絶対に触ってはいけないキケンな化学物質ベスト7
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キケンな化学物質7選 / Credit: jp.depositphotos chemistry
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絶対に触ってはいけないキケンな化学物質ベスト7

2021.02.15 20:00:20 Monday

世の中には危険がたくさんありますが、その中で、何としてでも避けるべきは「有毒な化学物質」です。

有毒な化学物質には、人が作ったものもあれば、自然から得られたものもあります。

今回は、絶対に触ってはいけないキケンな化学物質7選をご紹介します。

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目次

絶対に触ってはいけないキケンな化学物質7選

1.シアン化ナトリウム

シアン化ナトリウム(sodium cyanide)は、世界で最も危険な化学物質の一つです。

もともとは化学的な反応物質として工場生産に使われていました。

しかし、もし生身でそれに触れてしまうと、シアン化物中毒を起こし、数秒という内に死に至るでしょう。

この中毒は、細胞が持つミトコンドリアの中で、シアン化物がタンパク質に結びつくことで起こります。

一度タンパク質に結びつくと、細胞が酸素を取り込めなくなって、細胞レベルで窒息してしまうのです。

また、中毒にかかると、シアン化物に特有のアーモンド臭がすることで知られます。

2.VX

VXは、戦時中に化学兵器として作られた神経毒です。

1950年代にイギリスの化学者によって作られ、わずか数ミリグラムで人を死に至らしめます。

VXガスとして使われ、皮膚から体内に吸収されると、神経と筋肉組織の信号を遮断して、激しい身体麻痺を引き起こします。

麻痺は肺と横隔膜まで達し、筋肉の動きを阻害して、窒息状態になります。

そのため、主に呼吸器を防ぐガスマスクだけでは対処できません。

衣服や木材などにも長期間にわたり毒性が残るため、VXに汚染されたものを触るだけでも危険です。

また、親油性が高く、水だけでは洗浄しきれません。

人工的に作られたものの中では、最も毒性の強気化学物質とされます。

3.三フッ化塩素

三フッ化塩素(Chlorine trifluoride)は、塩素とフッ素の化合物で、きわめて強力な酸化剤として有名です。

常温で硫化水素を混ざると爆発反応を起こします。

そのため、ロケット燃料の主成分の一つとしても使われています。

ナチス・ドイツは、三フッ化塩素の軍事利用を計画し、兵器開発を進めていました。

焼夷兵器や毒ガスとして有効なことが示されましたが、戦時下での実用は記録にありません。

4.バトラコトキシン

バトラコトキシン(batrachotoxin)は、自然界が生んだ最も強力な毒素の一つです。

その毒は、南米の熱帯雨林に生息するモウドクフキヤガエルから得られます。

バトラコトキシンは、神経毒性を持っており、体内に入ると筋肉の正常な動きをくるわせて心臓発作を引き起こします。

現地の人は、古くから矢毒としてバトラコトキシンを使っているそうです。今のところ、解毒剤も存在しません。

その一方で、モウドクフキヤガエル自身は、筋肉や神経にバトラコトキシンへの耐性があります。

5.リシン

リシン(ricin)は、トウゴマの種子から抽出されるタンパク質です。

その種子に毒性のあることは古くから知られていましたが、1888年に初めて、エストニア人の微生物学者により有毒タンパク質が単離され、リシンと命名されました。

リシン分子は、AとBの2つのサブユニットからなり、まずBが細胞表面にくっついて、Aを細胞内に送り込みます。

Aサブユニットは、細胞内のタンパク質を作るシステムを切断することで、その個体の生命維持を困難な状態にさせます。

ヒトにおける致死量は、体重1キロあたり0.03ミリグラムとされます。

これとは別に、サプリメントとして流通するリシン(lysine)と名前が同じなので、注意が必要です。

最後の2つは、私たちの日常生活でも馴染み深いものになります。

6.ボツリヌストキシン

ボツリヌストキシン(Botulinum toxin)は、ボツリヌスという細菌が作る毒素です。

自然界が生んだ強力な毒素の一つに数えられますが、投与量を守れば、私たちに利益のある薬品となります。

例えば、医薬品としては、筋肉を収縮させないよう働く作用を使って、シワ伸ばしなどの美容に使われます。

アルカリで処理するか、100度で10分加熱すると毒性はなくなるので、安全です。

しかし、ある一定量を超えると、強力な毒性を発揮します。

とくに中毒性が強く、それが深刻化すると、めまいや頭痛、視力低下、下痢、嘔吐などを起こし、最終的には全身麻痺に至ります。

7.ニコチン

ニコチン(nicotine)は、主にタバコの葉に含まれるアルカロイド(植物塩基)で、この中では最も有名でしょう。

もとは植物が昆虫に食べられるのを防ぐために作り出した毒素ですが、ご存知のように、ヒトに対し強烈な中毒性を持ちます。

症状が軽いと、めまいや吐き気、呼吸に乱れ程度ですみますが、深刻化すると、痙攣や呼吸麻痺、意識障害を起こします。

ヒトのニコチン致死量は大人で500〜1000ミリグラムとされますが、子どもはもっと少ない量でも危険です。

身近にあるという点では、ニコチンが最も危険な物質かもしれません。

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