電子レンジとオーブンの違いと仕組みをわかりやすく図解!
このページでは電子レンジとオーブンの違いと仕組みについてわかりやすく図で解説しています。
目次
- 電子レンジとオーブンの違いとは?
- 電子レンジの仕組みについて
- オーブンの仕組みについて
- 電子レンジは内部まで、オーブンは表面を加熱する仕組み
- 電子レンジは食品などが厚すぎると内部まで加熱しにくい
- まとめ
1.電子レンジとオーブンの違いとは?
結論からいってしまうと電子レンジとオーブンの違いは、”電子レンジはマイクロ波(電磁波)、オーブンは赤外線(電磁波)によって食品を加熱するということ”です。
どちらも電磁波(マイクロ波・赤外線)で食品を加熱するという点では同じですが、電子レンジは”マイクロ波で水分を含んだ(厳密にいえば水・油などの液体を含んだ)食品を加熱する”、オーブンは”赤外線、またはヒーター(発熱体)によって暖められた空気により食品の表面を加熱する”という点が違います。
なので電子レンジは水分を含んでいない食品を加熱することはできませんが、オーブンはその食品が水分を含んでいるかどうかに関係なく加熱することができます。
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では電子レンジとオーブンのそれぞれの仕組みについて解説していきます。
電子レンジの仕組みについて電子レンジは、”電磁波の一種であるマイクロを用いて、水分を含んだ(厳密にいえば水・油などの液体を含んだ)食品などを加熱する調理機器のこと”です。
電子レンジ内にあるマグネトロンと呼ばれる装置からマイクロ波(電磁波)を放射し、食品などに含まれている水分(水分子)(油なら、油を構成している分子)にエネルギーを与えて振動させることで、その食品を加熱しています。
(水はマイクロ波を非常に吸収しやすい性質があり、マイクロ波を水分子が吸収することで、水分子はエネルギーを受け取ります)
物体の温度というのは、その物体を構成している原子・分子(水の場合は水分子)の動きが穏やかなのか激しいかで温度が異なります。
上図のように水であれば、水分子の動きが穏やかであるほどその水の温度は低く、水分子の動きが激しいほどその水の温度は高くなります。
例えば水で濡(ぬ)らしたタオルを電子レンジでチンすると熱くなりますが、乾燥した(水を含んでいない)タオルを電子レンジでチンしても熱くはなりません。
ただ乾燥したタオルをチンしても熱くはなりませんが、電子レンジ内が食品カスや油などで汚れていると、それらが加熱され、発煙・発火などの原因にもなるため注意が必要です。
このように電子レンジはマイクロ波によって食品などに含まれる水分(水分子)を振動させることで、その食品などを加熱しています。
オーブンの仕組みについてオーブンは、”電磁波の一種である赤外線、またはヒーター(発熱体)によって熱した空気により食品の表面を加熱する調理機器のこと”です。
オーブン内の上下または上下どちらかに設けられているヒーターによって周辺の空気が暖められ、その暖められた空気またはヒーターから放射される赤外線によって食品が加熱されています。
オーブン内の空気が暖められるのは赤外線によるものではなく、ヒーター(発熱体)自体の熱が周辺の空気に伝わるからです。
赤外線は金属・空気には吸収されにくいため、ヒーターから放射された赤外線は食品に吸収され、その食品を構成している原子・分子がエネルギーを受け取ることで振動し、その食品は加熱されます。
では次の章で電子レンジは内部まで、オーブンは表面を加熱することについて解説していきます。
2.電子レンジは内部まで、オーブンは表面を加熱する仕組み
電子レンジは表面から内部までを加熱し、オーブンは表面を加熱します。
これらの違いは、それぞれに用いられている電磁波であるマイクロ波(電子レンジ)と赤外線(オーブン)の性質によるものです。
マイクロ波は、水分子にエネルギーを与えて振動させることで食品などを加熱しますが、マイクロ波は表面部分の水分子にはすべて吸収されず、吸収されていない残りのマイクロ波はさらに内部まで進入していく性質があります。
上図のように表面に近い水分子ほどマイクロ波から大きなエネルギーを受け取ることで、大きく振動するため温度も大きく上昇(加熱)します。
このマイクロ波の性質により電子レンジは、食品などの内部まで直接加熱することができます。
反対に赤外線は、金属・空気以外の多くの物質に吸収されるため、放射された赤外線のほとんどは食品の表面部分で吸収されてしまいます。
上図のように赤外線が食品の表面部分で吸収され、その食品の表面の原子・分子を振動させることで、表面部分の温度が上昇(加熱)します。
オーブンは赤外線以外に、オーブン内の暖められた空気によっても食品を加熱しますが、暖められた空気も食品の表面部分しか触れていないため、それにより直接内部まで加熱することはできません。
ただ時間をかければ食品の内部まで表面部分の熱が伝わっていくので、それにより少しずつ内部も加熱されていきます。
(オーブン内の温度が高すぎると、内部に熱が伝わる前に食品の表面が焦げてしまうので注意が必要です)
このような性質の違いにより、”電子レンジは食品などの表面から内部までを加熱”し、”オーブンは食品などの表面を加熱”するというわけです。
電子レンジは食品などが厚すぎると内部まで加熱しにくい電子レンジのマイクロ波は、その性質的に表面部分から内部まで加熱することができますが、加熱しようとする食品などが厚すぎると内部までマイクロ波が届かないため、加熱できずに冷たい場合があります。
これは先ほども解説したようにマイクロ波の性質によるもので、マイクロ波は表面部分の水分子にすべて吸収されずに内部まで進入していきますが、内部にいくほどエネルギーが弱まっていきます。
表面近くにある水分子ほど大きなエネルギーを受け取れるため大きく振動(温度が大きく上昇)するようになり、内部にある水分子ほどエネルギーは少ししか受け取れないため振動が小さく(温度はあまり上昇しない)なってしまいます。
このように食品などが厚すぎるとマイクロ波が内部まで届きにくくなるため、しっかり加熱できなくなり、内部に冷たい部分が出てきてしまうため注意が必要です。
以上が「電子レンジとオーブンの違いと仕組みをわかりやすく図解!」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 電子レンジはマイクロ波(電磁波)によって、食品に含まれる水分(厳密にいえば液体を構成する原子・分子)を振動させて加熱する。
- オーブンは赤外線(電磁波)と、ヒーター(発熱体)によって暖められた空気により食品の表面を加熱する
- 温度は、その物体を構成している原子・分子の動きが激しければ温度が高く、動きが穏やかなら温度は低くなる。
- マイクロ波は内部まで進入する性質があるため、電子レンジは食品の内部まで直接加熱することができる。
- 赤外線は食品の表面部分の原子・分子にほとんど吸収されるため、オーブンが直接加熱できるのは食品の表面部分のみ(ただ時間をかければ表面部分の熱が内部まで伝わっていく)。
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