【詩】徒然と眺める僕の心
【詩】徒然と眺める僕の心

【詩】徒然と眺める僕の心

前のエピソード――嘘をついたことがない人

新幹線の窓から眺める景色は

いつも なぜだか悲しくて。

あなたのもとへ向かうときも

あなたから離れてゆくときも

晴れていても、どしゃぶりでも、

いつもかわらず、私は悲しい。

たくさんの約束をしたけれど、

どれかひとつでも果たせなければ

それでおしまいになるような、

あなたとの関係は

そんないびつなものでしたね。

けっして未来に目を向けることができないような、

そんな二人でしたね。

あなたとの約束がなくなってしまっても

窓から眺める景色はやっぱり悲しくて、

生まれ故郷に帰るのが

少し億劫になっているのです。

               ~新幹線~

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