izukougen2875のブログ
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★23日までスイスのダボスで開かれていた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)。日本からも約40の企業や政府関係者が出席した。そこで20日に行われたカナダのマーク・ジョセフ・カーニー首相の演説が静かに評価されている。「大国がルールや価値観の体裁すら捨てて、権力と利益の追求に走るような世界秩序の断絶に直面する中、カナダのようなミドルパワー(中堅国家)をはじめとする他の国々が無力ではないということです。これらの国々は人権尊重、持続可能な開発、連帯、主権、領土の一体性といった、私たちの価値観を体現する新たな秩序を構築する能力を持っているのです」。

★「“弱き者の力は誠実であることから始まります”。私たちは大国の競争が激化する時代に生きていることを日々思い知らされています。ルールに基づく秩序は衰えつつあります。多くの国が『波風を立てない』『適応する』『従えば安全が買えるかもしれない』と考えるだろうがそれでは守れない。ミドルパワーが頼りにしてきた多国間機関、世界貿易機関(WTO)、国連、締約国会議(COP)などの集団的問題解決の枠組みは著しく弱体化しています。その結果、多くの国が同じ結論に至っています。エネルギー、食料、重要鉱物、金融、サプライチェーンについて、より強力な戦略的自律性を確立しなければならないと。この動きは理解できます。自国で食料を調達できず、燃料を供給できず、防衛もできない国には選択肢が限られます。もはやルールが守ってくれないなら、自らが国を守らなければならない」として、「カナダを含む中堅国家は結束して行動すべき」と訴えたのだ。

★カーニーはハーバード大、オックスフォード大などで経済学の博士号を取得、民間企業を経てカナダ銀行総裁、外国人で初めてイングランド銀行総裁と経済人だ。トルドー首相退陣後の昨年3月、カナダ首相に就任。そのころ米ドナルド・トランプ大統領に「カナダを51番目の州に」と攻められている。今、選挙で勇ましい演説をする政党が増えている。“現実路線”と称して今までの価値を捨てようとする政党もある。新たな価値を見いださず、日本だけが100年前の政治を模索しているようでならない。

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