3けたのかけ算のひっ算のやり方をわかりやすく解説(練習問題)
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小学校4年生の算数で学習する「かけ算のひっ算」について、3けた×3けたのかけ算のひっ算のやり方とポイントをわかりやすく解説するよ。
かけ算のひっ算を工夫してかんたんにする方法や、「積・和・差・商」とはどういう意味なのかも紹介するよ。
目次目次
- かけ算のひっ算のやり方
- 積・和・差・商とは
- かけ算のひっ算の工夫
- まとめ
かけ算のひっ算のやり方
「かけ算のひっ算」のやり方は、3年生でも勉強したよね。3年生では次のような「3けた×2けた」のかけ算のひっ算だったよ。
かけ算のひっ算のきほん的なポイントをおさらいしよう。
かけ算のひっ算のポイント
- 数字を「たて」にそろえて、一の位から順番にかけていく
- くり上げの数をわすれないようにする
3年生では、上にあるような「3けた×2けた」のかけ算のひっ算までが登場していたけれど、4年生になると、「3けた×3けた」のかけ算のひっ算が出てくるんだ。
でも「3けた×3けた」になっても、かけ算のひっ算のやり方は同じだから安心してね。数字をたてにそろえて、一の位から順番にかけていこう。
3けた×3けたのひっ算①次のようなかけ算のひっ算をやってみよう。
①一の位をかけ算する
数字をたてにそろえて、一の位から順番にかけていこう。かけられる数の「365」と、かける数の「一の位」の「3」をかけるよ。
②十の位をかけ算する
かけられる数の365と、かける数の「十の位」の「4」をかけるんだけれど、この「4」というのは十の位の「4」だから、本当は「40」のことだよね
だから、かけた数の一の位は「0」になるよ。(40の一の位の「0」と365をかけて、「0」になるということ)この「0」は、書かないで省略(しょうりゃく)することが多いので、グレーで表しているよ。
あとは、十の位のところから365と4をかけた数字をかけばOK。
③百の位をかけ算する
かけられる数の365と、かける数の「百の位」の「2」をかけるんだけれど、この「2」というのは百の位の「2」だから、本当は「200」のことだよね。
だから、かけたあとの十の位と一の位は「0」になるよ。あとは、百の位のところから365と2をかけた数字をかけばOK。
④すべての位を足し合わせる
それぞれの位のかけ算をしたら、さいごに全てを足し合わせればOK。このときは、足し算のひっ算をすればいいね。
1095+14600+73000=88695だね。
3けた×3けたのひっ算②もうひとつチャレンジしてみよう。次のようなかけ算のひっ算をやってみよう。
①一の位をかけ算する
312と「一の位」の1をかけよう。
②十の位をかけ算する
312と「十の位」の4をかけるんだけど、「4」って十の位だから、本当は「40」のことだよね。
だから、かけた数の一の位は「0」になるよ。あとは、312と4をかけた数字をかけばOK。
③百の位をかけ算する
312と「百の位」の2をかけるんだけど、「2」って百の位だから、本当は「200」のことだよね。
だから、かけたあとの十の位と一の位は「0」になるよ。あとは、312と2をかけた数字をかけばOK。
④すべての位を足し合わせる
3けた×3けたのかけ算のひっ算のポイントかけ算のひっ算のポイントは、次の通りだったよね。
かけ算のひっ算のポイント
- 数字をたてにそろえて、一の位から順番にかけていく
- くり上げの数をわすれないようにする
3けた×3けたのかけ算をするとき、気をつけないといけないのが「かけた後のけた」だよ。
365と243をかけたら次のようになったよね。
グレーであらわした「0」をわすれて次のようにしてしまう人がいるんだ。
だから、かけ算のひっ算は「階だん」のようになることを覚えておこう。
階だんの右側の「0」は書かなくてもいいから、次のようになるよ。
3けた×3けたのひっ算
- 1けたずつかけたときの答えが階だんのようになる
次の計算で、ひっ算をして答えを求めなさい。
213×154
