山本太郎氏が言及「多発性骨髄腫」10万人に6人「血液のがん」佐野史郎ら闘病し復帰/病気メモ
れいわ新選組の山本太郎代表(2025年7月撮影)れいわ新選組の山本太郎代表が21日、健康上の理由でこの日をもって参院議員を辞職する考えを、党の公式YouTubeチャンネルの動画で公表した。
山本氏は動画の中で、辞職について「衆議院選挙(立候補)のためではありません。健康上の問題です」と説明し、「端的に言うと多発性骨髄腫、血液のがん。その一歩手前にいます。ここから先に進行させないことを最大のテーマに今生きなければ、命を失いかねない。なので、議員を辞職して、自分の命を守る行動に入ります」と述べ、今後無期限の活動休止に入る考えを明かした。
◆多発性骨髄腫 血液細胞の一つである「形質細胞」ががん化することで起こるがん。国立がん研究センターなどによると、形質細胞は通常、体内に侵入してきた病原菌やウイルスなどの異物と戦うためのタンパク質である「抗体」をつくり感染や病気から体を守るが、形質細胞ががん化して異常細胞(骨髄腫細胞)になると、異物を攻撃する能力がなくなり、役に立たない抗体(Mタンパク)をつくり続ける。骨髄腫細胞が骨髄の中で増殖していくと、Mタンパクが血液や臓器の中へ蓄積され、全身にさまざまな症状を引き起こす。
初期にはほとんど自覚症状がなく、健康診断や人間ドックの血液検査や尿検査で異常を指摘されて病気が判明する場合や、風邪をきっかけに発覚するケースもある。進行によって、貧血や骨折、骨や関節の痛みなどがあらわれることもあるが、個人差が大きく、引き続き症状がない場合も。さらに進行すると、正常な血液細胞をつくる働きがが低下し、赤血球減少による貧血(息切れや動悸など)があらわれたり、白血球減少によってウイルスなどに感染しやすくなる症状、血小板減少で鼻血や歯茎から出血しやすくなり、出血がとまりにくくなる例もみられる。
また、免疫機能が低下したり、骨髄腫細胞が大量のMタンパクをつくり出すことによって、血液がドロドロになって循環が悪くなって、視覚障害などが引き起こす場合もある。またM淡泊が大量に尿に排泄され、腎臓に大きな負荷がかかり、腎障害の原因にもなります。他にも、さまざまな臓器機能を低下させる可能性もある。また、骨の代謝(修復と破壊)のバランスが崩れ、骨がもろくなり、骨折しやすくなる。また、骨が溶けることで血液中のカルシウム濃度が高くなり、口の渇き(口渇)、意識障害、便秘、吐き気などの症状があらわれることもある。
何らかの理由によって、骨髄腫細胞にさまざまな遺伝子異常や染色体異常が生じていることが知られているが、はっきりした原因はよくわかっていない。治療は抗がん剤による化学療法が中心。他、放射線治療や、患者の血液中にある造血幹細胞を摂取し、それを再び投与して、造血機能を回復させる「自家造血幹細胞移植」を行う場合もある。
多発性骨髄腫は、形質細胞ががん化する「形質細胞腫瘍」の中で、最もよく知られており、日本では人口10万人あたり6.0人が発症するとされ、すべてのがんの約1%、血液がんの約10%を占めている。
著名人では、俳優佐野史郎、漫才師の宮川花子らが、慶大大学院教授の岸博幸氏らが多発性骨髄腫を患ったが、闘病し、現場に復帰している。
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