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登山届にも使える!地理院地図でGPXルートを作成・保存する全手順 4:04 PM登山を安全に楽しむために欠かせない「登山届」。その提出時に、自分が歩く予定のルートを記した「GPXデータ」を添付すると、万が一の際の救助活動がスムーズになります。
高機能な登山アプリも便利ですが、実は国土地理院が提供する「地理院地図」を使えば、PCの大画面で正確なルートを作成し、GPXファイルとして保存することが可能です。
この記事では、初心者の方でも迷わずに、地理院地図で登山ルートを作成し、保存するまでの全手順を分かりやすく解説します。
1. 地理院地図でルート作成を始める準備
まずは、ブラウザで地理院地図(電子国土Web)を開きましょう。
作成モードに切り替える画面上部にあるメニューの中から、以下の手順でツールを起動します。
**「ツール」**をクリックします。
**「作図・ファイル」**を選択します。
画面右側に「作図・ファイル」のパネルが表示されれば準備完了です。
2. 登山ルートを実際に描いてみよう
ルートの作成には「線」を引くツールを使います。
手順:ポイントを繋いでルートを作るパネル内の「線」のアイコン(折れ線のマーク)をクリックします。
登山口となる地点を地図上でクリックします。
登山道に沿って、曲がり角や重要なポイントを順にクリックしていきます。
コツ: 細かくクリックするほど正確な距離とルートになります。
山頂や下山口まで描き終えたら、最後の地点をダブルクリックして確定させます。
もしルートを間違えて引いてしまっても、確定前なら「一つ戻る」ことができます。確定後でも、パネル内の「編集」ボタン(鉛筆マーク)を使えば、線の形を微調整したり、ポイントを移動させたりすることが可能です。
3. GPX形式で保存(エクスポート)する手順
作成したルートを、登山届の提出サイト(「コンパス」など)や、スマホの登山アプリで読み込める「GPX形式」で保存します。
「作図・ファイル」パネルにある**「保存」**アイコン(フロッピーディスクのマーク)をクリックします。
「ファイル形式」の選択肢から、必ず**「GPX」**を選んでください。
※デフォルトでは「GeoJSON」になっていることが多いので注意が必要です。
「ファイル名」を分かりやすい名前(例:20250801_MtFuji.gpx)に変更します。
**「保存」**ボタンをクリックすると、PCのダウンロードフォルダにファイルが保存されます。
4. 作成したGPXルートを登山届に活用する
保存したGPXファイルは、以下のようなシーンで役立ちます。
登山届受理システム「コンパス」への登録多くの自治体が推奨する登山届サイト「コンパス」では、このGPXファイルをアップロードするだけで、予定ルートを自動で登録できます。手書きや手入力の手間が省け、正確な計画を提出できます。
スマホアプリへの転送作成したファイルをメールやクラウド経由でスマホに送り、登山用地図アプリ(YAMAPやジオグラフィカなど)で読み込めば、現地で自分の現在地と計画ルートを照らし合わせながら歩くことができます。
5. 地理院地図を使うメリットと注意点
メリット正確性: 国が発行する最新の地図データに基づいているため、地形の把握がしやすいです。
無料: 全ての機能を無料で、広告なしで利用できます。
印刷に強い: 作成したルートを表示したまま、紙の地図として高精細に印刷できるため、バックアップ用の紙地図作りにも最適です。
磁北線の確認: 地理院地図は真北を基準としています。コンパス(磁石)を使って歩く場合は、磁北線を表示させて確認するようにしましょう。
通信環境: PC版はオフラインでは動作しません。必ず電波のある場所で作成を済ませておきましょう。
まとめ
地理院地図を使ったルート作成は、一見難しそうに思えますが、一度操作に慣れてしまえばこれほど強力なツールはありません。
「ツール」→「作図・ファイル」を開く
登山道をなぞって「線」を引く
「GPX形式」で保存する
この3ステップをマスターして、より安全で確実な登山計画を立ててみてください。正確な登山届の提出が、あなた自身と家族の安心に繋がります。
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