霊長類はサルだけではない!分類や特徴、最も人間に近い哺乳類についてを現役講師がわかりやすく解説します
理科生物生物の分類・進化 霊長類はサルだけではない!分類や特徴、最も人間に近い哺乳類についてを現役講師がわかりやすく解説します 今回は「霊長類」というキーワードをテーマにみていきたいと思う。 霊長類は、我々人類が属している動物の分類群です。霊長類について知ることは、自分たち人間についての理解を深めることになるでしょう。 大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。- この記事の目次
- 霊長類とは?
- 分類階級
- 霊長類は「人間も含んだサルの仲間」
- 霊長類の特徴
- ものを掴める5本の指
- 熱帯域に生息しているものが多い
- 大脳が発達している
- 霊長目にふくまれている”科”
- キツネザル科
- アイアイ科
- メガネザル科
- オナガザル科
- テナガザル科
- ヒト科
- 多種多様な霊長類
ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
霊長類とは?
霊長類(れいちょうるい)とは、動物の中でも哺乳綱(ほにゅうこう)の霊長目(れいちょうもく)にふくまれている動物を指す言葉です。
霊長目を「霊長類」というように、哺乳綱は「哺乳類」とよばれることが良くあります。
そうですね。せっかくですので、分類学で使われる分類群の階級を確認しておきましょう。
分類学では、類縁関係の近い生物同士を一つのグループ=分類群とし、さらに近い分類群同士を一段階大きな分類群とし…という風に、似たもの同士をまとめていきます。
全体を見ると、大きな分類群のなかにいくつかの小さな分類群があり、それぞれの分類群のなかにより小さな分類群がある、入れ子のような構造です。
image by Study-Z編集部
現在の分類額では、もっとも大きな分類群から順に「界→門→綱→目→科→属→種」と呼ばれています。これがベースとなりますが、生物によっては、同じ目に属する生物をそれより少し小さなグループである”亜目”にわけたり、近い”科”同士をまとめた”上科”を設定するような場合もあるんです。
また、界の上には「ドメイン」という階級も設定されていますが、こちらはあまりに大きな分類群のため、上の図では省略しています。
霊長類は「人間も含んだサルの仲間」霊長類=霊長目は、別名をサル目といいます。その名の通り、サルの仲間がまとめられた分類群なのです。
サル目という用語の方がイメージがしやすい気もするのですが、最近は霊長目という呼称の方が使われることが多くなっています。
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