要があります。)
フレームは木で作ることにしました。(ホワイトウッドを使用) のこぎりで切断し、ドリルで穴を空けました。
この四角の木材はクランプを固定する台です。 大きな力が加わるので強力な木工用接着剤を塗布し、木ネジで固定することにしました。 接着剤は木工用ボンドが一般的ですが、木工工作をやっている人にはおなじみのタイトボンドです。 乾きが早く、非常に強力、しかも耐熱性も高く、硬化後にペーパー掛けも綺麗にできる優れもの。 接着力は木材そのものより強度が出せるそうです。 フランクリン 木工用接着剤 タイトボンド
台を支柱に接着し、硬化したら下穴を空けてから木ネジで固定します。
クランプ本体をボルトで固定します。
支柱と台座を固定します。 支柱にタイトボンドを塗布し、台座に接着します。
接着剤が乾かないうちに、ボルトでしっかり締め付けます。
フレームが完成しました。
クランプとドリルチャックのねじ穴が合わないので、ナットを接着剤で固定することにしました。 金属製の強力接着剤を使います。
金属の表面をやすりで荒らし、接着剤の食いつきを良くします。
ナットをドリルチャックに固定しました。
接着剤が完全に硬化するまで12時間ほど待ちます。 完全硬化したらクランプの先端にセットしてみましょう。非常に強力な接着剤なので通常の作業で取れることはありません。
スポンサーリンク静音・菱目打ち機の試運転
菱目打ちをドリルチャックにセットします。
ドリルチャックをクランプのねじに取り付けます。このねじで菱目打ちの高さを調整することができます。 また、そのままではドリルチャックがくるくる回転してしまうので、固定するため止めナットも設置しました。
ゴム板を本体フレームに乗せます。
赤いレバーを下げます。 目打ちの先端がゴム板に触れる位置になるよう、ドリルチャックの取付ボルトで高さを調整します。
ゴム板と目打ちの間隔が5mm程度になるように、赤いレバーを少し上げます。 この状態で、目打ちの先端がゴム板に触れる位置になるように高さを調整します。
最後に、上の止めナットを使ってドリルチャックが回転しないように固定すれば準部完了
試運転
早速使ってみました。 ドリルスタンドを使った菱目打ち機と比べて非常に軽い力で穴を空けることができます。 ドリルスタンドの場合は体重をかけないと穴が開きませんが、クランプ式は指先だけで穴が開くほど軽く操作でき、目打ちがサクッと気持ちよく入ります。
穴あけ1.6mm厚のヌメ革に菱目打ちで穴を空けた時の動画です。↓
ハトメ打ちパンチで穴を空け、ハトメで止めることも簡単にできます。
型押さえヌメ革の立体成形で型を押さえる道具としても大活躍 ヌメ革を濡らして型で押さえつける。
そのまま菱目打ち機で押し付けて革の乾燥を待つ。 均一に力を伝えるため、アルミフレームで挟みました。青いゴム版は高さ調整です
1日ほどそのまま保持するとしっかり形が作れます。