ロシア使用のスターリンク端末は「遮断」、ウクライナ国防省が発表 攻撃ドローンに搭載
ロシア使用のスターリンク端末は「遮断」、ウクライナ国防省が発表 攻撃ドローンに搭載

ロシア使用のスターリンク端末は「遮断」、ウクライナ国防省が発表 攻撃ドローンに搭載

ウクライナのドネツク州にある最前線の町バフムート近郊に設置されたスターリンクのシステム=2023年3月/Lisi Niesner/Reuters/File

(CNN) ウクライナ国防省は5日、ロシアがウクライナ国内で使用する衛星通信サービス「スターリンク」の端末は「遮断」され、ロシア軍の通信に支障が出ていると明らかにした。

ウクライナのフェドロウ国防相によると、スターリンクを所有するスペースXはウクライナ側と協力して、認証済みの端末を登録した「ホワイトリスト」の更新を進めている。一方で、未承認のロシアのシステムはブロックされたという。

フェドロウ氏は5日の声明で、「『ホワイトリスト』に追加されたスターリンク端末は稼働している。ロシアの端末はすでにブロックされた」と説明。「我々は引き続きスターリンク端末の検証作業を続けており、最初にホワイトリスト入りした端末群はすでに運用中だ」と明らかにした。

ウクライナ軍参謀本部の情報筋によると、前線では現地時間5日夜の時点で、「ロシア側のすべてのスターリンクが遮断された」という。

米国の制裁の下、スターリンクのロシアへの販売やロシアによる使用は禁止されている。しかし、専門家やウクライナ当局者の間では、ロシアが次第にこのシステムを利用する手段を見つけつつあると警鐘を鳴らす声が出ている。

CNNは以前、スターリンクのシステムを攻撃用ドローンに搭載するロシアの手法について報じていた。これにより、ロシアのドローンは全地球測位システム(GPS)や無線信号を妨害してドローンを無力化する電子防衛網をかいくぐり、ウクライナ国内の奥深くを攻撃できるようになる。

ウクライナ側も戦争が始まって以来、スターリンクに大きく依存しており、軍の通信やドローンのほか、病院や学校のような公共施設の情報システムの運用に利用してきた。

ウクライナのベスクレストノウ国防省顧問は、「前線の敵が直面しているのは単なる問題ではなく、大惨事だ。部隊の指揮統制はすべて崩壊し、多くのエリアで攻撃作戦が停止している」と指摘した。

スペースXの創業者イーロン・マスク氏は今週、ロシアによるスターリンクの「無許可」使用を止める措置を講じていると明らかにしていた。

ロシア国防省はこれまでのところ、スターリンクの遮断をめぐる主張について言及していない。

ただ、ロシアの軍事ブロガーは4日から5日にかけてスターリンクの障害に言及し始め、前線でのロシアのインターネット能力や通信能力が打撃を受けていると指摘した。

親政府派の軍事ブロガー、ボリス・ロジン氏はテレグラムにQ&A形式で書き込みを行い、「現場でのインターネット利用に一定の影響が出るのは確かだ」「質問の通り、現時点では代替手段はまったくない」と説明した。

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