「先生が結んで!」靴紐すら結べない小6という現実。自立できない子どもを量産する親たちの丸投げ教育【専門家助言】
「先生が結んで!」靴紐すら結べない小6という現実。自立できない子どもを量産する親たちの丸投げ教育【専門家助言】

「先生が結んで!」靴紐すら結べない小6という現実。自立できない子どもを量産する親たちの丸投げ教育【専門家助言】

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ログイン 新規会員登録 妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

新学期が近づき、子どもの成長を実感する保護者も多いことだろう。一方で、子どもの自立をどこまでサポートすべきか悩む声も少なくないはずだ。

文部科学省「令和5年度学校基本調査」によると、小学校の児童数は約603万人。少子化が進む中、一人ひとりの子どもに手厚い教育環境が整いつつある一方で、過保護とも言える事例が教育現場で問題視されているという。

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「家庭で身につけるべき基本的な生活スキルを学校に任せきりにする保護者が増えています。子どもの自立を妨げる過度な関わり方は、将来的に本人の社会適応能力を低下させるリスクがあります」

こう話すのは危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏だ。

この「過保護」をめぐって、ある元教員が保護者の信じられない言葉を聞くことになる。Hさんは、昨年まで小学校教員として勤務していた。彼女が最後に担任を持った6年生のクラスで、ある出来事があったという。

「体育の授業でサッカーをすることになっていました。そのとき、Aくんがモジモジしている様子だったので声をかけたんです。すると彼は靴を指差しました。靴紐が解けていたんです」

危ないから結んでねと声をかけると、驚きの答えが返ってきたという。

「できないと言うんです。頑なにできないと言うので困ってしまいました。そんなことあります?6年生ですよ?」

しかし、その後もAくんは一向に靴紐を結ぶことを覚える様子がなかった。

「教えたりもしたんですけど。もし何か事情があって、結べないのなら紐のない靴を履いてくればいい話ですし、二者面談のときに保護者に伝えてみたんですよ」

ー体育の授業中に靴紐が解けて困っているので、ご家庭でもご指導をお願いします。

するとーー。

ーえっ。なんで?靴紐くらい先生が結んでくれたらいいじゃないですか。

「驚いたのは言うまでもありません。靴紐を結ぶことすら教えないって…。きっと教えるのが面倒なんでしょうね。できなくてイライラするのが嫌だとか。とにかく自分のことが自分でできない子が多すぎるし、それを良しとする親も多い。手先が不器用など、さまざまな理由はありますが、挑戦すらさせないで人任せにする感覚は理解に苦しみます」

平塚氏は、こう指摘する。

「基本的な生活スキルを身につける機会を与えないまま育てることは、子どもの自己効力感を低下させる可能性があります。『できない』という経験を避けさせることで、失敗から学ぶ機会を奪い、結果的に社会に出てから大きな困難に直面するリスクが高まります」

元教員は最後にこう話してくれた。

「私自身、5歳の息子を育てていますが、叱るときはきちんと叱りたいし、最低限自分のことは自分でできるように育てたいと思っています。今のところ、息子は靴紐を結べます」

【関連記事】「靴紐を結んでごらん」と言っただけで保護者が逆ギレした理由。37歳元教員が語る教育の課題 ※本記事で使用している写真はイメージです 【取材協力】危機管理コンサルタント|平塚俊樹氏【聞き手・文・編集】常田真悠 PHOTO:Getty Images 【出典】文部科学省「令和5年度学校基本調査」

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