3けた×3けたのひっ算は階だんだから、次のようになるよ。階だんの右側は「0」だから書いていないよ。
あとは、それぞれ計算してみよう。
次の計算で、ひっ算をして答えを求めなさい。
512×432
3けた×3けたのひっ算は階だんだから、次のようになるよ。階だんの右側は「0」だから書いていないよ。
あとは、それぞれ計算してみよう。
積・和・差・商とは
4年生の算数では、ここで「積・和・差・商」という新しい言葉が登場するよ。これは、計算の答えのことを表すことばなんだ。たとえば、「たし算の答え」のことを、漢字1文字で「和」と言うんだ。たし算の他にも、「ひき算」「かけ算」「わり算」それぞれの答えの呼び方があるよ。
- 和わ:たし算の答え
- 差さ:ひき算の答え
- 積せき:かけ算の答え
- 商しょう:わり算の答え
かけ算の答えのことは「積せき」と言うんだ。例えば、2×3=6だったら、「積は6」という風に使うよ。
「積・和・差・商」の4つの言葉の意味をここでしっかりと覚えておこう。ここから先、次のような問題文が登場したりするんだ。「5と3の和を求めなさい」→「5と3」をたし算した答えを求めればいいので、5+3=8
言葉の意味がわからないと、問題の答えを求めることができないからね。
かけ算のひっ算の工夫
かけ算のひっ算のやり方はわかったかな?数字をたてにそろえて、一の位から順番にかけていくんだったね。
でも、次のようなかけ算のひっ算のときは、ちょっと工夫してかんたんに計算することができるんだ。
たとえば、312×201のばあいを見てみるよ。工夫できるかどうかのポイントは、かける数に「0」があること。
赤字でかいた十の位の計算が「000」(2行目)になっているね。これは、かける数の十の位が「0」だからだね。
「000」だから書かなくても問題ないよね。書かないと次のようになるよ。
これでは2行目(十の位の計算)がスカスカになってしまうから、3行目(百の位の計算)を一段上につめるよ。
このようにかける数の「0」がある位の計算を省いて書いたら、少し短い時間で答えを求められるよね。
かけ算のひっ算に「0」がある場合の工夫
- かける数の「0」がある位の計算は省くことができる。
次の計算をひっ算で求めなさい。
105×220
ひっ算は次のようになるよ。かける数の一の位が「0」だから、赤字のように「000」になって、省くことができるよ。
↓
次の計算をしなさい。
1200×600
工夫できるのは、「かける数」に「0」があるばあいだったね。でも、今回の問題のようなかけられる数のばあいは、ちがった工夫もできるよ。
きちんと「1200×600」でひっ算をしてもいいんだけれど、次のように工夫してかんたんに計算することもできるよ。
1200って、「12×100」のことだよね。600って、「6×100」のことだよね。
だから、「1200×600」は次のように書き直すことができるよね。
1200×600=12×100×6×100
計算の順番を入れかえて計算していくと(かけ算は順番を入れかえてもよかったね)=12×6×100×100=12×6×10000=72×10000=720000と求められるよ。
もっと速く計算したいのであれば、「1200×600」の「0」をとってしまって計算してもOK。
「1200×600」には「0」が4つあるよね。この4つの「0」一度とってしまって、残りの12×6を計算するよ。12×6=72そこまで計算したら、とっていた4つの「0」をもとにもどすよ。つまり72に「0」を4つつけたら計算はおわりなんだ。答えは720000になるよ。
とってもかんたんになるよね。
3けた×3けたの「かけ算のひっ算」のまとめ
- 小学4年生からは3けた×3けたのひっ算が登場する
- 3けた×3けたのかけ算のひっ算のやり方も今までと同じで、「数字をたてにそろえて、一の位から順番にかけていく」
- くり上がりに気をつける
- ひっ算をしていくと、階だんのようになる
- 「0」がある位の計算は省くことができる
計算の答えの呼び方
- 和わ:たし算の答え
- 差さ:ひき算の答え
- 積せき:かけ算の答え
- 商しょう:わり算の答え