自己治癒コンクリートのデメリットとは?しくみを図解でわかりやすく解説
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自己治癒コンクリートのデメリットとは?しくみを図解でわかりやすく解説2025年9月30日
ひび割れを自分で修復するコンクリートを知っていますか?
その名も【自己治癒(じこちゆ)コンクリート】
コンクリートが自分でひび割れ直すなんてすごすぎ…不思議ですよね~ 🙂
でもどうやって?自己治癒コンクリートのしくみが知りたい!デメリットは何?こんなぎもんにサクッとお答えします。
自己治癒コンクリートのメリット・デメリットもまとめていますのでぜひ参考にしてください。
さらに自己治癒コンクリートのしくみについても、分かりやすく図解で解説しています。
それではさっそく参りましょう、【自己治癒コンクリートのしくみ】スタート!
目次
Toggle自己治癒コンクリートのメリット・デメリットとは?
自己治癒コンクリートのメリット・デメリットついて見ていきましょう。
メリット自己治癒コンクリートは、1mm程度のひび割れに対応できます。
また、自己治癒コンクリートを使用すると、初期段階のひび割れを自ら修復してくれるので、構造物に大きな影響を与えることが減り、長期的に構造物を維持できます。
よって耐用年数を延ばすことができ、コンクリート製造時に発生する大量の二酸化炭素の削減にもつながるというわけです。
デメリット自己治癒コンクリートでひび割れが修復された場合、その修復箇所の強度が戻るわけではないのでご注意ください。
強度を戻すという意味合いではなく、あくまで耐久性をもたせるという意味合いとなります。
また自己治癒コンクリートの値段は、一般的なコンクリートの2倍程度と言われています。
自己治癒コンクリートのしくみを図解でわかりやすく解説
コンクリートのひび割れを自ら修復する過程を確認していきましょう。
自己治癒コンクリートのしくみ
- 微生物(バクテリア)とエサとなる乳酸カルシウムを入れてコンクリートをつくる
- 正常なコンクリートのときは、微生物たちは寝ている
- ひび割れが起こると、酸素と水が供給され、微生物が活動を開始(乳酸カルシウムを食べ、炭酸カルシウムが出される)
- つくられた炭酸カルシウムがひび割れたコンクリート部分を修復する
自己治癒コンクリートは、コンクリートをつくるときに、微生物とエサをいっしょに加えたコンクリートです。
この微生物たちが、自己治癒コンクリートには欠かせないポイントですね 🙂
自己治癒コンクリート2.正常なコンクリートのときは、微生物たちは寝ている
通常、ひび割れなどのない、正常なコンクリートのときは、微生物たちは寝ています。(スヤスヤ…)
とくにコンクリート内で悪影響を及ぼすということはありません。
自己治癒コンクリート3.ひび割れが起こると酸素と水が供給され、微生物が活動を開始
コンクリートにひび割れがおこると、コンクリート内に酸素と水が供給され、微生物たちが目覚めます。
微生物は活動をはじめ、エサである乳酸カルシウムを食べると、微生物たちは炭酸カルシウムを出すのです。
自己治癒コンクリート4.つくられた炭酸カルシウムがひび割れたコンクリート部分を修復する
微生物から出された炭酸カルシウムにより、ひび割れた部分が修復されます。
なぜ修復されるかというと、セメントは
- カルシウム
- 珪素(ケイ素)
- アルミニウム
- 鉄
などの成分からできていて、水に接するとカルシウムのイオンが溶け出します。
この溶け出した成分が水と反応すると、セメント水和物ができあがり、ひび割れた部分を埋めてコンクリートが固まるという仕組みです。
コンクリートは、セメントと砂、砂利、水からつくられています。
コンクリートは水が乾くから固まるのではなく、水とセメントが反応して固まるということを覚えておきましょう。
一方、コンクリートひび割れの補修方法についてはまた別記事でまとめていますので併せてご確認ください。
自己治癒コンクリートのしくみを図解でわかりやすく!メリット・デメリットまとめ
自己治癒コンクリートのしくみ図解 ①微生物(バクテリア)とエサとなる乳酸カルシウムを入れてコンクリートをつくる ②正常なコンクリートのときは、微生物たちは寝ている ③ひび割れが起こると、酸素と水が供給され、微生物が活動を開始(乳酸カルシウムを食べ、炭酸カルシウムが出る) ④つくられた炭酸カルシウムがひび割れたコンクリート部分を修復する メリット デメリット 自己治癒コンクリートを用いて耐用年数を延ばすことで、コンクリート製造時に発生する大量の二酸化炭素の削減に繋がる1mm程度のひび割れに対応できる
自己治癒コンクリートを使用すると、初期段階のひび割れを自ら修復してくれるので、構造物に大きな影響を与えることが減り、長期的に構造物を維持できる
自己治癒コンクリートでひび割れが修復された場合、その修復箇所の強度が戻るわけではない強度を戻すという意味合いではなく、耐久性をもたせるという意味合い
自己治癒コンクリートの値段は、一般的なコンクリートの2倍程度
今回は以上です。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
名前:ちゃんさと- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木工学科卒業
- 大学卒業後、某県庁の公務員(土木)として7年間働いた経験を持つ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 今はブログで土木、土木施工管理技士の勉強方法や土木知識をメインにさまざまな情報発信をしています。
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