「ビデオカメラが…」初体験の動画が流出。号泣帰宅した夏のあの日がトラウマに。スマホ世代に伝えたい性と録画【専門家解説】
「ビデオカメラが…」初体験の動画が流出。号泣帰宅した夏のあの日がトラウマに。スマホ世代に伝えたい性と録画【専門家解説】

「ビデオカメラが…」初体験の動画が流出。号泣帰宅した夏のあの日がトラウマに。スマホ世代に伝えたい性と録画【専門家解説】

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ログイン 新規会員登録 妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

今の子どもたちは、スマートフォンを通じて、日常的にインターネットの世界とつながっている。

こども家庭庁「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、10代のインターネット利用率は中学生で98.6%、高校生では99.6%。さらに、スマートフォンでの子ども専用利用率は中学生で93.0%、高校生では99.3%にのぼり、ほぼすべての高校生が自分専用のスマホで常時ネットと接続している現実が浮き彫りになっている。

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それに比例するように、SNSを通じたトラブルも後を絶たない。警察庁の統計では、SNSを介して性被害に巻き込まれた児童は2023年に1,665人。4年連続で減少しているものの、依然として高水準が続いている。中でも小学生の被害は139人と、10年前の約3倍に増えており、保護者が知らぬ間に子どもが加害や被害の立場に立たされるケースも少なくない。

「今の親は、スマホを持たせたその瞬間から、性やネットに関する教育を同時に始めなければならないんです」

そう語るのは、性教育アドバイザーの横田まほ氏だ。

「子どもたちは、スマホを通じて無限に情報を得ることができますが、それが正しい情報とは限りません。特に性的なコンテンツは極端で刺激的なものが多く、知識も判断力も育っていない段階でアクセスしてしまえば、好奇心だけでトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。ネットリテラシーだけでなく、心の準備も必要なんです」

しかし実際には、「まだ早い」「うちの子に限ってそんなことはしない」といった保護者側の思い込みが根強く、性についての対話は後回しにされがちだ。

「避妊の知識や性感染症のリスクももちろん大事ですが、それ以前に伝えるべきは“自分を大切にする感覚”です。“嫌なことはNOと言っていい”“好きでも嫌なことは断っていい”という、心の教育こそが土台になるべきだと思います。それがないまま恋愛や性行為に進んでしまえば、被害者にも加害者にもなり得るのが現実です」

スマホは単なる連絡手段ではない。LINE、Instagram、X、TikTok――。やり取りの中には、相手からの性的な誘導や画像の要求、「好きなら証明して」といった心理的なプレッシャーが潜んでいることもある。

にもかかわらず、学校教育ではこうした話題に十分に踏み込むことは難しい。つまり、スマホを持たせた瞬間から始まる見えないリスクに対し、家庭こそが子どもを守る最後の防波堤になるべき時代なのだ。

しかしその家庭での性教育は、これまであまりにも語られてこなかった。ある母親は自分が受けたある経験から娘にだけはその苦労を追わせたくないと心してこれまで性教育を行ってきたと話す。

「私は今から20数年前。初体験をビデオカメラで撮影されてしまい、それが流出。今思い出しても吐き気をもよおします。夏祭りの日のことでした。彼は2人の思い出だからと繰り返し、繰り返し言いました。私はそれを愛だと思い込んでしまった…」

あの日から性行為はおろか男性もほぼ受け付けないと話す。

「トラウマですよね。無理もありません。精神的に立ち直るのに本当に時間がかかりました。それを理解してくれる夫と出会ったことで今があります」

2人で話し合って、養子を迎えたがその娘に対して今強く不安を抱えているそうだ。

「20数年前は動画を撮影するとなるとわざわざビデオカメラを用意する必要がありましたが、今はスマホが手元にあります。言い換えるなら誰でも撮影ができる状態です。その恐怖たるや。今、娘は12歳。学校でもすでに盗撮めいたトラブルが発生しています。私自身、自分の傷と向き合うのはとてもツラい。ただ今回お話することを決めたのは、少しでも多くのお若い方に自分を大事にすることの意味を知っていただきたかったから。本当に嫌な時には逃げていいこと、そしてどれだけ好きな人であっても撮影は危険が伴うこと、みなさんに考えていただけたら嬉しいです」

女性が20年前に受けた仕打ちは【関連記事「愛の証だよ…」を信じ込んだ先に起きたこと。どう回避すれば良かったのか悩み続けた女性が出した「正しい性教育」という解】でもお読みいただける。

【取材協力】性教育アドバイザー|横田まほ【聞き手・文・編集】常田真悠 PHOTO:Getty Images 【出典】こども家庭庁|「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」

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